OAせんり
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Time waits for no one.
「お疲れ様です父上」
俺が最後だったのか。母上も、姉さんもいるし…料理ももう並べてある。
「では、いただくとしようか」
父上の合図で、夕食(夜食とも云う。また、俺の場合は昼食とも)がやっとのこと始まった。
半日ぶりに口に入れるご飯。やはり美味いな。姉さんがーとか、神楽坂先輩がーとか。いろいろ言ってたけど、さすがプロ。伊月さん…いろいろ言ってごめんなさい…
「ダイスケ。そろそろ学校も慣れてきて、だれてくるところか」
別に友達連れてくるのは、だれてるとかそんなんじゃないよな…
「いえ。決してそんなことは」
簡単に3位とか取れるもんじゃないってことは、父上も知ってるだろう。大丈夫。ちゃんといつもは復習とかしてるし。いつもはね…
「期待してるからな…」
四条家の跡継ぎ…そんなこととかで、いろいろな重荷があるうえに父上はまた、新しい重荷を乗せる。そんなに乗せたら、船は沈むよ。
「…ええ。目に見えるものは結果だけですから。結果で応えてみせます」
また、俺は強がる。ダメなとこだよなぁ。嫌なものは嫌って、辛い時は辛いって…言えないもんなぁ。
「…そんなに期待に応えようとして、自分を壊さないでね」
姉さん…遅かったよ。
「…」
俺は口をつぐむことしかできない。黙って手先だけを動かす。
ありがとうございました。ごめんなさい。




