覚悟を決めるってマジすか?
そして次の日の朝、
俺は布団にくるまりながら、考えていた。
もう、朝か……
ほんの少しだけしか、眠れなかったな。
四天王の中で、今の須之王より強い男か……
無理だな!!でも、住民を見捨てて修行か。
でも、その男には勝てないし、
修行に行ったら、住民守れる人居ない。
これまで、400人以上が魔人にやられてるのに、
どれだけ……被害者、増えるんだよ。
やばい……考えすぎて、多分ハゲる!!
一旦、考えるのやめるか。
俺はそう思いながら、
学校へと、向かったのだった。
♢♢♢
そして学校にて、
俺は、無理に笑顔を作り教室へ入った。
「あ、健人くんだ!!おはよう!」
「おう……おはよう!」
俺は、挨拶をしたあと、
席に座り、窓を眺めたのだった。
あ、やばい……今みんなに会うと、
「この子も、死んじゃうのかな」って。
思ってしまう!!ダメだ……何も考えるな、
頼むから……誰も、話しかけないでくれ!!
俺は、頭を抱えながら、
そう、考えていた時だった。
俺の事を、心配そうに見ていた、
金次が、不安そうな顔で聞いてきた。
「なぁ……健人?お前、今日様子おかしいぞ?」
俺は、金次の方を振り向き、
目がガンギマリになりながら。
不気味な笑みで、答えたのだった。
「大丈夫だ……何も、ないから!安心してくれ!!へへへ……へへ」
全力で作り笑みを作ったら、
金次がため息を吐き、呆れた顔していった。
「……はぁ、お前分かりやすすぎる!とりあえず、少しついてこい!!」
そう言って、
俺の手を引きながら、教室を出たのだった。
♢♢♢
そして俺と金次は、
今は、使ってない部屋に入ったのだった。
俺は、薄い笑みで金次に話しかけた。
「なぁ……金次!もうすぐ、朝のホームルーム始まるけど、行かなくていいのか?」
金次は、真剣な顔して、
俺の肩を掴み、答えたのだった。
「そんな事どうでもいい!!幼稚園から、中学1年までずっと、一緒だったから分かる!!お前、何隠してんだよ!」
俺はその言葉を聞き、
顔を俯かせて、口を噛み締め呟いた。
「何もねぇよ……」
金次が、そんな俺を見て、
悔しそうな顔して、話したのだった。
「俺や、ななこや、かおりにはタイムリープした事も、全て話したのに……話せないのか?」
俺は、悲しそうな目で何も言わずに、
下を向いていると。
金次は、寂しそうな顔して言った。
「分かった……もう大丈夫だ、悪かったお前に無理に聞こうとして、ホームルーム行くぞ!」
『ガラ……』
そう言いながら、ドアを少し開けて、
金次が、部屋を出ようとした時。
俺は、悲痛な表情を浮かべて口を開いた。
「地獄から……四天王が来ててさ、その四天王の1人が、俺より強いって天使に言われて、修行する事になったんだけど……」
金次は振り返り、不安そうな顔して俺を見た。
「修行してる間さ……クニオスとアビスがやられたから、誰も住民を守るやつが居なくて……」
「修行しないと、俺はそいつに勝てないし、修行に行ったら、住民が危険な目に遭うし……」
俺はそう言って、
金次の方に振り向き、悲しそうな笑みで言った。
「俺……どうすればいいかな?」
そう言うと、
金次が、胸を締め付けられる表情で喋った。
「それは……辛かったな、お前はすごいよ。」
そう言った後、
金次は、真剣な顔して切り出した。
「だが、お前が悩んでる事には、答えはないと思う!」
俺は、苦しそうな顔して呟いた。
「そうだよな……」
金次は俺の顔を見て、優しい笑みで言った。
「多分……お前は、どっちも選ぼうとしてるよな?俺は、それでいいと思う!」
「お前何言って……どっちも選ぶ事なんて」
俺が、困惑した顔で口を開くと、
金次は、満面の笑みで答えた。
「できない!!なんて……誰が決めたんだよ!あるかもしれないし、ないかもしれない、そんなの分からないけど、あるって思って考え続けろ!!」
「そうやって……いつまでも、落ち込んでいたってなんにもできないし、何も決められない!!」
「お前には、俺がいる!ななこやかおりもいる!シャドウ……は犬だけどいる!!俺たちも、一緒に考えてやるよ!!」
俺は、少し安心した笑みを浮かべて言った。
「金次……お前、ありがとう……な?」
