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65話



おはようございます。翌日の朝です。

今日は冒険者通りにお出かけです!!


2人は今日も外出できると言うことに嬉しいのだろう、朝からとても元気である。

朝ごはんを食べ、洗濯物を干して、部屋の掃除を行う。

お店の掃除も一緒に行なった後、出かける準備をする。


二日目はお店自体は朝早い時間から開いているところもすでにあるそうだ。

だが、早すぎるとまだ開店していないお店の方が多いので昨日よりは少し早めにでかけるとしてそれまではゆっくりとお茶を飲んだりする。


今日行くのは冒険者通りなので冒険者が多い。

粗野な人たちも多いとのことなので2人には絶対に手を繋いで側から離れないことを約束してもらう。

そしてシャドウから自分にも絶対に1人で行動しようとしないこと、と念押しをされる。


子供達の手前、自分がはぐれたなんてことにならないように気をつけよう。

絶対に気をつけよう。フラグでもなんでもなく気をつけることにする。


そういうわけで二日目のお出かけに出発である。

冒険者通りに行くために今日も昨日と同じように途中までは4人で手を繋ぎ、人が多くなってきたところではぐれないようにエルはシャドウが抱き上げて、自分はアルと手を繋ぐ。

そして2人の肩にはインコの姿のルナとメア。


人混みではぐれないように冒険者通りに向かい歩き到着する。

商店通りと比べると並んでいるものが色々と違い、昨日とは違うということもあり、2人は到着した時点ですでに気分が高揚しているようだ。


商店通りでは日用品や食品、お買得な宝飾品などが多かったが、冒険者通りでは皮の鎧や剣などの武器、遠征に使うのだろうか持ち運びに向いている食器類などが店先に並んでいる。


他にはなんの動物かはわからないが牙だったり骨だったりも売っていたりするので何に使うのかをシャドウに聞けば武器や武具に使うらしい。

生き物にもよるが金属のように硬い骨は剣や槍や弓矢の矢じりに加工されるとのこと。


なので値段もピンからキリまであるそうで、豊穣祭に合わせて露店で様々な武器防具の素材を取り揃えて売っているそうだ。


素材関係が色々と並んでいる中には商店通りにもあったような宝飾品系のお店もあるのだが、商店通りにあった宝飾品のお店は普通の貴金属のお店で、こちらにある宝飾品には魔法使いが加工し妖精の力を加護としてつけていて、回数制限はあるが魔法の効果があるとのこと。


「身につけておけばそうだな、簡単なものだと野営をするときに火を起こすことができたり、水を呼び出すことができる。

高価な物だと野営の際に見張りを立てなくても猛獣が近づかなくなるものある。

あとはそうだな、一回きりだが魔法を封じているものもある」


魔法、そんな風に使われているんだ。

魔法使い自体が少ない世界で、かつ、冒険に出る人たちばかりではないらしい。

街でそういった魔法道具を作って販売する人もいれば貴族に仕えている人もいる。


「ということはあの店に立っている人は魔法使い?」


「そうだな。ミツルには見えないだろうが、アル、あそこに妖精がいるのがわかるか?」


「うん、あの人の肩の上に座っているよ」


「マジ!?いるの?何も見えないけど・・・」


「私は聖霊で、アルとエルには妖精の血が入っているので互いを認識できるのだよ」


そうなんだ、それはなんというか・・・あれか、霊感があるかないか的な感じか

・・・妖精が姿を見せてもいいと思ったら姿を見せてくれるらしいが、いいんです、いいんんですよ。だって、ほらルナもメアも姿を見せてくれているし。

それに聖霊のシャドウがそばにいてくれるんですから・・・ちょーっと小さな妖精が見えないってだけですからね。


そんなことを思いつつ、冒険者通りを歩く。

昨日と比べて目新しいものがあるので、アルとエルと一緒に内心はしゃぎながらいろんなものを見て回る。


干し肉や干し果物などの食料品。

あとは怪我に効く薬草なども並んでいる


その薬草の中には元の世界での薬味に使われている生姜っぽいものなどもあり、聞けば料理には使っていないとのことだ。

次の料理教室のために使えそうなものを数種類購入して、時間があるときに試してみようと思う。

そうすれば一部の調味料は普段から購入できるようになるので主婦さんたちには朗報ではないだろうか?

なので、薬草関係のお店を見つけたら寄ってもらいちょこちょこと購入する。


アルは武器のお店が気になるようで何店舗か見て回る。

両親と一緒に暮らしているときはナイフなどを使っていたそうなので刃物事態の扱いをよくわかっているので危険な扱いはしないだろう。


お店にいる間は武器なんて持つ必要はないのだが、本人が気になるのならばダメだとは言わないようにする。

本当は子供に武器なんて持って欲しくないというのが本音ですがね。

世界が違うのだから仕方がない。


エルは刃物としては小さなナイフしか使ったことがないそうだが同じように興味があるらしく、手に取るのはアルが6才になって扱うことを許されたそうなので同じように実際に手に取るのは6才まで待つように約束をする。


途中、冒険者ギルドの前を通ると豊穣祭に合わせて狩っていたお肉を露店販売していたのだが、アルとエル曰く、美味しいお肉とのことなので今日の晩御飯様に購入することにする。

味はどんな感じなのかシャドウに聞けば鶏肉に近いとのことなので照り焼きにでもしてみようと思います。


それから11時ごろになったので冒険者通りにも食品の出店が出ていたので昨日と同じように色々なものを買い用意されているテーブルと椅子を利用して舌鼓を打つ。


昨日食べたものとは違うものを選んだのだが、うん、こちらの料理もおいしい。

ただ、悲しくは調味料の種類が少ないためか味が似たようなものが多いことかな。

それでも素材自体の味がいいので満足できるんだけどね。


「おいしいね」


「うん、おいしい」


「エル、これにまよねずつけたい」


「ああ、マヨネーズ、たしかにかけたらうまいだろうな」


そんな会話をしながら食べ終わり、再びゆっくりと通りを歩く。

途中、ガラの悪そうなこう、世紀末っぽい冒険者にシャドウがナンパされるという事件が起き、アルとエルとメアとルナといっしょに端に避難して見物していると、シャドウが軽く相手をいなして祭りの警備担当者に引き渡す。


その際に何か一言、警備員に言っていたが聞き取れなかったのだけど、警備員の顔から血の気が引いて、慌てて絡んできた冒険者を引っ張って連行していきました。

何を言ったのか想像ができないけど、まぁ、相手を震え上がらせる言葉だったのだろうということはなんとなーくわかる。


「シャドウ、美人だからナンパされるのは仕方ないよ」


戻ってきたシャドウにそういえば、むすっとした顔をする。


「うん、オレもそう思う。」


「エルも!」


「申し訳ありませんが、私もそう思います」


アル、エル、ルナ。そしてうなづくメアにそう言われて、少し肩を落とすシャドウ。

まぁ、仕方ないよね。マジで美人さんだもん。


そんなこんなでちょっとしたトラブルもあったけど、時間になったのでお店に戻ることにする。

お店に戻ったら歩いて疲れたので甘いものとして購入しておいたアイスを取り出し、みんなで食べる。シャドウの分は少し多目にしておきましたよ。


さぁ、午後からもお店を頑張りますかね!





読んでいただきありがとうございます。(*^^*)

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