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66話



さて、今日はお祭り三日目だ。

昨日も街の外からお祭りに来たっぽいお客さんで100食は早々に完売となったのだけど、商人親子がギリギリ100食目に来店して食べることができたのだけど、とっても疲れておりました。


話を聞けばやはりいつもよりお店に来るお客さんが多く、ここに来る直前までお昼ご飯も食べられなかったそうだ。

あと、食事を終えた後は今日の売り上げの集計と明日の準備でまだお店に戻らなければいいけないらしい。そうはいっても晩御飯は味わってゆっくり食べたいとのことだ。


台所に戻って炊飯器の中を確認するとご飯はまだ残っている。100食は2人の分で完売なのでお店の扉には完売と閉店の札をかけている。

お店の方をみるとほかのお客さんが帰り2人だけになっていたので、よし、とご飯をボールに取り出す。

まだ食べている途中なので食べ終わる頃には間に合うだろう。

一応、帰るのを少し待っていてと声をかけてから焼きおにぎりを作りまっせ!!


鰹節に醤油とマヨネーズを混ぜそれを具材におにぎりを作り、ごま油を引いたフライパンで両面を焼く。

焼き色がついてきたところでおにぎりの表面にお醤油を塗り、焦げ付かない程度に焼いた後取り出す。

銀紙でおにぎりを一個づつ包んでそれをさらに布で包む。

2人はよく食べるので5個づつ。とはいってもコンビニおにぎりぐらいのサイズなのでそこまで大きくはないが、夜食に食べるのにはいいのではないかな。


お店に戻り、包みを2人にお代はいいからと手渡す。

それはいけないと言うのをいいからと持たせる。

忙しい中それでも食べにきてくれて、しかもまだ仕事があるというのだから。


2人が帰った後、焼きおにぎりの匂いに3人におねだりされて再度作ったところでイシュタル様も一緒に5人で食べ、その日は終了。


そして、今日である。

今日は昨日一昨日と商店通りと冒険者通りを歩いて、アルとエルが欲しいものを改めて買いに行くという予定である。

2人に何を買うか決めた?と聞けばうん!と元気に返事をして、目的のお店に向かって出発だ。



最初は商店通り。

エルとアルがそれぞれ下見をしていたお店で2人が欲しいものを購入するのを待つ。

アルは布など数種類。エルはドライフルーツや小物類を購入し、それぞれ2人の荷物を自分のポーチに入れる。なんたって魔法のポーチであるので荷物もちをしたとしても軽い軽い。


途中、焼肉定食の親子・・・もといマーテさんとトイラさんのお店に立ち寄る。

というか前を通ったところ声をかけられたのでお店にお邪魔する。

そういえば2人の経営するお店に来るのは初めてだな、と思いつつお店に入るとそこはバッグなど販売しているお店で、センスのいい財布なんかもあって、知り合いの誕生日プレゼントなんかにいいな、と見て回る。


値段はやはりそれなりにするが、買えない金額ではない。

蛇っぽい皮の財布やらバッグやら色々あるがうん、どれも質が良さそうだ。

まぁ、良し悪しは正直そんなに詳しくないのでわからないけど、パッとみていい物だよね、ってわかる品質である。


外に出歩くことがないアルとエルだが、うん、それでもウエストポーチなら妖精の託児所に行ったときに邪魔にならなさそうだ。まぁ、それでも2人の趣味出ないものを買うのはなんなので欲しいものをえらんでもらいましょうかね


「アル、エル。」


「なに?ミツルさん」


「バッグ、一つあったほうがいいだろうから、どれにする?」


エルがやったー!とお店の中をちょこちょこ歩いて商品を見るのに対してアルはこの前服を作ってもらったのに、と遠慮する。


「遠慮しないの、ほら、あそこへ行くときにハンカチとかポケットに入れてたら落ちることとかあるでしょ?ひとまとめにできるから便利だし。ね?」


甘やかしている自覚はあるけれど、まぁ、今はお祭りなので良しとして、さぁさぁ選んでっとアルの背中を押す。

トイラさんがこれとかオススメだよ、とアルを促してくれたのであとはプロに任せてシャドウと一緒に2人が選ぶまで待つことにする。


しばらくしてエルは肩掛けのポーチを、アルはウエストポーチを選びお支払いを済ませてその場で2人が身につける。

うんうん、似合う似合う。


「では、これはおまけで」


マーテさんが2人のポーチに入るサイズのお財布をおまけしてくれるのだが、それ、おまけにしては高いものでは?と心配になり、小さな声で聞けば、これからご贔屓にしていただきますので、と笑顔で返される。

まぁ、今度知り合いの誕生日プレゼントにって思ったけど・・・。


「いつも美味しい料理を提供していただいていますので、これからもよろしくお願いしますね」


と笑顔で言われて、それ以上しつこく食い下がるのは失礼になるので今回は引くことにするけど、次の来店時には大盛りにしてやるからね!!覚悟しておくがいい!!


マーテさんとトイラさんのお店を後にして次は冒険者通り。

アルは小ぶりのナイフと何かの動物の骨をエルも同じくなにかの動物の骨を購入して冒険者通りでの買い物はあっさりと終了となる。


あとは店を冷やかしながらお昼ご飯は飲食店で済ますことにする。

お祭りなので子供連れのお客さんも結構いるなぁと思いながら飲食店のある通りを歩く。

以前行ったお店はどちらかというと大人向けとのことで、シャドウのおススメのお店へと向かう。


少し通りを外れたところにあったお店に入ると人はそれなりにはいってはいるが満席というわけではない。

とはいってもまだ一番混む時間帯ではないので、満席ではないのだろう。


すんなりと席に座れて、シャドウがオススメを頼んでくれるのをアルとエルと一緒に待つ。

出てきた料理はどれも美味しく、ゆっくりと味わい食べる。


「うーん、この煮込み。おいしいねぇ」


トマトとお肉の煮込みなのだが、野菜の旨味も出ていて美味しい。

この街の料理は素材の味を生かした料理が多いのでシンプルな味つけが多いのだが、この店のは一手間加えているっぽくてほかのお店のものより味が複雑だ。

とはいっても醤油や味噌などの調味料を使っているわけではないのだろう。それでも美味しいのにはかわりはないけれどね。


昼食を終える頃には店内は満席となっていて、とても賑やかだ。

まぁ、これだけ美味しければ満席になるのは当然だろう。


美味しいお昼に満足をして、冒険者通りと商店通りを軽く歩いてまわり、お店へと戻り休憩をしたあと、仕込みをする。


今日はパスタの日でいつものフードをかぶったお客さんが閉店間際に来店をして、明日はぜひ領主の屋敷へ来て楽しんでと会話をする。


今日も100食無事完売し、9時前には閉店となる。

お店には来週までおやすみの張り紙をして、明日に備えて早めに就寝とすることにする。

明日は朝からおめかししないといけないからね。

アルとエルをカッコ可愛く着飾るのを楽しみにしながら2人と一緒におやすみなさい。





読んでいただきありがとうございます。(*^^*)

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