氷結の女王襲来ってマジすか?
え、潰して欲しいって、なんで俺?!会ったばかりだよな…
「あの…会ったばかりで、僕の事を見込んでって…」
「あんたの、大人びてるその態度、そしてそのイケメンと可愛さが詰まってるその顔、あんたにならできる!」
いやいやいや、何言っちゃてるのこの子、潰すのに、態度とか顔とか全然関係ないでしょ?!
「いや…流石に無理じゃないですかね…」
「なんだてめぇ、姉貴が見込んでやってるのに」
「なめてんじゃねーぞ、俺たちでも見込んでもらってないのに!」
怖い……顔が赤ちゃんなのに、話すとヤ○ザすぎる……
「あんた達は、引っ込んでな!すまないね…とりあえず、話だけでも聞いてくれ」
「わかりました、話だけなら…」
流石に、赤ちゃん同士だから、殴り合いではないよな……
「あんたには、氷結の女王に気に入ってもらいたい」
「氷結の…女王…?」
「氷結の女王は…先生でありながら、赤ちゃんには一切笑顔を見せない、噂では甘えてきた子を睨んで、泣かせたって話もある、冷酷な先生さ」
いや、なんで先生やってんの?!その人。
「それで…なんで俺がその人に、気に入られて欲しいんですか?」
「他の組の連中も、その先生に気に入られたくて、頑張ってたんだけど…ボコボコにされてねぇ…そこでチューリップ組が、その先生に気に入られたら、他の連中を見下せるって訳よ、それにあんたは私が見てきた赤ん坊の中で、トップクラスに顔がいい!!」
いや結局顔かい!
「顔が良くなきゃ、私もあんたを助けたりはしない」
あっぶねぇ、前世の俺の顔じゃフル無視されてボコボコにしてたのか……
「とりあえず、俺はどうしたら…」
「まずは、あんたが出せる最大の可愛さを、氷結の女王に見せつけてやりな」
いやむりむりむり、元は35のクズでクソのブスニートだぞ?!そんな俺が可愛さなんて…
「お、おい…氷結の女王が来たぞーー!!」
「まだ、来る時間じゃないだろ!!」
「クソっ予定より早く来たな!」
え、急すぎでしょ!?あんだけ、荒れてた皆が急に、怯えだした…そんなにやばいのかその人…
「ほら、あんた何してるんだい、全力の可愛さを見せつけてやるんだよ!」
「いや急すぎ!!むりむり」
ドアが開く音が聞こえ、振り向いたら…そこには冷たい目をしていて、どこか怒っているような顔をしている人が居た…
この人が全保育園児に怖がられている、氷結の女王か…
「この子が、新しく入って来た園児ですか…」
やばい、怖すぎる…どうしよう、逃げたい…
でも姉さんに見込んでもらった、そしてこの俺の顔、行ける…氷結の女王に気に入ってもらうぞ!
姉さん、チューリップ組のみんな見ててくれ!
これが俺の最大の可愛さだーーー!
「あぅ……?」
俺は女王の前に立ち、斜め35度首を傾け、人差し指を口につけ、上目遣いをした、これならどんだけ、怖がられてても敵わないだろ……勝ったな…
「はぁ……先生、もうすぐお昼寝の時間なので、お布団の準備お願いします」
俺の全力の可愛さを見て、深いため息をついて、去っていった……
「あの、どんまい…また次頑張ろ…」
「ゆい先生(氷結の女王)、ここの記入お願いします!」
「えぇ、わかりました」
(あの子すっごく可愛かったなぁ〜!!!!)
次回へ続く!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
完全スルーされたと思い込む健人ですが、ゆい先生の強烈な「心の声」を知る由もありません。果たして健人は、どうやって氷結の女王を攻略するのか、園内トップにチューリップ組を行かせるのか!もし「面白い!」「続きが気になる!」と思ってくださったら、「ブックマークに追加」星「★」を押していただけると、ものすごく励みになります。次回『宣戦布告』デュエルスタンバイ!




