迷路のような洞窟探検
「わぁ……、この洞窟、奥までずっと続いてるみたいです。探検家さんになった気分ですね、カレンさん!」
鈴たちが足を踏み入れたその洞窟は、入り口の明るさとは裏腹に、中は迷路のように入り組んでいました。
洞窟の外:親衛隊パニック
「……鈴殿の生体反応を見失ったぞ!!」
「なんですってぇ!? お姉様に万が一のことがあったら、シオン、あなたを切腹させますわよ!! 早く、早く追いますわよ!!(普通の声量)」
慌てて洞窟に飛び込んだ親衛隊の二人でしたが、複雑な分岐路の前に立ち往生。お姉様を守るはずが、さっそく迷子になるという失態を演じていました。
洞窟の奥:鈴一行
一方、そんな外の騒ぎを知らない鈴たちは、カレンを先頭にゆっくりと奥へ進んでいました。しかし、進むにつれて天井が低くなり、道幅も狭くなってきます。
「……くんくん。……ニャー、鈴、止まるニャ。この先の臭い……ただ事じゃないニャ」
「……ええ。嫌な予感がします。カレン様、前をお願いします」
「クゥ……ッ」
カレンが低く唸り、鋭い眼光で闇を睨み据えました。すると、岩陰から無数の赤い目が浮かび上がります。そこは、洞窟の主である『ケイブ・ラプター』(レベル150前後の集団狩りを得意とする魔物)の巨大な巣だったのです!
「ひ、ひぎゃぁぁぁ!! 目がいっぱいですぅぅ!! カレンさん、やっつけちゃってくださいぃぃ!!」
「グァァ!!」
カレンが応戦しようと立ち上がりますが……。
――ゴンッ!!
「クゥゥゥーン……(痛い……)」
「ああっ! カレンさん、天井に頭をぶつけちゃいました!?」
そう、この洞窟はカレンの巨体にはあまりに狭すぎたのです。腕を振り回そうにも壁に当たり、自慢の突進もできません。本気を出せば洞窟ごと崩落させてしまい、鈴を巻き込む恐れがあるため、カレンは思うように動けません。
「……くっ、狭くて私の剣も振り抜けません! ミィア殿、お願いします!」
「無理ニャ! 相手が多すぎるニャ! 鈴、早く結界を……!!」
現在の状況
| 登場人物 | 状態 | 備考 |
| 桜井 鈴 | Lv.479| 【恐怖・限界】 狭い場所で魔物に囲まれ、涙目。 |
| カレン| 【行動制限】| 天井が低すぎて、伝説の力が出せない。もどかしそう。 |
| ヒルダ&ミィア | 【防戦一方】| 数に押されている。広い場所へ誘導したいが、囲まれている。 |
| 親衛隊(王女&シオン) | 【迷子中】 | 「お姉様ーーー!! どこですのーーー!!」と叫びながら逆走中。 |
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「こ、来ないでぇぇ!! 狭いのは嫌ですぅ! 暗いのも嫌ですぅぅ!!(大パニック)」
鈴の足元まで、魔物の鋭い爪が迫ります。




