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整備士物語 ― 銀河の運命は、映えるロボのいいね数に託された ―  作者: じょん-ドゥ


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第67話:『一閃、盤上の終止符』

「……これでチェックメイトです。ユイ様、上を!」


戦況を冷徹に読み切っていたカナタの声が、通信機を震わせる。

彼女は俺たちが敵を追い詰めた瞬間に合わせ、

既に基地から「最後の一手」を射出していた。

雲を割り、高周波の唸りを上げて空から飛来したのは、

人型ロボット専用の超振動大剣だ。


「ナイスタイミングだ、カナタ!」


俺が叫ぶのと同時に、ユイは空中で鮮やかにその柄を掴み取った。

二人の熱量が機体に伝わり、鋼の刃が眩いプラズマを纏う。


「……逃がさない。これで、終わり!」


いつもは寡黙なユイが、戦いの高揚感からか、

かつてないほど激しい咆哮を上げた。


「――サオトメ流、星断ち(せいだん)ッ!!」


振り下ろされた一閃は、ボスの巨大な機体を、

装甲も、コアも、その悪意すらもまとめて、

一刀両断に、真っ二つに切り裂いた。

背後で巻き起こる巨大な爆炎。静まり返る戦場。


「……やったよ、おじさん」


ユイの荒い呼吸が、重なる俺の胸に伝わってくる。

アリーナを埋め尽くす二万人の観客は、

その神話のような幕切れに、大地を揺らすほどの喝采を捧げた。

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