最後の思い出作りってマジすか?
皆が困惑していた時、1人の園児が声をかけた…
「な、なぁ佐藤!お前どうしたんだよ!」
佐藤は…不思議そうに俺たちを見ていた…その後笑いながら俺たちに話しかけてきた…
「みて〜ぶっぶー(車)」
佐藤は完全に普通の子供になっていた……みんなが困惑していると、明らかにいつもと違う佐藤を見て…ななこさんが…
「ちゃんと喋ろよ!佐藤!どうしたんだよ!なぁ!」
そう言って、目に涙を浮かべながら…
佐藤を、掴んで必死に訴えていたななこさん…
俺たちはななこさんを全力で止めていたが……
止まる気配が見えなかったその時……
「はいはい、何してるの?」
先生が急いで止めてくれた…
「ななこちゃん!そんな事お友達にしたらダメでしょ?」
先生はそう言って、佐藤を抱き抱えた…すると佐藤が……
「こわい…」
と言って泣き始めた、
それに続いて皆もそんな佐藤を見て泣き始めた……俺は何も言うことは出来なかった……
そして帰りの時間になり……俺たちは帰った
そして次の日、保育園の自由行動の時間、体育館物置にて……
「お、来たね、」
「遅いよ?全く…」
俺たちは、さくら組、バラ組、チューリップ組の代表者達で昨日起きた事の話し合っていた……
「そっかそんな事があったのか…」
「でも、なんで?」
皆が困惑している時に…俺は話す事にした…神の事は話せないけど、話せる事を……
「多分だけど…前世の記憶が、全て無くなったんだと思う…」
「前世の記憶?」
「う、うん……」
やばい…難しすぎてなんて話せばいいか分からねぇ!!と思ってビクビクしてる俺を見て…
ななこさんが真剣な顔で……
「いいよ、健人思った事話して」
それを聞いた、俺は少し肩の荷がおりて…話し始めた……
「みんな…前世の記憶があったから、1歳児で口調とか色んな単語とかを分かってたんだと思ってて、それが2歳児になり…ちょっとずつ喋り始める頃だから全て消えるんだと思います…」
これが俺の話せる限界だ……それを聞いた皆が……
「でもなんで?消えたんだ?」
「そうだよ、急に消えるなんておかしいよ…」
やばい…神の事言えないから…
なんも話せねぇよ!!
どうしようと思ってた時にななこさんが……
「新しい人生になるから…」
「え?」
「みんな新しい人生を歩むから、神様が消してくれたんじゃないかな?」
そう言った、ななこさんは…少し微笑んでいたが今にも泣きそうな顔で俺たちを見た…俺はそのななこさんを見て……
「そうだと思います…でも1つ変わらない事が…」
「変わらないことって?」
神様も言っていた……
「友達って事は覚えてます!口調や普通の赤ちゃんに戻ったとしても!」
俺はそれだけは言い切った…それを聞いたみんなも…
「寂しいけど!友達って事は変わんないなら…」
「お、俺も一応友達だよ?バラ組のみんなを、物で釣ったとか関係なしにね!」
みんな、一応納得してくれたっぽい…安心した俺の顔を見てななこさんが…
「健人、ありがとね!」
「ななこさん……」
「私からもありがと!」
「かおり〜」
「一応このバラ組であり、可憐な金次様からもお礼を言おう!」
「いや、いいやそれは」
「ふざけんな、礼を受け取れ!この俺が言うんだぞ!」
そうだ…言わなきゃな、あれを…俺は立ち上がり、みんなの前に行き……
「この先大人になっていくにつれて、記憶が曖昧になっても、おもろい事やったってわかるように、最後の思い出作り始めよう!」
皆が俺を見て…笑いながら……叫んだ!
「おぉーー!!!」
「ちょっとこんな所で何してるの!危ないじゃない!」
体育館の物置で話してた俺たちは、先生に見つかり、すごく怒られてしまった……
次回へ続く!
最後まで見て頂き本当にありがとうございます!
2歳児になって普通の子になった佐藤を見て、泣きじゃくったみんな…次の日さくら組とバラ組とチューリップ組の代表者達での話し合いで、みんなで最後の思い出作りを、始めることになった皆!今後のみんなはどうなって行くのか…
次回『忘れたみんな』お楽しみに!もうすぐ保育園編終わります!
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