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俺TUEEEEも、いいもんじゃない  作者: ミギテクビ、オレタ=ミギテクビ、ナヲッタ
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ready steady go

オープン戦でも、西武打ちまくりますね。これはもうシーズンへの期待が高まりまくりです。

忌々しい梅雨が明けて、解放された気分だ。あと少しすれば定期テストが行われる。その後の夏休みなんかは、こんな家庭のおかげで学校がある日よりも忙しい。海外の別荘に行ったりはするんだが、別に行きたくもない。アウトドアとインドアだったらインドア派だからな。


「ダイスケ様は、日頃から勉強されてるんですの?」


「一応はね。1番になりたくて頑張るんだけど、背中が遠いからくじけてるところ」


あのアホ野郎は、俺でさえ解けない問題を簡単に解いてしまう。身長と合わせて、俺よりも優れているのが不愉快だ。


「私もダイスケ様に競おうとするだけで精一杯」


「あら、聞いてませんわ」


醜い。めんどくさい。話に入ってこようとした中嬢に陽依姫様が塩対応。


「そうでしたの?これは失礼いたしましたわ。…それで、齋藤様は今回も3桁なんて取られるんでしょうか?」


中嬢は陽依姫の口調を真似て煽り返す。運動はできるが、勉強はできない。中嬢の逆みたいだから、二人で力でも合わせたらいい感じだと思うんだけどな。俺がいなかったらうまくやってたかもしれないと思うと、少し悲しくなる。


「テストは個人戦ですが、その後に控えている体育祭はチーム戦ですのよ?周りが一生懸命やっている中、士気を損ねるようなことは、まさかされないと思うんですが?」


時期的には夏休みが終わった後くらいか。中学の体育祭は本当に気まずかった。周りもそれなりの金持ちたちだが、同じ組みで走っている子は自分のために負けてあげないといけない。皆が暗黙の了解をもって臨んだレースは忘れないだろう。それにクラス対抗でする競技もあるしな。いや、頑張ってくれるんなら嬉しいよ。あ、本心です。


「運動は生まれながらに持ったものが大きいのですが、勉強はやればできるんですのよ?何世代か前までゴリラだったりしたら別でしょうけれど」


高度すぎないか?もう人間やめちゃってるじゃん。ていうか先祖様はやめたげて。今天国でゆっくり休憩とってるはずだから、起こさないであげて。


「女王アリは子供を産むだけで、働かなくても済みますものね。自分で働かなくなって股だけ開いてたらお金が入ってくるなんて羨ましいですわ」


アリは詳しく知らないけど、多分忙しいと思うよ…

じゃなくて!親の批判とかはやめてあげて…たしかに中嬢は兄弟多いけど…お父さんは頑張ってると思うよ…


「まあまあ。そんなことしたらクラスの雰囲気悪くなって、勉強も運動も力が入らないよ」


二人の間に割って入ってあげる。全ての能力が高いってのもあると思うけど、こういうこともできるから俺は重宝されてるんだよな〜そういう点では…じゃないよ。別に大衆に好かれたくないし、姉様があればいいんだよ。迷惑かけるだけかけてさ、何様のつもりだよ。


「申し訳ございません。けれどー」


「中条さんは黙ったのに自分だけ続けようとするの、見苦しいよ。正直に言わせてもらうけど」


これぐらい行ってあげたほうが陽依姫様のためになるし、俺のためにもなる。ごめんね、言いたいことだけ言っちゃって。


「申し訳ございません…」


「僕は大勢のために一人を犠牲にしたくない。全ての人が楽しく暮らせるようにしたい。だから、ちゃんとわかってくれると思うから、言わせてね」


お前だけは特別だから。って、ずるいだろ。


「はい…ダイスケ様の期待を裏切るようなことは絶対に致しません!」


中嬢は陽依姫様が怒られて嬉しいだろうし、陽依姫様は特別になれて嬉しい。win-win。はい、御終い。


「私もっ…ダイスケ様の言うことならなんでも書きますので…」


「うん。期待してる」


ごめん、中嬢ちょっとリードだわ。




「勝負致しましょう」


放課後の教室には2人しかいないのだが、2人が放つ存在感で埋まりきっている。


「呼び出しをくらったかと思えば…でも、その勝負…」


「互いに公平な内容に致しますわ。不公平な戦いで勝っても面白くもありませんもの」


戸惑う中嬢を陽依がリードをする。


「私は不公平でも勝てますから」


「カッコつけるのはいいのですが、負けた時が恥ずかしいですわよ?っと、いつもの調子でやってては話が進みませんわね」


煽り煽られをするのではなく、真剣に話し合いを行う。10分間ほどの議論の後に、戦いの火蓋は落とされることとなった。


ここまでお読みいただきありがとうございました。

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