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人見知りさんが異世界行ったら何故か人見知りがスキルになりました  作者: 白前 中
大事件の予感⁉️

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212/236

カレンを狙う謎の人物出現❗

少し時間をさかのぼり

鈴達がアステリア近辺の森で

魔物タートジルを倒した時


実はその様子を見ている人物がいた



森から遠く離れた暗い部屋の中――。


『な……なんだあの魔物は……!?』


不気味な魔導モニターの前で、謎の人物が慄いていました。


実は討伐されたタートジルの甲羅には、超小型の通信用魔道具が仕込まれていたのです。モニターに映し出されていたのは、凶悪なタートジルを片手で受け止め、瞬く間に「全身フリフリの熊」へと変貌した謎の魔物が、一撃で甲羅ごと粉砕する絶望的な映像でした。


『ダイヤモンド以上の硬度を誇る甲羅が一撃だと……? いや、それ以上に……あの凄まじいオーラは何だ!?』


人物はゴクリと唾を飲み込み、モニターに映るカレンの姿を食い入るように見つめます。


『あの可愛らしい装飾に比例してパワーが増しているのか……? 理由は分からんが、あの巨大熊の潜在能力は計り知れん。もし……あの魔物を我が配下として操ることができたなら……!』


暗闇の中で、謎の人物の目が妖しく光ります。


『待っていろよ、フリフリの最強魔物……絶対に私の手に入れてみせる……!』


カレンの圧倒的な暴力(と可愛さ)によってタートジルが彼方へ吹き飛んだ数時間後。


静まり返った森の現場に、黒いローブを深々と被った謎の人物が姿を現しました。


「クソッ、跡形もない……! あの巨体が影も形もなく消え去っているだと……!?」


地面に残された凄まじいクレーターと肉球型の打撃痕を前に、男は悔しそうに歯噛みします。


実は、一撃で彼方へ吹き飛ばされたタートジルの巨体は、鈴の規格外スキル『深淵の収納袋』によって、すっぽりと綺麗に回収された後だったのでした。


現場での手掛かりを失った謎の人物は、次なる手を打つべくアステリアの冒険者ギルドへと潜入し、密かに情報収集を開始します。


そして――裏ルートで入手した情報を確認した男は、目を見開いて絶句することになりました。


「な……なんだと……!? あのフリフリのリボンをつけた巨大熊……名前は『カレン』、脅威度はまさかのSランク指定の魔物だと……!?」


アステリア王国のギルド内でも最重要危険(あるいは最重要愛くるしい)存在として厳重に管理されているカレンのデータを前に、男の額から冷や汗が流れます。


「しかも……あろうことか、あの幼い少女・桜井鈴に完落ちしていて、絶対に引き離せないほど懐いているだと……!?」


カレンの恐ろしい強さと、それを完璧に従える少女の存在を知り、男はゴクリと唾を飲み込みました。


『なるほど……あの少女こそがキーパーソンというわけか。普通に奪おうとしてもSランクの力で叩き潰されるだけ。


ならば……フフフ、あの少女ごと手中に収めるか、あるいは愛の絆とやらを利用して制御してやるまでよ……!』


男は暗い笑みを浮かべ、闇へと姿を消していきました。


現在の状況


| 登場人物 | 状態 | 現在の様子 |

| 謎の人物 | 【情報入手&画策】 | タートジルの死体回収に失敗するも、ギルドでカレンがSランクだと判明。鈴ごと狙う計画を練り始める。 |


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