表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
整備士物語 ― 銀河の運命は、映えるロボのいいね数に託された ―  作者: じょん-ドゥ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

41/69

第42話:『欠けた歯車』

戦場上空に到達した瞬間、ユイがパージのスイッチを入れた。


「……切り離し」


巨大な翼が外れ、数トンの鉄塊となった戦車が、

重力に従って敵の多脚機部隊へと垂直落下する。

切り離された飛行パーツは、そのまま上空を自動旋回し、

戦場の詳細なデータ収集を開始した。


「敵機の数は十五。建物に隠れている奴は俺が指示する。

ユイ、俺がオペレーターをやる、左十度の路地に一機だ!」


「了解。……えいっ」


ユイが主砲を放つが、敵は俺の指示より早く移動していた。


「……おじさん、指示が遅い。そっちはもういないよ」


俺の予測が甘い。戦場のデータ処理が追いつかず、

俺のオペレートは、常に戦況のコンマ数秒後を追いかける。

ユイは超人的な反射神経で、俺のミスをカバーし続ける。

だが十五機の殲滅に、想定の三倍の時間がかかった。

何とか全滅させたものの、俺がオペレーターとして、

全く役に立っていない事実は、誰の目にも明白だった。


「……ふぅ。終わったよ。でも、次はもっと効率よくやりたい」


帰還の途につくユイの声に、俺は歯噛みした。

俺は最高の機体を作れるが、戦場を動かす才能はない。

ユイの腕を活かすには、俺ではない最高のオペレーターが必要だ。


「……アリス、ゼンジ。俺たちには最高のオペレーターがいねえ」


俺はモニターを見つめ、次なる仲間の必要性を痛感した。

このままでは、いつかユイの技術でも補えない窮地が来る。

俺たちは、戦場を導く最高のオペレーターを探し始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