『バーンッ!!!』
「ぶふぁ……!!」
俺が話してる最中に、
部屋の扉が、倒れてきて金次が下敷きになった。
そこから、ななことかおりが金次を踏んで、
俺に、駆け寄ってきた。
「「健人ーーー!!!!」」
『パンッ!』
そう言いながら、抱きついて来たのだった。
俺は、困惑した顔で2人に聞いた。
「どうしたんだよ……2人共!!」
ななこは、目に涙を浮かべて言った。
「健人!!1人で抱え込まないで……あたし達を頼ってよ、お願いだから……」
俺は、嬉しそうな顔で呟いた。
「ななこ……すまなかったな」
かおりも、少し涙を流しながら話した。
「健人が、助けてくれた分……私達も健人の、助けになりたいから!!なんでも言って?ムラついたら私たち呼ぶとか、殴りたくなったら私たち呼ぶとか」
「かおり……!!俺の事、なんだと思ってるんだ……?」
俺が、笑みを浮かべて言うと、
かおりは、真顔で答えた。
「健人の事『変態沼らせダメ女製造機』だと思ってる……」
俺……もうちょい、ちゃんとしようかな。
そう思っていると、
金次が、ボロボロになりながら。
微笑みながら、話したのだった。
「健人……分かっただろ?俺たちがいる!!」
俺は、嬉しそうな笑みで口を開いた。
「あぁ……ありがとうな!お前ら!!」
その言葉を聞いたみんなは、
満面の笑みで、俺を見ていたのだった。
金次が、不敵な笑みで話した。
「それじゃあ……お前ら、みんなで解決策見つけるぞーー!!!」
俺たちは、楽しげな笑みで片手を上げて、
一斉に、答えたのだった。
「「「おぉーーー!!!!」」」
「ワオーーーン!!」
「ワオーン……?って、なんでお前がここにいるんだよ!シャドウ!!!」
俺は、驚愕しながら言うと、
楽しそうな顔で、シャドウがいたのだった。
♢♢♢
それから数日が経ち、
部屋で、休んでいた時だった。
『ガチャッ!』
部屋の扉が開いて、
そこから、天使がやってきたのだった。
俺は、呆れた顔で話しかけた。
「お前……来る方法、バラバラすぎるだろ!!」
そう話すと、
天使は、満面の笑みで言った。
「いや〜バリエーション、いっぱいあった方がいいかなって、思ってさ!!」
俺は、笑みを浮かべ呟いた。
「なんだよ……それ!」
天使は、微笑みながら聞いてきたのだった。
「決まったか……?何するか!」
俺は、不敵な笑みを浮かべて答えた。
「俺は……住民を見殺しにはできない!!でも、修行はしたい!」
「だから……その最強の男とは戦わないからさ!残りの四天王と今いる全ての魔人を一匹残らず殺させて欲しい!!」
天使は、不思議そうな顔で聞き返した。
「それじゃあ……どうするんだよ?修行しないのか?」
俺は、狂気的な笑みで話した。
「いや、修行の量を減らすだけだ!全ての魔人を殺し切るまではな……!!!」
天使は、口角を上げてにやけながら言った。
「いいのか……?休む暇なんて、ないけど?」
「あぁ!そんなの要らねぇ……俺、身体能力持ちなんでね!!」
俺は、負けじとニヤケ面で言ったのだった。
次回へ続く!!
【次回&作者からの報告!!】
最後までお読みいただき、ありがとうございます!!
一人で地獄のような2択で頭を抱えていた健人。しかし、金次、ななこ、かおり、そして魔犬・シャドウという最高の仲間が、その孤独な心を救ってくれて。
『変態沼らせダメ女製造機』という、かおりからの衝撃的な称号をもらいつつも、健人が天使に突きつけた答えとは……
「最強の男とは戦わないからさ!残りの四天王と今いる全ての魔人を一匹残らず殺させて欲しい!!」
二択をぶち破り、すべての魔人を狩り尽くすという狂気的な強行軍を選んだ健人!休む暇すらない過酷な戦いが、幕を開ける!!
身体能力持ちの健人は、果たして全ての魔人を殺し切ることができるのか!?
次回、第114話『殺戮の中学生、そして新たな神』お楽しみに!!
『作者からのお願い!!』
「金次が扉の下敷きになったの草」「最高の仲間持ってよかったな!!」と思った方は、ぜひページ下部から【ブックマーク登録】や、評価の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして、作者のモチベを爆アゲしてください!




