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俺TUEEEEも、いいもんじゃない  作者: ミギテクビ、オレタ=ミギテクビ、ナヲッタ
22/47

きーぷまいぺーす(汗

ヤスアキジャンプしてたら遅くなりました。浮気じゃないです。獅子軍団一筋です。

「あの子、すっごくカッコよくない」


「彼女の方もかわいいじゃん。いいわねぇ、青春って」


どこからか、諦め混じりの声が聞こえてきていた。俺は慣れてるというか、わかってるというか、聞き飽きたんだけど、先輩の方はどうだ。あんまりコミュニケーション取るのが得意じゃないし、そもそもこうやって整備された道を歩くの、それも男と2人でなんかは初めてだろうし。


「…彼女だって」


「少し離れて歩きますか?」


俺はそんなのどうでもいいんだが、思春期の女の子は非常に面倒だ。さりげなくリードしていく。


「…いや。人多いし、もっとくっつこ」


そこまでいない…けど、2人で広がって歩くには窮屈だ。俺、男子の中ではかなりの小柄だし、先輩もまあまあの小柄なんだけどな。


「手、繋ぎますか?」


先輩にときめいたわけではない。いや、綺麗だとは思うよ。けど、下心とかは全くなかった。はずだ。肌が触れ合うほど近くにいた先輩を感じていた俺は、いつの間にかそんなことを口走っていた。


「…ん」


こくんとうなずき、先輩の右手は俺の左手に重ねられた。先輩も変に意識してないし、これはこれで良かったとも言える。っていうかやっぱり女の子って柔らかいね。ちょっと力入れたら折れそうなほどに弱々しい。守りたい。ってか?


「先輩。取り敢えず中入りましょうか?」


立ち止まったのは、世界規模で運営している超大手コーヒーショップ。らしいんだが、2.3年前はそんなもの知らなかった。ということで、社会見学にも、是非とも案内したい場所だ。


「…何これ?」


「誰でも気軽に立ち寄れる、カフェみたいなものですかね。主にコーヒーを取り扱ってるとこですね」


「…ふーん」


退屈気な横顔。せっかく頑張ってるのに、そんな顔してたら彼氏が悲しんじゃうよ。いや?こんな庶民的なデートとかしないのかな?


「まあまあ。社会科見学です。お代は持ちますので、気にせず」


桁がいくつか違うし、驚くだろうな。あと、小銭の存在…知ってんのかな?


「…別に払うけど」


「行きましょうね」


なかなかに動かない先輩だったので、思わず繋いだままだった右手を優しく引っ張った。大丈夫。愛があったから。痛いなんて知らないし。


「イラッシャイマセー。ゴチューモンオウカガイイタシマス」


未だにわけのわからない呪文を唱えているが、何が欲しいかを聞かれているらしい。お姉様は誰にこんなこと教わったんだろ。


「この中から選ぶんです。サイズとか、トッピングとかありますんで、お好みに合わせて」


「…抹茶だけ…」


「ないですね。抹茶ラテなるものはありますが」


「…それでいい」


「サイズは、如何されますか?」


「…少なめ」


「一番小さいので。あと、カフェラテのMお願いします」


「かしこまりました。お会計1140円になります」


「…1140円?どうやって出すの」


「小銭っていうものがありまして。便利なんですよ。1円、5円、10円、50円、100円、500円と、ありまして、小さな額を払うときに使います」


「…ふーん」


俺が知ってて悔しいのか、感心してるのかよくわからない。先輩も受付の人みたいにもっと笑えばいいのに。ってあれ?受付の人、顔ひきつってる。あー。小銭の存在を知らなかった高校生ってある意味怖いよね。わからんでもないよ。


「先輩。彼方(あちら)でも座りましょうか」


ともに商品を受け取り、空いた席へと向かう。


「…どうですか?」


先輩に聞いてみる。俺が作ったわけでもないけど、自分で案内したから、反応が気になる。


「…その…庶民的?」


大きな杭を打ち込まれた。


「一口もらっていいですか?」


ああ。確かにって感じだな。悪くもないと思うけど…物足りない。


「あ…」


「あ、ごめんなさい。飲んじゃいました」


新しいの買ってきたほうがいいのかな。でもここに先輩おいていくのは怖いしな。


「いや…その…いいんだけど…」


「ん?どうかしましたか?顔にものでもついてるんでしょうか?」


「…何でもないの」


よくわからない。あとでトイレ行って鏡見ておかないとな。先輩、不親切。


「先輩、問題です。ここに来る中高生はここで何をするでしょうか?」


「…学校の課題…」


ちらっと辺りを見渡して、つぶやいた。


「そして、学校でのことや、家でのこと。いろいろなことをお話しするんです。という事で!先輩、お話ししましょう」


「…何を?」


「そうですね。中高生の話題といえば…好きな人?とか。先輩って好きな人とかいるんですか?」


「…失礼…」


「張り切りすぎました。すみません」


親しき中にも礼儀あり。いつの間にか親しくなっていたけど、赤の他人。俺は深々と頭をさげる。


「…いるよ…目の前に」


「冗談がお上手で」


親しき中にも礼儀あり。ってか。あれ?どこかで聞いたぞ。


「…ダイスケ君は?いるの」


「真面目に答えますと、いますよ」


「…そうなんだ」


「まあ、永遠に実ることないんですけどね。それでも依存しすぎちゃって。ダメですね」


「…さゆりさん?」


「そうですよ。でも、彼女にしたいとかいう欲求もないですし。普通なんですからね。変に広げないでくださいね」


「…どうだろ?」


「その笑顔、とっても怖いんですが」


先輩は、悪戯に微笑む。本性を現したか…

ここまでありがとうございました。

のびのびかけてるんですけど、延び延びしすぎてますよね(笑)終わりまでは頑張ろうと思います。いつ終わるかわからないですけど。

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