恥ずかしさ全開のヒルダ
「ふにゃぁ……。お部屋も完成しましたし、今日はみんなで私の部屋に集まって『パジャマパーティー』をしませんかぁ?」
鈴の控えめな、けれど嬉しそうな提案に、ダンジョンの仲間たちが集まりました。鈴はさっそく【空間創造魔法】を使い、みんなとお揃いの、パステルピンクでモコモコのパジャマを人数分(?)編み上げました。
恥ずかしさ全開のパジャマ姿
「……あ、あの。鈴殿。騎士たる者、常に甲冑を纏い、不測の事態に備えるべきなのですが……これは、その……非常に、柔らかいですね」
ヒルダは、普段の凛々しい銀の甲冑を脱ぎ捨て、ウサギの耳がついたモコモコパジャマに身を包んでいました。顔を真っ赤にしながら、落ち着かない様子でパジャマの裾をいじっています。
「ニャー! あたしはこれが気に入ったニャ! 動きやすいし、お腹がポカポカするニャ!」
ミィアは猫耳フード付きのパジャマで、すでにお菓子(猫神様特製のお魚ジャーキー)を頬張っています。
そして、水槽から上がってきたセイナも、鈴が作った「霊体でも着られる特殊なフリルパジャマ」を纏い、ぬいぐるみの姿で鈴の膝の上にちょこんと座りました。
「……ふわふわで、とっても落ち着きますぅ……。でも、みんなでお揃いなんて……恥ずかしくて、また燃えちゃいそうですぅ……っ」
「ダメですよぉ、セイナさん! 今日は爆発禁止ですぅ!」
深まる絆と本音トーク
鈴の部屋に敷き詰められた巨大なクッションの上に、カレンも大きな体を横たえます。カレンの首元には、鈴がお揃いで作った特大のリボンが結ばれていました。
「クゥ~ン♪(みんな、似合ってるよ!)」
猫神様も、特製のパジャマ(というかちゃんちゃんこ)を着て、中央でふんぞり返っています。
「よし、今夜は無礼講だニャ! 日頃の悩みや、鈴への愛を語り合うニャ!」
猫神様の合図で、パジャマパーティーが本格的に始まりました。温かいココアを飲みながら、最初は恥ずかしがっていたヒルダが、ポツリと本音を漏らします。
「……実は、ここに来るまでは、自分を律することだけが正義だと思っていました。でも、鈴殿の隣で、こうして柔らかい服を着て笑い合っている時間が……今の私には、何よりも誇らしいのです」
「……ヒルダさん……っ。ふにゃぁ、嬉しいですぅ……」
「あたしもだニャ! 鈴の作るご飯とお部屋、世界で一番大好きニャ!」
セイナも、ぬいぐるみの腕をモジモジさせながら続けます。
「……私、独りぼっちで海にいた時は、ずっと寂しくて……。でも、鈴様に拾われて、……。今は、恥ずかしくても、消えちゃいたいなんて思いません……っ。ずっと、ここにいたいですぅ……!」
外の静寂、中の熱気
みんなの温かい言葉に、鈴の心は幸せでいっぱいになりました。レベル479の魔力が、攻撃ではなく「究極の癒やしの波動」となって部屋を包み込みます。




