仲間の為に特訓開始
「……、特訓、ですかぁ……?」
猫神様は、いつになく真剣な表情で鈴を見つめました。
「そうだニャ、鈴。お前の『赤面爆炎』も『空間創造魔法』も、レベル479の魔力が乗ったとてつもない魔法ニャ。でも、今のままだと恥ずかしくなるたびに無意識に発動しちゃうニャ。もしカレンやヒルダたちが近くにいる時に、うっかり町を浮かせたり、大爆発させたりしたら……大変なことになるニャ!」
「ひ、ひぎゃあああ! た、確かにそうですぅ……! もし私が恥ずかしがったせいで、みんなが火だるまになったり、わ、私、申し訳なくて消えてしまいたいですぅぅ!!」
「落ち着くニャ! だからこそ、無意識に出ないように『感情の魔力』をコントロールする特訓をするニャ。さあ、シミュレーションルームへ行くニャ!!」
鈴はガタガタと震えながら、猫神様に引きずられるようにして特訓部屋へと向かうことになりました。
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特訓開始:精神統一(?)
シミュレーションルームでは、ヒルダとミィアが汗を流しながら見守っています。
「鈴殿、案ずることはありません。己の力を御することこそ、真の強者への道です」
「ニャー! 鈴ならできるニャ! あたしたちも盾になって協力するニャ!」
「う、うぅ……頑張りますぅ……。……あ、でも、やっぱり皆に見られてると思うと……あぅぅ、恥ずかしい……っ(ポッ)」
ゴォォォォォッ!!
「ほら、また出てるニャ! 止めるニャ!! その恥ずかしさを外に出さずに、自分の中に閉じ込めるイメージニャ!!」
鈴の特訓は、前途多難な幕開けとなりました。




