ファンネル‼︎
間に合わなかったでございます。まことに申し訳ありませぬ。続きを21時に出すので、それで勘弁してください。
「おいアホ野郎」
建物に見とれていた背後から、相棒は音もなく忍び寄っていた。やるなこいつ…
「お。ダイスケ様じゃねえか。ごきげんよう。で、いいのか?」
「知るか。ついてこい」
そう言って相棒はクルッと回転。照れてるのか、早足で戻って行っている。ちょ、俺一人じゃこんな豪邸入れないぞ。
「でっけぇな〜」
改めてそう感想を言う。何か返ってくるかな〜とか思ったけど、相棒の顔は少し不機嫌で何にも帰ってこなかった。俺、まだ何もしてないぞよ。
わお。当たり前のようにでっかい扉を開けてくんだな。俺はこんなもんには触れられないから、相棒が作った隙間に潜り込む。ふぅ…セーフ。
「あら?ダイスケのお友達?いらっしゃい」
なんともまぁ美しい。敬称なしで呼んでるし、まぁ姉がいとこのねーちゃんとかだろなぁ〜相棒も顔が整っていてモテるし、こういうのは遺伝なのか…お前ら金持ちは何もかも持ちすぎな。ほんと羨ましい…
「ご機嫌麗しゅうございます。ダイスケ君の学友の谷口 白石と申します」
そこに華があるのならば、こうなってしまうのも致し方あるまい。
「あ…あら。いつも付き合ってあげててありがとうね」
おーっと!ここでまさかの困惑ー!だが、あの声で『ありがとう』なんて言ってもらえるんなら…いいかな。
金持ちのふりして毎日聴いてる言葉を並べたが、実際使い方があってるかはわからん。多分間違ってるなこりゃ。まぁ金輪際そんなことはしないから別にいいや。
「いえいえ。こちらもお世話になっていますんで」
フられたとかは、一切関係ない。華の前では、ジェントルメンでなくちゃいけないからな。それが、漢と言うものだ。って誰に言ってんだろ。
「アホ、行くぞ」
あ、レッドカード食らったわ。一発退場。俺は首後ろの襟を掴まれて、そりゃもうかなり苦しい。
「えっ、ああぁ」
だが、170cmに60超kgの俺が160cm未満で50kgもあるか、もしくはもっと下とかの子どもに引きずられるって…どうなんだろうな。
「ったく。別に少しぐらいはいいじゃないかよ」
ベットとか学習机とか高そうなものがズラリと並んでいるが生活感が隠れてないし、ここは相棒の部屋なんだろうな。でも、あれはないだろ。
「よくねーよアホ野郎。俺の姉様に触れるな。視界に入るな」
「ちぇっ。シスコンか」
俺も人のことは言えないんだがな。でも、年上好きとは驚いたなぁ…いや、神楽坂先輩の件も有ったし…って、あれは惚れられただけだったっけか?覚えてないな。わからん。
「っるせぇ」
おっとっと。可愛い奴め。顔赤くしてそんなこと言っちゃうなんてツンデレか?俺にもデレていいんだぜ。
「はぁ…何でこんな朝早くから来たんだよ」
「あっ。そうそう。このカバンに何が入ってるかわかるか?」
ふっふっふ…はっはっは…はーっはっは…最高潮。
「広辞苑と、俺への貢ぎ物」
平常運転か。そんなら。
「おうおう。俺の方が順位高いんだぞ?3位様?」
こんなレベルの高いところで3位だって…いやぁ、すごいなぁ?さすが俺TUEEE系の主人公だけあるな。えーっと、俺は毎回1位だったけか。いやぁ、それでも3位はすごいんじゃないのかなぁ?
「で?何が入ってんだ」
よくぞ聞いてくれたな。褒美として中身を教えてしんぜよう。
「これを見るがいい‼︎」
豪快にリュックサックを開けて、中から円盤を取り出す。決まったな…
「円盤だったか?」
「ザッツライ‼︎成績優秀者には奨学金が送られるだろ?」
その他にも学費免除とか、いろいろ役立ってるんだよなぁ〜俺がちょこっと頑張れば優香が笑顔になるなんて、最高だよ。そして何より、返さなくていい。これがデカイな。
「俺のお陰だな。よし、没収」
そう言って相棒は、家族の次に愛する名作たちを胸に抱えようとする。いやまあ、お前ら金持ちが多くの寄付金とかを渡すからなんだがな。
「ま、待て待て。こっからお前にアニメの良さを教えてやろう」
そのために来たんだし。
「ほう…見せてもらおうか、お前の実力とやらを」
え?お前…それは…マチルダさーん‼︎
俺の心の炎に油を注いじまったようだな。じゃあ、最初は…ダブルオーかな。
あなたは何の機体が好きですか?私はダブルトーライザーが好きです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。今日はもういっこ、21時に出すので、宜しくお願いします。




