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人見知りさんが異世界行ったら何故か人見知りがスキルになりました  作者: 白前 中
鈴洞窟探検隊

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困惑の洞窟

「ひ、ひぎゃぁぁぁ! 狭いですぅ! 暗いですぅ! 魔物さんが近いですぅぅ!! もっと……もっと広くて、明るい場所にしてくださぁぁぁい!!」


鈴がカレンの毛並みにしがみつき、涙目で絶叫したその瞬間でした。


レベル479という、神の領域に片足を踏み入れた膨大な魔力が、鈴の「切実な願い」に呼応して暴走。それは単なる破壊ではなく、周囲の事象そのものを書き換える【空間創造魔法:マイ・ドリーム・パレス】として発動しました!


洞窟の異変:空間再構築


ズズズズ……ッ!!


「な、何事ニャ!? 壁が……壁が勝手に下がっていくニャ!!」

「……空間が……拡張されている? いえ、これは……作り替えられているのですか!?」


ヒルダとミィアが目撃したのは、信じられない光景でした。

狭苦しかった岩肌が生き物のように蠢き、天井はみるみる高く、通路は広大なホールのようへと姿を変えていきます。それだけではありません。ジメジメした岩壁は、なぜか鈴の好みに合わせた「パステルピンクの石材」へと変化し、天井からは魔法の光を放つリボン型のシャンデリアが出現しました。


「ク、クゥ……?(お、動きやすい……!)」


窮屈そうに身を縮めていたカレンが、ガバッと立ち上がりました。今やそこは、カレンが三回転ジャンプを決めても余裕があるほどの、広々とした豪華な宮殿のような空間になっていたのです。


カレンの無双タイム


「クゥ、グァァァァァァーーーン!!!」


本気を出せる広さを手に入れたカレンは、もう容赦しません。

逃げ場を失い、自分たちの巣が「乙女チックな宮殿」に作り替えられてパニックになっているケイブ・ラプターたちに向け、伝説の剛腕を振り下ろしました!


ドゴォォォォォォン!!


一撃。ただの一撃で、数十体の魔物が消し飛びました。広くなった空間を縦横無尽に駆け回り、カレンはまるでダンスを踊るように魔物たちを掃討していきます。


---


その頃:迷子中の親衛隊


「……な、なんだこの振動は!? それに、この魔力の波導……。……分析結果が出た。……ありえん、洞窟の内部構造が、リアルタイムで書き換えられている……っ!!」

「なんですって!? お姉様、まさか洞窟をリフォームしてしまわれたの!? さすがですわ! 早く、早くその芸術的な空間へ案内なさい!!(普通の声量)」


シオンが狂ったように魔導書をめくる中、二人は突如出現した「ピンク色の綺麗な通路」を全力疾走で進み始めました。


---


現在の状況


| 登場人物 | 状態 | 備考 |


| 桜井 鈴 | Lv.479 | 【安心・呆然】 「ふぇ……? 洞窟が、とっても可愛くなっちゃいましたぁ……」 |

| カレン | 【フルパワー】 | 広くなった空間で魔物を全滅させ、満足げにポーズ。 |

| ヒルダ&ミィア | 【戦意喪失】 | 「空間そのものを書き換えるなんて……。もう、魔法の定義が壊れるニャ……」 |

| 親衛隊(王女&シオン) | 【感動・疾走】 | 「お姉様の創造された宮殿……! 聖地巡礼ですわ!!」 |


---


「……ふにゃぁ。……なんだか、とっても広くてキラキラしてますぅ。これなら、お茶会もできそうですねぇ……」


鈴がのんびりと呟くと、その言葉に反応して、何もない空間からリボンで飾られたティーテーブルと椅子が「ポコッ」と生えてきました。



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