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人見知りさんが異世界行ったら何故か人見知りがスキルになりました  作者: 白前 中
思いがけない訪問者⁉️

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私をサウナに案内しなさい

「……ちょっと待ちなさい、鈴。今、さらっと言ったけれど……このダンジョンの中に、その『サウナ』とやらを作ったの?」




女神様は、カレンのステータス画面を消し去ると、驚きと深い興味が入り混じった目で鈴を見つめました。




「ふ、ふにゃぁっ!? は、はいですぅ……。お外からシオンさんたちがやってきて、みんなでリラックスできるようにって、木を組み立てて石を温めて、最高にととのえるお部屋(空間)を作っちゃいましたぁ……」




「この世界ミッツメラルドに、そんなサウナ文化なんて存在しないはずなのに……。世界の管理者として見過ごすわけにはいかないわね」




女神様はふっと表情を和らげると、悪戯っぽく微笑みました。




「それに……実は私、神界での世界線の調整やら神々との会議やらで、最近もう信じられないくらい肩が凝ってて、激務でクタクタなのよ。よし、決めたわ! 鈴、そのサウナとやらに私を案内しなさい!」




「えぇぇーーーっ!? め、女神様をサウナにご案内ですかぁ!?」




鈴は本日何度目か分からない驚愕の声を上げました。しかし、女神様の頼み(というか命令)とあっては拒否権などありません。




「あ、案内する前に、これを受け取りなさい」




女神様はそう言うと、光の中からきらきらと輝く小さな鍵のようなアイテムと、最高級のシルクでできた真っ赤なリボンを取り出しました。




「これだけ必死にこの世界で引きこもりライフを満喫して、独自の進化を遂げているご褒美よ。




その鍵はね、「光の鍵」あなたの【空間創造魔法】をさらに使いやすくして、作った空間の管理や模様替えが一瞬でできるようになる神界の便利アイテム。




そしてそのリボンは、レベル700の魔物カレンへの、私からのプレゼントよ」




「クウーン……!?(わぁ、綺麗なリボン……!)」


カレンは目を輝かせ、嬉しそうに尻尾をブンブンと振りました。




「ふにゃぁぁ……! ありがとうございますぅ、女神様!」




思わぬ神様からの「よくできました」のご褒美に、鈴の緊張もすっかり解け、いつもの安心した笑顔が戻りました。セイナのぬいぐるみも「よかったですね、鈴様、カレン様!」とパタパタと飛び回って大喜びです。




「ふふ、お礼ならその最高級のサウナとやらで、私を極上に『ととのわせて』くれたら受け取るわ。さあ案内してちょうだい、鈴、カレン!」




「は、はいですぅ! こっちに、わたくしたちの自慢のサウナがありますので、お足元に気をつけてついてきてくださいですぅ……!」




こうして、謎の空間の穴から始まった大騒動は一転、日頃の激務に疲れた女神様を我が家のサウナでおもてなしする、前代未聞の「神様サウナ案内ツアー」へと発展していくのでした――。





現在の状況




| 登場人物 | 状態 | 現在の様子 |




| 女神様| 【サウナへ期待・激務で疲労】| 「肩凝りが治るといいのだけれど…」と、初めてのサウナ体験にワクワク。 |


| 桜井 鈴 | 【案内役・一安心】 | ご褒美の鍵を大事に抱え、緊張しつつも女神様をサウナへ先導する。 |


| カレン | 【超ご機嫌・先導】 | 女神様から貰った最高級の赤リボンをさっそく結び、ドヤ顔で歩く。 |


セイナ(ぬいぐるみ) | 【案内サポート】| 「サウナの後は、冷たいお水が最高なんですぅ!」と女神様に解説中。 |


| 猫神様&ヒルダ&ミィア | 【お留守番・苦笑い】| 「まさか神様がサウナに入りに来るなんてニャ…」「我が家のサウナ、ついに神域に達しましたね」 |





まさかの女神様へのサウナ布教へ突入! 鈴が貰った神界の便利アイテムで、今後の空間創造もさらに捗りそうです。



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