罪滅ぼしってマジすか?
気絶していた少年が、目を覚ました。
「ん……ここ……どこ?イカの魔人は?!僕、捕まってたはずじゃ……」
そう言いながら横を見た時、
驚愕しながら喋った。
「え?なんで……土下座してるの?!てかだれ?!」
俺は少年が、
目を覚ますまで、
真横で土下座していたのだった。
俺は土下座しながら、
大声で少年に話した。
「お疲れ様です!!俺は冴島健人って言います!!あなた様に会えて光栄です!!」
それを聞いた、
少年が怯えながら答える。
「いや怖すぎでしょ!!なんで土下座してるの?!」
なぜ俺が
土下座してるのかと言うと。
♢♢♢
前世の小学4年生の頃。
俺は、
気絶していた少年『翔太』と、
たまに会って遊ぶ関係だった。
事件が起きたのはある時、
魔が差したとしか言いようがない。
俺は翔太の家から、
ゲームカセットとカードゲームを、
ないないしてしまった。
当然すぐにバレて
そこから数日後。
翔太の父が怒りながら家に来て、
俺はタイミング悪く、お風呂上がりだった。
服を着る暇なく、
全裸で謝罪したという過去があった。
その後、
翔太とは話さなくなったが。
♢♢♢
せっかくタイムリープ先で人助けしたと思ったら、前世で俺が最低な事をやらかした被害者かよ!!
だが、俺は今世では『いい事』を、
すると誓ったのだ!
口には出してないが、
今心の中でガチで誓ったのだ!
俺は過去の罪を精算するため、
この少年に全力で罪滅ぼしをする。
そう思いながら、
驚愕してる翔太に、
目を輝かせながら話す。
「翔太くん!なにか手伝えることはないかい?君のためだったら、何でもするよ!」
そんな俺を見て、
翔太がドン引きしながら答える。
「え……初対面ですよね?急になんなんですか?」
俺は、
自慢げにこう話した。
「俺は、あのイカ野郎を倒した張本人さ!!困った人を助けるのが趣味でね!」
俺がそう言うと、
翔太は興奮しながら話した。
「え!!魔人を倒したの?!凄いよ!!」
疑いもせずに信じるなんて、
めっちゃ可愛いやん!
知り合いなのに、
母性が湧いてきた。
そう思いながら、
不敵な笑みを浮かべながら答える。
「そうだ!!俺は正義のヒーローだからな!!それで?困った事はないのか?」
そう話すと、
翔太が深刻な顔つきで話す。
「困った事あるけど……解決できないよ……」
俺は、
少し微笑みながら言う。
「俺に解決できない問題は無い!!君の助けにきっとなれるだろう!!」
その言葉を聞いた、
翔太は不安そうに話す。
「僕の……ママとパパが喧嘩してるんだ……仲直り出来ないかな?なんか……『りこん』とか言ってたけど……」
俺はそれを聞いて、
顔だけ笑みを浮かべながら。
これ……無理だ、
聞いたけど助けようがないな……
すまんが翔太、諦めてくれ。
そう心の中で、
思う健人だった。
次回へ続く!
【次回予告】最後まで見て頂きありがとうございます!
前世の罪滅ぼしを果たすため、翔太のヒーローとして盛大に胸を張った健人!
「解決できない問題は無い」と豪語し、完璧なフラグを建築したものの、
救出した子供の口から飛び出したのは、ヒーローの武力ではどうしようもないガチの家庭崩壊の危機だった……!
顔だけは笑ったまま精神が完全フリーズした健人は、このリアルすぎる無理ゲーを突破できるのか!?
次回、第50話『修羅場』お楽しみに!
『作者からのお願い』
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