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気持ちの整理

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やる気が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・出ます!!!

 特に何もない放課後。俺は一人帰宅路についていた。


 何もないことに少し寂しいと感じた俺はぶっきらぼうにポケットに手を突っ込みながら、向かい側を歩いている二人組にふと目を向ける。


 カップルだろうか。仲良さげに会話をしながら歩いている男女二人。もしかしたら、俺も天野さんとああいう風になれたのだろうか? 


 俺は想像してみる。手をつなぎながら二人で歩いている姿を。


 天野さんは足が遅い俺の手を引きながら、振り返って優しくほほ笑んでくれて......やめよう。妄想話は虚しいだけだ。


 それより、新しいことに目を向けよう。そうすれば前を向けるはずだ。


 キャプテンイタリアンさんとの関係はあれから特に変化はない。デートが終わった後の夜もいつも通り一緒にゲームをしたくらいだし。でも、強いて変わったことがあるというならばそれは俺の中のものだった。


 それはキャプテンイタリアンさんと会話をしている際、キャプテンイタリアンさんの顔を思い浮かべてしまうということだ。


今までは顔を知らなかったから、特にそんなことを気にしたことはなかったんだけど。顔を知ってしまった以上、今あの人と会話をしているんだなと思ってしまう時がある。


 それはやはり俺がキャプテンイタリアンさんのことを女性だと意識しているからなのだろうか。


確かにキャプテンイタリアンさんはサングラスで顔全体は見えなかったが、それでも美形だとわかるほどのお顔をしていた......でも、俺のタイプはもっと......こう、違うはずなんだけどな。


 他にも変わったことと言えば、鬼寺先生だ。


 最近、妙に俺に声をかけてくるんだよな。あの人。


最初は俺が風紀を乱す注意人物として目をつけられたんだと思っていたんだけど、それとは少し違う気がする。


 基本は厳しかったり、パワハラ気味なんだけど、たまに優しいというかまるでキャプテンイタリアンさんと同じような雰囲気を感じる時がある。先生特有のオーラか何かなのだろうか。


声もしゃべり方も少し似ているし、てか今思えば似すぎじゃないか? 見た目の雰囲気もそっくりだし......いや、それはないか。あの鬼寺先生があんな恰好するわけないし、もしキャプテンイタリアンさんが鬼寺先生なら、なんで俺に教えてくれないんだ。


 きっと、二人は親戚かなんかなんだろう。もしくは別の世界から来たドッペルゲンガーとか? まあ、気になったら今度聞いてみよう。


 あとは椎名だろうか。最近、椎名との仲が急速に深まった気がする。というのも、最近椎名から話しかけてくる機会が増えたのだ。


 今までは放課後に俺が図書室に行くことで会話が発生し、二人の関係が成り立っていたが、今は昼休みや休み時間などの普段の学校生活の中でも話しかけてくることが多くなった。


 やっぱり椎名も放課後だけしか話さないというのは寂しかったのだろうか。イメチェンして明るい見た目になったとはいえ、今までの雰囲気や可愛くなりすぎて逆に話しかけづらいのか、椎名は未だにクラスで一人でいることが多い。


 かく言う俺も最近椎名と話すときは緊張してしまうくらいだからな。まるで始めて天野さんに話しかけた時のような......って、それってもしかして俺、椎名のことが好きなのか? 見た目が変わっただけだぞ? そんなんで俺は......


 俺は今までの椎名との回想を、思い出を振り返る。


 最初は図書室で出会って、青春を気取ってぶらぶらしていた時にできた初めて友達で、そっから、俺たちは漫画の話で意気投合して、そっから、そっから......


 いや、違う! この胸の高鳴りはアイドルとかを見てドキドキしたようなそんな感情だ。俺は友達として椎名が好きなんだ!


 しかし、その時。俺はキャプテンイタリアンさんが言っていた言葉を思い出す。


『その子と担任の先生、好きになった方に告白をするんだ!』


 それはキャプテンイタリアンさんと彼女を作る練習をして、実際に周りにいる女性のことが好きになったら告白をするという約束だった。


「もし......もし俺が、椎名のことを異性として好きになったらその時は告白をしていいんだよな」


 もしだ。もしもの話だ。正直、自分の気持ちなんてわからないし、未来の話だって分からない。だったら、もう何でもいいじゃないか。


 気軽にいこう。考えたってなにもわからない。人生いきあたりばったりだ。Whooo!!


「はぁ」


 こうして、俺はすべて「もし」に任して話を終わらせてしまうのであった。




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