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人見知りさんが異世界行ったら何故か人見知りがスキルになりました  作者: 白前 中
サウナを普及させよう

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突き放すシオン

「……まったく、とっとと帰ってくれないか。営業中のサウナの前で騒がしい」




近衛騎士団がすぐそこまで押し寄せ、フィオナ王女が涙目でベンチにしがみつく大騒動の中――シオンは冷めた目でハーブティーのカップを置き、ため息混じりに言い放ちました。




「なんですってぇ!? シオン、あなた冷たすぎますわ! 頼もしい魔導師として、ここは得意の爆破魔法か何かで、あのむさ苦しい騎士たちを王都まで吹き飛ばしてくださってもよろしくてよ!?」




王女が涙目でキッと睨みつけますが、シオンはメガネの奥の瞳を冷徹に光らせ、フッと鼻で笑いました。




「前にも言ったはずだ。俺たちは『鈴を守る』という共通の目的、いわば彼女の親衛隊として共に行動しているだけに過ぎない。……勘違いしないでほしいが、俺はあくまで鈴殿の信徒であり、あんたの部下になったつもりは毛頭無いんだが?」




ズバッと容赦なく突き放すシオン。




「な、ななな……なんですってぇぇーーーっ!?」




フィオナ王女はショックのあまり、キャスケット帽を落としそうになりながら怒り狂いました。




「わ、わたくしはセントシャイアの王女ですのよ!? そのわたくしに向かって『部下になったつもりは無い』だなんて、なんて不敬な口の利き方ですの!






普段あれだけ一緒に行動して、サウナの構想だってあんなに熱く語り合いましたのに……! この薄情者! 冷血眼鏡魔導師! 鈴様のパステルピンクの湯気だけが心の拠り所のくせにぃぃー!!」




「フッ、何とでも言うがいい。鈴殿の平和を脅かす存在(騒音)であれば、それが王宮の騎士団だろうが、あんたのわがままだろうが、俺にとっては排除、あるいは無視すべき対象でしかないからな」




シオンはどこまでもマイペースに、そして残酷なまでに「鈴第一主義」を貫き、ごねる王女を完全スルー。




「う、うぐぐぐ……っ! 覚えておきなさい」






「言い返せなくて悔しいですわぁぁーーーっ!!」




王女が地団駄を踏んで文句を喚き散らす中、ついに白銀の近衛騎士たちがテラスのフェンスを乗り越え、目の前まで迫ってきます。




「フィオナ様! 問答無用でお連れ戻しいたしますぞ!!」




シオンに突き放され、四面楚歌となったわがまま王女フィオナ。アステリアの宿屋サウナの前で、彼女の「帰りたくない」大絶叫が響き渡る中、事態はさらに混沌としていくのでした。




---




現在の状況




| 登場人物 | 状態 | 現在の様子 |




| フィオナ王女| 【文句爆発・孤立無援】| シオンに突き放されて激怒。「絶対に王宮になんか戻りませんわ!」 |


| シオン | 【冷徹・鈴第一主義】| 「騒がしいから早く帰れ」と王女を放置。ハーブティーをおかわり中。 |


| セントシャイア騎士団| 【突入完了】 | 王女を包囲。「お覚悟を!」と、力づくでの連行体制へ。 |


| 桜井 鈴&セイナ | 【我が家でまったり】 | ダンジョンの自室。お風呂上がりの冷たいお茶を飲みつつ、のんびり |




---




シオンに冷たくあしらわれ、文句を言いながらも絶体絶命のフィオナ王女!



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