空を飛ぶぬいぐるみ❓
一部内容に変更を加えました
猫神様が二人に動向するのを無しにしました。
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「ふにゃぁぁ……。お部屋が静かで、お水の音も心地よくて……本当に天国ですぅ……」
鈴は美しいアクア水槽の光に包まれながら、ベッドの上でセイナのぬいぐるみをこれでもかとぎゅーっと抱きしめていました。
レベル501に達した鈴の聖なる魔力は、本人が無意識のうちに、抱きしめているぬいぐるみへと優しく流れ込み続けていたのです。さらに、部屋に満ちるピュア・アクアの聖水と、セイナ自身の高い回復魔法のエネルギーが奇跡的な拒絶反応――ではなく、最高の「聖なる融合」を果たしていました。
すると突然、鈴の腕の中でぬいぐるみが「ぽわんっ」とパステルピンクの光を放ちました。
「ふぇ? ぬいぐるみが、光ってますぅ!?」
光が収まると、なんとぬいぐるみの背中に、天使のような真っ白で可愛い『小さな羽』がパタパタと生えていたのです。
「わぁぁ……! 鈴様、見てくださいですぅ! 私、なんだか体がとっても軽くて……えいっ!」
セイナの声と共に、ぬいぐるみが鈴の腕をすり抜け、パタパタパタと部屋の空を飛び回り始めました!
今までは鈴に抱っこされるか、セイナが霊体として外に出るしかありませんでしたが、この羽が生えたことで、セイナはぬいぐるみそのものを自由自在に動かせるようになったのです。
「すごいですぅ、鈴様! 自分で飛べます、お部屋の中を自由自在に大移動できますぅー!」
「ふにゃぁぁ! ぬいぐるみのセイナさんが、お空をパタパタ飛んでますぅ! すっごく可愛いですぅぅ!!」
二人が部屋で「ぬいぐるみの完成」を祝して大はしゃぎしている頃、アステリアの街の宿屋では、もう一つの「大事業」が勝手に進んでいました。
アステリアの宿屋:サウナ支店の爆速完成!
「……な、何なんだお前たちは……! 急に押し寄せてきてサウナを作らせろだなんて……」
宿屋「アステリアの憩い亭」の主人は、目の前に並ぶシオン、フィオナ王女の不審な(しかし気品のある)コンビの熱量に圧倒されていました。
しかし、サウナ効果で頭脳がキレッキレの二人の交渉術は完璧でした。フィオナ王女が「費用はすべてわたくしが持ちますわ!」と王宮の金脈をチラつかせ、シオンが完璧な建築設計図を提示します。
主人が「う、うむ……そこまで言うなら……」と首を縦に振った瞬間、シオンの天才的な魔導建築魔法が炸裂しました。
「交渉成立だな! 【突貫建築】!!」
ドゴゴゴゴ……!!
シオンが凄まじい魔力で宿屋の別館を一瞬で改装し、あっという間に「アステリア支店サウナ」を完成させてしまったのです。
最初の客:限界のギルドマスター
そこへ、偶然にもフラフラになった姿で宿屋の前を通りかかった者がいました。アステリアの冒険者ギルドを統べるギルドマスターガラムです。
彼は最近、魔物の異常発生の書類仕事で、数日徹夜が続いて完全に限界を迎えていました。
「あぁ……頭が痛い、肩がバキバキだ……。もう魔力も空っぽで倒れそうだ……」
「おやおや、そこにいるのはギルドマスターではありませんこと? ちょうど良いわ、あなたがサウナの『初号客』ですわ!」
「待て、俺は仕事が……うわあああ!?」
フィオナ王女に腕を掴まれ、シオンによって100度の超高温魔導サウナへと強制収容されるギルドマスター。
「熱い! 殺す気かぁー!」という悲鳴が上がった数分後、彼はキンキンのピュア・アクア水風呂へと叩き落とされ――
「……ほわぁぁぁぁぁ……」
別館のテラスのベンチで、ギルドマスターは口を開けたまま、完全に天を仰いで「ととのって」いました。脳内の疲労が完全消滅し、全魔力が限界突破で回復していく快感に、涙を流しています。
「これは……神の領域だ……。アステリアの全冒険者に、このサウナへの突撃を義務化する……(恍惚)」
現在の状況
| 登場人物・場所 | 状態 | 現在の様子 |
| 鈴の自室(我が家)| 【休日・大はしゃぎ】 | 鈴と、羽が生えて自由に飛び回るセイナのぬいぐるみ。平和。 |
| アステリア宿屋サウナ | 【爆速開業】 | シオンが突貫で完成させ、ギルドマスターガラムが「ととのい」の第1号に。 |
| フィオナ王女| 【宣伝大成功】| ギルマスの廃人っぷりを見て「これは勝てましたわ!」と確信。 |
「ふにゃぁ、セイナさん、こっちこっちですぅ!」
「はーい、お空から失礼しますぅ、鈴様!」
ダンジョンの中で自由に飛び回る可愛いセイナと、外の宿屋でサウナ革命を起こしている変態コンビ。
サウナが大繁盛の予感




