表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
整備士物語 ― 銀河の運命は、映えるロボのいいね数に託された ―  作者: じょん-ドゥ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

68/69

第69話:『黄金の再起』

基地に戻った俺たちを待っていたのは、惨溺たる被害状況だった。

予備のコアユニット、戦車換装パーツ、飛行パーツの数々。

あの大逆転劇の代償として、そのほとんどを戦場へ捨ててきた。

手元に残ったのは、ユイのコアとボロボロの人型パーツのみだ。

だが、アリスが差し出したタブレットの数字に、俺は目を疑った。


「……ゲンさん、安心して。再建のための資金は、腐るほどあるわ」


俺たちを嵌めたディフェンス・ノヴァに国の強制捜査が入り、

裏で糸を引いていたギャラクシー社の悪事も全て明るみに出たのだ。


「奴らから絞り出した賠償金と、制裁金が山のように入ったわよ。

あの二社は民間防衛の資格を剥奪され、業界から永久追放。

もう二度と、私たちにちょっかいを出してくることはないわ」


アリスが勝ち誇ったように笑う。悪意の代償は、高くついたようだ。


「ハッ。あの社長、今頃は檻の中で『いいね』でも数えてろ」


俺は札束の山を想像し、整備士としての創作意欲を燃え上がらせた。

金はある。敵は消えた。ならばやることは、たった一つだ。

失ったパーツを全て作り直し、さらに最高の性能へと引き上げる。


「カナタ、新しい戦術に必要な装備を全てリストアップしろ。

ユイ、次はどんな無茶な動きをしても、壊れない機体にしてやる」


俺の宣言に、カナタは「最高の盤面を、鋼鉄で組みましょう」と頷き、

ユイは「……おじさん、期待してるね」と小さく微笑んだ。


サオトメ技研、第二章の幕開けだ。

俺たちは潤沢な資金を燃料に、銀河で最も「映える」最強のロボを、

一から、いや、ゼロから再構築し始めるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