睡眠時間10分?!ってマジすか?
「死んでも……許せよ!!クソガキ!!!!」
ミカヅチはそう叫び、
俺に向かって突進してきて、殴りかかってきた。
『バゴーンッッ!!!』
俺は、両手を前にやり、
ガードの体制を、とったが。
あまりの速さと、威力で、
吹き飛ばされて、しまったのだ。
『ドシャーンッ!!』
「うわぁ……ぐっ!」
俺は巨大な岩に激突して、
痛みを抑えながら、焦った表情で思った。
クソ痛え……今まで戦った奴の中で、
1番強い、あのパンチ顔に食らったら。
確実に、死んでしまう……
そう思っていると、
ミカヅチは、狂気な笑みで近寄ってきた。
「なぁ……冴島健人!!わかっただろ?俺の強さ!!俺は、アルマの双子須之王よりも、遥かに強いぜ?あいつが、力を取り戻してもな!!」
俺はその言葉を聞き、
ミカヅチの前に立ち。
鋭い目つきで、ミカヅチを睨み、
猛スピードで、土下座したのだった。
俺は、地面に頭をつけながら話した。
「本当にすみませんでした!!ミカヅチさん……いや、ミカヅチ様!!!!」
そんな俺を見たミカヅチは、
ドン引きした表情で、答えたのだった。
「お前……プライドとかないのかよ?男って、プライドしかない生き物だろ?なんで、頭下げてんだよ!!」
俺は、頭を上げて、
ミカヅチを見上げながら。
清々しい笑みを、浮かべた表情で言った。
「だって……プライドなんか持ってたって、腹の足しにはなりませんから!」
ミカヅチは、笑いながら俺に話した。
「ははっ!お前は、本当に面白いやつだな!!アルマから聞いた通りのやつだ!」
俺は、不思議そうな顔で聞いた。
「あの……なんでそんなに、強いのに須之王と戦わないんですか?」
そう話す俺を見て、
ミカヅチは、真顔で答えたのだった。
「いやめんどくさいやん……なんで、人間のために俺様が、動かないといけないんだよ!」
えぇ……嘘でしょ?
アルマ様の、一応部下だよね。
めんどくさいって……マジすか?
そう唖然とした顔をしながらも、
俺は、ミカヅチに聞き返した。
「じゃあ……なんで、俺を鍛えてくれるんですか?俺も一応、人間ですよ?」
ミカヅチは、不気味な笑みを浮かべて言った。
「だって……お前みたいなガキ、分からせるの俺様大好物だからよ!!」
「ははは……聞かなきゃ良かった。」
俺は、薄い笑みでそう呟いたのだった。
♢♢♢
そして俺とミカヅチは、
場所変えて、村にある家の中に入ったのだった。
その家は、他の家とは少し違い、
他より、綺麗ではなかったのだった。
その家の中に入り、
椅子に座って、困惑した顔で聞いた。
「なんで……家の中なんですか?外では、ダメな理由が?」
そう聞くと、
ミカヅチは、俺の目の前の椅子に座り。
どこか寂しそうな顔で、答えた。
「この家はな……大昔、俺様と妻が住んでいたんだが、妻が居なくなった今、落ち着いて話せるのが、ここの家の中なんだ!!」
こんな人でも、奥さんいたんだ、
世も末とは、この事を言うんだな!!
