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整備士物語 ― 銀河の運命は、映えるロボのいいね数に託された ―  作者: じょん-ドゥ


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第64話:『封印された人型』

「空中換装だと!? 本気なの、ゲンさん!」


アリスの叫びが響く中、俺は基地の最深部に眠る最終データのロックを解除した。

それは、あまりに制御が困難で封印していた、最新の換装パーツ。

サオトメ技研が社運を賭けて開発した、初の『人型ロボット兵器』だ。


「本来なら、他のパーツと同じくシリンダーに固定し、

そこにコアを突っ込ませて合体、そのまま射出する手筈だった。

だが、今の俺たちにはアリーナへ戻る時間も、パーツを固定する余裕もねえ!」


モニターには、シリンダー内で目覚めを待つ、巨大な鋼鉄の四肢が映る。

本来、コアを受け止めるための「固定台」があるからこそ成立する換装。

それを、空中で、しかも二人乗りの不安定な機体で迎え撃とうというのだ。


「アリス、ロックを解除しろ! パーツ単体で、全速力でこっちへ飛ばせ!」


「……でも、受け皿のない空中での合体なんて、ただの衝突事故よ!」


アリスが悲鳴を上げるが、この人型パーツのパワーがなければ、

あの巨大な敵ボスの装甲をブチ抜くことは絶対に不可能だ。


「……できるよ。カナタさんの読みと、私とおじさんがいれば」


ユイが、俺の腕の中で力強く操縦桿を握り直した。


「……詰みの盤面に、最強のキングを強引に叩き込みます!」


カナタの指がキーボードを叩き、パーツの自律飛行プログラムを起動する。

アリーナの屋根が開き、リボルバーが重厚な咆哮を上げた。

射出されたのは、コアを持たない、巨大な人型の抜け殻。

主を求めて空を駆ける最新鋭の四肢が、爆炎の空へと弾丸のごとく飛来する。

俺たちは、敵ロボットの追撃を間一髪で回避しながら、

自ら放ったその「最強の肉体」へと、正面から突っ込んでいった。

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