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整備士物語 ― 銀河の運命は、映えるロボのいいね数に託された ―  作者: じょん-ドゥ


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第63話:『失笑の空中サーカス』

絶体絶命の俺たちの前に、雲を突き抜けて三機の機影が現れた。


「あの紋章……俺をクビにしたギャラクシー社の最新鋭機か!」


ゲンの元職場の機体が、援軍を気取って飛来したのだ。

その一機が威勢よくボスのロボットへ牽制射撃を放つ。


「見ろ! これが『本物の英雄』の戦い方だ!」


三機はそのまま垂直飛行に並び、悠々と合体シークエンスを開始した。

だが、合体のために無防備な姿勢を晒した最後尾の機体に、

敵ロボットの無慈悲な一撃が、逃さず突き刺さる。

「あああっ!?」という悲鳴と共に、一機が火を吹き墜落した。


「……ハッ。あんな敵の目の前で合体しようとするからだ」


俺は墜落するかつての同僚を冷めた目で見送り、吐き捨てた。

「いいね」に毒され、実戦の優先順位を忘れた偽物の末路だ。


「おじさん、あいつらが囮になってる。でも長くは持たない」


ユイの冷静な指摘に、俺は歯を食いしばり、覚悟を決めた。


「……ああ。カナタ、アリス! この隙に一か八かだ」


俺は膝の上のユイを抱きしめる手に力を込め、叫んだ。


「空中換装をやるぞ! 失敗したら心中だ、ついてこい!」


効率もリスクも無視した、整備士の意地を懸けた博打。

俺たちは墜落する残骸の中、究極の賭けに打って出た。

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