不思議な世界だな……
そう思っていると、
ミカヅチが、キレた顔して話した。
「お前な……俺様も、一応心の声は聞こえるからな?気をつけろよ、手が滑って殺すかもだし!!」
「はい……気をつけます。」
俺は、怯えた顔で答えたのだった。
ミカヅチは、真剣な表情で話を切り出してきた。
「それで……?大体は天使の女から聞いたが、学校とやらに行き、修行をしながら魔人のクソ共を倒すんだって?」
俺は、真剣な面持ちで話したのだった。
「はい!住民を守り、修行をつけてもらって、魔人のゴミ共を蹴散らしたいなと思ってます!!」
その言葉を聞いたミカヅチが、
鋭い目つきで睨み、口を開いたのだった。
「お前……甘いんじゃないのか?言いたいことは、分かる!だがな、今のお前じゃそれは全て無理だ」
俺は、負けじと真剣な眼差しで、
ミカヅチを見て、答えたのだった。
「わかってます……ですが、魔人を出現させた原因は俺なんです……俺のせいで、関係の無い人々が死ぬのは嫌です!!」
『パンッ!!!』
『ビシャッ!!』
そう言うと、
ミカヅチは水が入ったコップを、俺に投げて。
怒りに満ちた表情で、声を荒らげた。
「いい加減にしろ!!次、俺様の前でふざけた事を抜かしたら、お前を殺すからな!!!」
俺は、ミカヅチの顔を見て、
立ち上がり、唇をかみしめて。
涙を流しながら、叫んだ。
「何がいけないんだよ!!こんなクソみたいなことで、関係の無い人達が死ぬのが、ダメな事なのかよ!なぁ、答えてくれよ……俺は、どうすればいいんだよ!!!」
そう叫ぶと、
ミカヅチは、深刻そうな面持ちで答えた。
「その通りだよ……クソみたいな事で、人達が死んで、お前まで巻き込まれて、どうすればいいか分からねぇよな……」
「だがな……お前が、自分のせいだって思う事自体が間違いだ!!確かに、お前が時をかけたのが原因だけど、それをやったのはあの、馬鹿アルマだ!」
「あいつが、ほぼ悪い!!あとは、クソガキの須之王が悪い!!全部、あのクソ兄弟が悪い!!」
この人……めっちゃ言うやん、
え、一応部下だよね???
俺は、少し引きながらも、
涙を拭き、頭を下げて言った。
「お願いです……やらせてください!!アルマ様が悪いってのも、分かるんですけど……俺、タイムリープしてもらったんです!!その恩返しがしたい」
「だから……お願いします!!こんな俺でも、修行をしてください!!!」
そう言うと、ミカヅチは頭を掻きながら、
微笑んだ顔で、話した。
「わかったよ……修行つけてやるよ!!」
俺はそう聞いて、
満面の笑みを浮かべたのだった。
ミカヅチは、不敵な笑みで口を開いた。
「だが!!お前には、厳しい試練を受けてもらう!とりあえず……そうだな!」
「学校終わり、修行して魔人退治だから、お前の休みは10分あれば十分だろ!!」
「じゅ……10分?!それは、さすがに……」
俺は、驚愕した顔で言うと、
ミカヅチは、ゴミを見るような目で言った。
「あぁ?やれない訳ないもんな?やれるよな!!どうなんだよ?」
俺は、真顔で答えたのだった。
「はい、やります。」
こうして、
俺のハードスケジュールが出来上がったのだった。
♢♢♢
そして、俺が現世に帰ったあと、
ミカヅチは、アルマが居る天界へ行き。
呆れた表情で、ミカヅチが、
アルマに、話したのだった。
「お前なぁ……めんどくさい事、俺様に押し付けんなよ!なんで、俺様が健人にキレなきゃいけないんだよ!!」
そう話すと、
アルマは、悲しそうな笑みで答えた。
「本当にすまないね……僕も、言いたいんだけど!あの子に嫌われたくないし、自分のせいって思ってる健人くんを見るのが、辛くてね!!」
ミカヅチは、微笑んだ顔で言ったのだった。
「そっか……まぁ、何となく分かるな!健人は根はいい奴だから、嫌われたくないのは……だけど、それに俺を使うなよ!!本当に、お前の父ちゃんそっくりで嫌になるわ!!!」
「いや〜そんなに褒めるなよ!照れちゃうな!」
「褒めてねぇよ!!バカ男!」
そう話していると、
アルマが、満面の笑みで話した。
「それじゃあ……よろしくね!健人くんのこと!」
「……はぁ、わかったよ!あいつの事は、俺に任せて謝罪文でも書いてろ!アホアルマ!!」
呆れながらも、
笑みを浮かべて、そう話すミカヅチだった。
次回へ続く!!
【次回&作者からの報告!!】
最後までお読みいただき、ありがとうございます!!
最強の神ミカヅチの一撃に、まさかの「音速土下座」で応じる健人!そして、関係のない人を巻き込みたくないと話す健人に、ミカヅチが見せた不器用すぎる優しさ。
そして現世に帰った健人の裏で、天界で繰り広げられるアルマ様とミカヅチの秘密の会話。
健人を託されたミカヅチの特訓とは、一体どんなものなのか!?
次回、第116話『最強への道』
お楽しみに!!
『作者からのお願い!!』
「健人の音速土下座はおもろい!」「ミカヅチめっちゃ優しい!!」と思った方は、ぜひページ下部から【ブックマーク登録】や、評価の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして、モチベを爆アゲしてください!!




