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【SS】幸せの分散はもう終わり、置いて行かれる女の子たち〜本気の恋でLINEを消した日 ~僕らの傷跡~彼の甘い洗脳、歪んだ溺愛から救ってください  作者: 水波瀬 凪
【第一章】幸せの分散はもう終わり、置いて行かれる女の子たち〜本気の恋でLINEを消した日

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本命~【凪くんの彼女、結菜】過去の清算をしたっていうけど、本当に全部終わったの?

凪くんが、過去の女関係を全部整理したって言ってた。


「これからは結菜だけ」


安心して、と言って抱きしめてくれる。


「たくさんいたんでしょ?」


「それほどでもねーし」


「そか、ありがとう」



わたしが部屋を引き払ってから、凪くんとルームシェアするための物件探しをしてたんだけどね、いまは保留になってる。


なんでかってゆーと、


「俺、貯金あんまりなくて……」


凪くんが告白してくれた。


凪くんは事故にあって、5年前にようやく目覚めたばかり。


いまの会社に就職決まってからは、まだ1年ちょっと。


つまり、2年目。


そうだよね、まだそんなに貯金できる余裕はない。


「これから貯めてくから、もうちょい先にしない?」


わたしがお金出すよ? って言うこともできるんだけど、やっぱりそこは気持ち抑えた。


あくまでもわたし「対等」でいたい。


「わかったよ、ゆっくり探そう」


それでね、凪くんと不公平にならないようにって、夜ご飯は別々に食べることに決めたよ。


その代わり、朝ごはんは一緒に作って一緒に食べるの。


仕事が休みの日も、もちろん一緒。



なんだけど、凪くんの夜ご飯、ちょっと気になってんだけど。


あんまりたくさん食べるタイプじゃないのは、知ってた。


凪くん、ほぼ「ソイジョイ」で生きてることが発覚した!


たまにプロテインとか、豆乳飲んでたり、冷凍食品? のnoshとかゆーやつ食べてる。



遅く帰って来てからの自炊はやっぱり大変だもんね。


気になるけど、見て見ぬふりしてる。


たまにわざと


「作りすぎたから、食べる?」


多めに作って、凪くんにおすそ分けすることもあるよ。



これはわたしが、そうしたいからしてるので、不満はない。


それからときどき、凪くんのお母さんがきて


「作りすぎたから〜」


って、おかず置いてってくれる。


お母さんも、凪くんのこと心配してるのかな。



昨日は、山盛りの肉じゃがだった。



わたし、凪くんのお母さんとも、おばあちゃんとも、ずいぶん仲良くなれたよ?


お母さんのお仕事、歯科衛生士さんだってゆーから、今度歯科健診に行く約束した。


凪くんの歯並びがきれいなことと、虫歯がなんと、ゼロ!


てことを聞いてびっくりしてたけど、お母さんの丁寧な歯磨き指導のおかげだったんだね。


凪くんのお母さん、素晴らしい。



そんなある日、凪くんがシャワーいってるときにスマホの通知が鳴ったんだ。


何気なく見ると、インスタの通知。


「凪くん、インスタやってんだ?」


わたしもこっそり、地下アイドルの人で、凪くんに似てる人をフォローしてる。


「インスタとかSNSサイトって、非現実だな」


そんなイメージだから、特に気にもしなかった。


そのときまでは………ね。



読んでくださりありがとうございました。


このあとも、サイドストーリーを予定してます。

【SS】

誰も知らない僕らの傷跡〜消したい秘密

中学生のときの、

遥希、湊、樹、凪

4人の視点変更で全部で5話完結。


内容的に、暴力的なシーンがあるため

苦手なひとは気をつけてください。





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