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人見知りさんが異世界行ったら何故か人見知りがスキルになりました  作者: 白前 中
大事件の予感⁉️

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ガクガクの鈴

ドッギャァァァァン!!!


凄まじい風圧とともに、カレンエクスプレスがサウナ予定地の真ん中に豪快に滑り込んできました。


「鈴ーっ! ふうさんーっ!」


無事な姿を目にして安堵の声を上げるヒルダ。


鈴たちが馬車から駆け降りると、ヒルダはすぐさま真剣な表情で叫びました。


「鈴、気をつけてください! この魔物の群れ、何者かに操られている可能性が高いんです!」


「えぇっ!? 操られているですぅ!?」


危険な状況だと察した鈴は、戦う術を持たない大親友のふうを守るため、咄嗟に手を掲げました。


「【絶対不可侵の聖域(ぜったいふかしんのせいいき)】ですぅ!」


鈴の足元から眩い聖なる光が広がり、ふうと鈴を包み込む透明な結界が展開されました。


『絶対不可侵の聖域』――それは鈴が「安心できる」と心から認めた存在以外、物理・魔法・精神あらゆる攻撃や干渉を100%遮断する絶対無敵のバリアです!


「ふうちゃん、この中なら絶対安全だから安心してね……!」


「わあ……! なんかすごーく温かくて守られてる感じがする! 鈴ちゃん、ありがとう!」


結界の凄まじい効果の説明を聞いたふうは、目を輝かせて戦場に向かって手を振りました。


「ヒルダちゃん! 王女様! シオンさん! 疲れたらいつでもこの結界に入って休憩してねーっ! 絶対安全だから!」


「なっ……!? あ、ありがとうございますわふう様! 鈴様のお優しさが身に染みますわ〜〜っ!」


フィオナ王女が感涙しながら魔物を薙ぎ払う中、結界内の鈴はというと――。


「うぅぅ……魔物さんたちがみんな、こっちをギロギロ見てて怖いですぅ……!」


結界は絶対に破られないものの、外でウジャウジャと蠢く魔物の大群が一斉に視線を向けてくる恐怖に耐えきれず、鈴はふうの陰に隠れてガクガクと震えてしまいました。


そして、その極限の『極度 (人見知り&恐怖)』が引き金となり――ポンポンポンッ! と頭上で軽快なレベルアップ音が鳴り響きます!


【人見知りスキルが発動しました:レベルが20アップしましたレベル541】


「ひうぅ……怖すぎてレベルが上がっちゃいましたぁぁぁ……!」


戦えない鈴は結界の隅っこで丸くなり、ただただ早く平和が訪れることを祈るのでした。


現在の状況


| 登場人物 | 状態 | 現在の様子 |


| 桜井 鈴| 【結界展開&レベルUP】 | 『絶対不可侵の聖域』でふうを保護。魔物の視線が怖すぎて人見知り発動、レベル20アップ。 |

御坂 風(ふう) | 【完全保護&セーフゾーン】 | 無敵の結界内で安全を確保。戦う3人に「休憩に使って!」と声をかける。 |

| ヒルダ・シオン・フィオナ | 【交戦中】 | 警告と結界のサポートを受けつつ、操られた魔物の大群を迎撃中。 |

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