健人、灰になるってマジすか?
そこから数日が経ち、
俺たちは、旅に行く準備をして。
待ち合わせ場所の、駐車場にいた時だった。
俺は、絶望した顔で考えていた。
マジで、行きたくない……
トラブルしか、起きる気がしない。
ななこもかおりも、どうかしてるよ、
俺なんか、好きなんてよ。
元クズ35歳童貞ニートなのに……
そう考えていた時、
ななこと、かおりが到着したのだった。
俺は、2人が走ってくるのを見て、
表情を変えて、作り笑顔で待っていたら。
ななことかおりが、近寄ってくる度に、
スピードが上がり、俺に突進してきた。
『バーンッ!!』
俺は、考える暇もなく、
2人に、思いっきり抱きつかれたのだった。
俺は倒れ込み、苦しそうな顔で言った。
「お……おはよう、ななこ……かおり……!」
そう言うと、
ななこは、俺のお腹に顔をすり寄せ。
顔を見上げて、嬉しそうな笑みで答えた。
「おはよう!!健人……会いたかった!!」
可愛いけど……可愛いんですけど!!
勢いよく、抱きつくのは……やめてほしい。
昔のななこが、少し恋しいよ……
そう思っていると、
かおりが、俺の顔まで近寄り。
微笑んだ顔して、耳元で囁いた。
「健人……おはよ!今日は、楽しもうね!!」
こいつは、キャラ変わりすぎだろ!!
なんで、こんなに大人びてるゆだよ。
ってか、この状況……
童貞には、キツすぎる!!!!
心の中で、そう叫んだ時だった。
金次が、リムジンで迎えに来て、
車から降りて、俺たちの事を見ながら。
にやけ顔で、話したのだった。
「あーあ、もうイチャついてるわ!!ここ、人通り多いから気をつけろよ!」
俺は、ブチ切れながら答えた。
「てめぇ……マジで殺すぞ!!なんで、こんなゴミ企画用意したんだよ!!」
金次は、見下した笑みを浮かべて言った。
「なにキレてんだよ〜本当は、嬉しいくせに!!とりあえず、早く乗れよ!」
俺は、不機嫌な顔をしながらも、
リムジンに、乗り込んだのだった。
♢♢♢
そして、リムジンの中にて。
ななことかおりに、挟まれて座っていて、
腕を、2人に掴まれていたのだった。
俺は、顔を赤らめながら考えていた。
やばい……腕が、腕が胸にあたり、
気になりすぎて、全く休めない!!
俺は……元35歳クズニート、
絶対に、こんなガキに欲情するかよ!!
落ち着け……落ち着くんだ冴島健人!!!!
そう考えていた時、
かおりが、頭を俺の肩に乗せて。
甘えた声で、話しかけてきた。
「ねぇ……健人、私今日楽しみで寝れなかったんだ!だからね……いっぱい思い出作ろうね♡」
平常心……平常心でいけ。
俺は、薄い笑みで答えた。
「そうだね……!!一緒に、思い出作ろうな!」
そう言うと、
ななこが、不貞腐れた顔で言ってきた。
「あたしとは……?あたしとは思い出、作らないの?かおりとは作って、あたしとは作らないの?」
俺は、無理した笑みで話した。
「そんなわけ……ないだろ!ななことも、思い出いっぱい作るに決まってるじゃん!!」
その言葉を聞いた、
ななこは、頬を赤らめ照れた顔して。
頭を、俺のもう片方の肩に、乗せたのだった。
俺は、生気がない笑みをして固まったのだった。
♢♢♢
その後、2時間が経過して、
目的地に、着いたのだった。
金次は、楽しげな笑みを浮かべ、声をかけてきた。
「おーい、みんな!!到着したぞ!」
ななことかおりは、起きて話した。
ななこは、眠そうな顔で言った。
「もう……?結構、早かったな!」
かおりは、目を擦りながら答えた。
「眠いよ……!もうちょっと、寝たい!!ねぇ……健人?どうしたの……そんな顔して?」
俺は、移動時間一睡も出来なくて、
悟りを開いた顔で、問いかけた。
「もう……着いたのですか?早かったですね、そういえば……どこに行かれるんでしょうか?」
金次は、泣きそう顔で話した。
「ごめんな……健人!無理させすぎちゃった……」
俺は、悟りを開いた顔で、
外を見た時、表情が変わり。
驚愕顔して、話したのだった。
「なんで……なんで、森に来てるんだよ!!」
金次は、表情を切りかえて、
にやりと口角を上げて、言ったのだった。
「今日の旅は……恋のハネムーン、キャンプ編です!!楽しもうな!」
楽しもうな……じゃねぇよ?!
なんで、こんな事になるんだよ……
元ニートに、キャンプはキツすぎる!!
次回へ続く!!!
【作者からの報告&次回予告!!】
最後までお読みいただき、ありがとうございます!!
ななことかおりの「左右同時肩枕攻撃」により、移動の2時間、一睡もできずに悟りを開いた健人!
やっと解放されると思ったのも束の間、金次が不敵な笑みとともに告げた目的地は、まさかの大自然の「森」?!
元35歳クズニート童貞にとってあまりにも過酷なキャンプが幕を開けるが、そんな大自然の奥深くで健人たちを待ち受けていたのは……!?
次回、第109話『魔犬出現』
お楽しみに!!
『作者からのお願い!!』
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