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人見知りさんが異世界行ったら何故か人見知りがスキルになりました  作者: 白前 中
思いがけない訪問者⁉️

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空間の穴から現れたのは…

「……ふ、ふにゃぁぁ、あの穴がどんどん広がっていきますぅ……!」




鈴がセイナのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめてカレンの後ろに隠れるなか、空間の割れ目がバキバキと音を立てて広がり、眩い純白の光が溢れ出しました。




「くっ、敵の襲撃ですか!? 鈴殿、私の後ろへ!」


「ひゃあぁぁ! 空間の穴から誰か出てくるニャー! 防衛体制ニャー!」




突然の事態に、ヒルダとミィア、そしてパタパタと空を飛ぶセイナは大慌て。カレンも「グルルルル……」と喉を鳴らし、鋭い眼光で光を警戒します。




しかし、光の中から現れたのは、恐ろしい魔物でも邪悪な魔導師でもありませんでした。


そこにいたのは、透き通るような長い髪をなびかせ、神聖なオーラをまとった、この世のものとは思えないほど美しい『一人の女神』だったのです。




「ふぇ……? あ、あの人は……」




鈴はその姿を見て、記憶の引き出しがガタガタと音を立てました。


間違えようもありません。鈴がこの世界――『ミッツメラルド』へ転生するときに、白い空間で「引きこもりたいですぅ」という願いを聞き届けてくれた、あの時の女神様だったのです!




「あら、相変わらず騒々しいダンジョンね。……お久しぶり、猫神様」




女神様はフワリと着地すると、大慌ての面々を気にも留めず、猫神様に向かって優雅に微笑みかけました。


その姿を見た猫神様は、武器を構えることもなく、ぽんっと手を叩いて得心がいった顔をしました。




「……あぁ、そういうことか。結界をすり抜けて空間に干渉できるのなんて、この世界じゃあんた(創造神クラス)くらいしかいないのに。納得だ」


「ええ、ちょっと世界線の調整でバタバタしていて、挨拶もなしに強引な方法で繋いじゃってごめんなさいね」




女神様が親しげに猫神様と少しだけ言葉を交わした後、その美しい瞳が、カレンの影に隠れているパステルピンクの少女へと向けられました。




「さて……お久しぶりね、桜井 鈴。ミッツメラルドでの引きこもりライフは楽しんでいるかしら?」




女神様はすっと鈴の元へと歩み寄ります。


しかし、当の鈴はといえば、突然の創造主のサプライズ登場に完全にキャパシティをオーバーしていました。




「…………っ」




頭が真っ白になり、完全に硬直状態(フリーズ)。口を金魚のようにパクパクとさせるだけで、声の一文字すら出てきません。




「あら? どうしたの? 私の顔、忘れちゃった?」


女神様が顔を覗き込んで優しく話しかけますが、鈴は魂が抜けたようにカタカタと震え、返事すらできない状態です。




これを見たのが、鈴の絶対的守護獣であるカレンでした。


大好きな鈴が、目の前の光る女に話しかけられた途端、恐怖(?)でカチコチに固まってしまった――。




「クウーン!!(鈴に何か怪しい魔法をかけたなーっ!?)」




カレンは完全に「女神様が鈴に何か悪いことをした」と勘違い!


主を守るための野生の闘争本能が爆発し、鋭い爪を剥き出しにして、なんと世界の創造神である女神様に向かって猛然と襲いかかろうと跳びかかったのです!




「ひ、ひぎゃあああ!? カ、カレンさんダメですぅぅぅ!! その人は世界で一番怒らせちゃいけない人ですぅぅぅーーーっ!?」




フリーズしていた鈴が、カレンの特攻を見て一瞬で正気を取り戻し、本日一番の絶叫を上げるのでした。




---




現在の状況




| 登場人物 | 状態 | 現在の様子 |




| 女神様 | 【降臨・マイペース】| 鈴の様子を見に次元を割って登場。カレンが突っ込んできて「あら?」となっている。 |


| カレン| 【勘違い特攻】| 「鈴をいじめるな!」と、神に向かって本気のクリティカル一撃を放つ寸前。 |


| 桜井 鈴| 【大パニック(強制解除)】| 神への不敬アタックを止めるため、涙目でカレンを止めようと手を伸ばす。 |


| 猫神様 | 【やれやれ】| 「カレン、相手が悪い……」と肉球で顔を覆っている。 |


| ヒルダ&ミィア&セイナ| 【混乱】| 神聖な気配に圧倒されつつも、「カレン、待つですぅ!」と大騒ぎ。 |




---




まさかの転生特典を与えてくれた女神様本人が登場! しかもカレンが神罰覚悟の超勘違いアタックを仕掛けるという大修羅場(?)に!



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