36話
翌日、朝ごはんにおにぎりとお味噌汁、甘めの厚焼き卵とメインのおかずに、お湯を沸かして豚のロースのしゃぶしゃぶ用お肉を湯通しして、それにだし醤油、ごま油、ネギを刻んで入れてて混ぜたものをかけたものを用意した。
ハシは難しいだろうからフォークで食べれるように、あとおにぎりは手で掴んで食べれるからね。
お味噌汁は早めに作って少し冷ましておいたのを出したんだけど、最初は色に警戒していたけれど、一口飲んだら気に入ってくれたのかゴクゴクと飲み干しておかわりもしてくれたので味は問題なかったっぽい。
食後は体力の回復のために休憩を取らせるために部屋でゆっくりするように伝える。
さて、では自分は子供たちの教育係りになる妖精さんが今日来るのだが、せっかくなのでお菓子を用意することにしよう。
簡単かつ、材料を覚えやすい。そう、アイスで作るパウンドケーキ!!
必要なものは卵、ホットケーキミックス、そしてスーパーな名前のついたカップアイス。
味は今回はスタンダードなバニラとあとは抹茶味かな。
ホットケーキミックスとアイスだけでも作れるが、しっとり感をプラスするため自分は卵を一個入れるレシピのほうが好きなんだよね。
パウンドケーキ型も百円なお店で2個、ないし三個セットで売ってる使い捨てのを買うという手もあるし、牛乳パックを使ってお手軽パウンドケーキ型を作る方法もある。
繰り返し使うならパウンドケーキ型を買えばいい。
耐熱のボールにアイスを移して電子レンジで10秒から20秒。
やりすぎると溶けるので注意!!買ってきてすぐだったらある程度溶けているので電子レンジにかける必要はないのでそのまま使えばいい。
抹茶の方も同じように電子レンジにかけるのを忘れずに。工程が簡単なので一気に2個作ってしまおう!
そのあとはオーブン機能で170度に余熱。
先に余熱しちゃうと電子レンジの機能が使えなくなるので順番にだけ気をつけるぐらいだよね。
溶けかけの状態のアイスに卵を一個割り入れてしっかりと混ぜる。
そのあと、ホットケーキミックスを入れる。ホットケーキミックスは小分けになっているのが便利だ、一個につき一袋。いちいち計らなくてもいいというだけで、ちょっと作ってみようかなという気になれるからねぇ。
ホットケーキミックスを入れたあとしっかり混ぜて、あとは型に移してトントンっと何回か落とし、いらない空気を抜いて、余熱が終わったオーブンレンジに入れて25分から30分焼く。今回は2個同時なので30分焼くことにする。
さて、あとは焼けるのを待つだけだ。
今回は何も入れなかったが、例えばバニラの方にはチョコチップや板チョコを粗めに刻んだものやドライフルーツやナッツなど。
抹茶のほうには甘納豆や甘くにた黒豆の煮たものなどを入れてもアクセントになって美味しい。
焼きあがったら竹串で刺して生地がついてこないか確認する、生焼けだったら焼く時間を5分追加して焼き足す。
焼きあがったらそのまま冷ますのだけど、せっかくなのでしっとりさせたいからラップで軽く覆う。
冷めたら好みの厚さに切って、そのまま食べてもいいし、トッピングに生クリームやジャムを添えてもOK。
さてさて、あとは妖精さんが来るまで待つだけだ。
お店側のカウンターで座って待っていたら、シャドウが二階から降りてくる。
どうやら妖精さんが来たそうだ。
お店の鍵を開けて中へと招き入れる。妖精さん、どんな感じなんでしょう??
ドキドキしながらシャドウの後ろから現れた妖精を凝視する・・・・ん?んん??
現れたのはおそらく男女の二人。何というか、うん、パッと見たところ、羽根ありません。
身長は一人は小柄でおそらく150センチくらい。もう一人は長身で170センチぐらい。
ただ、外見は似ていて、なんというかこう、アラジンとかそういう作品で女性が着ている衣装といえばいいのかな。ベリーダンスとかで着るあの衣装。あれを着ている浅黒い肌の長身の美女と
もう一人はアラブ系のあの、ほら、石油王が着ているような服装なんだけど色は白ではなく黒で、ちょっとデザインがファンタジーっぽい服を来ている同じく浅黒い肌の小柄な美少年。あの、想像していた小さな妖精とは全然違う・・・。ちょっと、残念。
「初めまして、ミツル様。私は闇の妖精のルナと申します。」
長身の美女が自己紹介をしてくれるのでこちらこそ初めましてと返事をする。
「・・・ルナと一緒、メア・・・です、初めまして」
ルナさんの後ろにかくれるようにして自己紹介してくれるメアさん。
恥ずかしがり屋なのかな?と思いつつ、初めましてと返事をする。
「子供達を呼んでくるね」
「ああ、頼む」
二階に行き、子供達を呼んで改めて一階に降りる。
二人は自分の後ろに隠れるようにして二人と対面する。どうやらご飯により餌付けが完了仕掛けているのか、昨日ほど自分に対して警戒せず、むしろ頼ってきてくれているのでなんだかちょっと、嬉しい。
アルとエル、ルナさんとメアさんが互いに自己紹介をして、シャドウからまずは妖精の力の使い方を練習することから始めるという説明を受ける。
シャドウは聖霊のため、二人に教えるには力が強すぎるため、説明はできるが実技になると危険なため、父親と同じ妖精である闇の妖精から手ほどきしてもらうそうだ。
うむ、しかし、なんというか空気が重い。
ここはあれだな。ちょっと甘いものでも食べて空気を柔らかくしたほうがいいな。
とりあえず椅子をもう一脚出して、座るように伝える。
「まずは、お茶にしよう、ね?ほら、甘いもの食べたら緊張ほぐれるでしょ?
ルナさんとメアさんは甘いもの平気です?」
「ミツル様、私たちのことはルナ、メアと呼び捨てにしてください。それと甘いものは大好きです。」
「あ、それなら自分のこともミツルと様付けせずに呼んでくださいね」
アルとエルの二人にも待っててねと伝えて、台所に戻り、冷めたケーキを適度な大きさに切って、お皿にそれぞれバニラには生クリームとジャムを抹茶には餡子とアイスをトッピングして盛り付ける。
生クリームはすでにホイップしたのが売ってるし、餡子はチューブのものがある。
便利だよねぇ。小豆トーストとかするとき最高だよね!
イシュタル様には後で持っていくので別に避けて置いて、人数分を用意してお盆に乗せて持っていき、それぞれの前に置く。
「どうぞ、食べてくださいね」
フォークとスプーンを手渡して、みんなが食べ出す。
「うん、美味い。」
シャドウが一口食べて、自分を見て微笑む。
あー、その笑顔、破壊力あるんで、ほどほどにしてくださいませ!!
「ミツルさん、これ、なに?美味しい!!」
「おいしー!!」
アルとエルがびっくりしたような顔で聞いてくるのでパウンドケーキだよ〜と教える。
今度一緒に作ってみようか?と聞けば、うん、作る!!と元気に返事をしてくれる。
ふと、妖精の二人を見れば
フォークを抱えたまま顔を覆って震えている。
「え?あ、あの?メアさん?ルナさん?」
声をかければバッと顔をあげる
「美味しいです!!ミツルさん!!」
「そ、そうですか。よかったです」
勢いよく返事をするルナさんに押され気味に返事をしてしまったが、美女の勢いの良い返事って、なんというかすごい迫力ありますね。
そのあとはそれぞれケーキを食べ進めて、最初のようなかたぐるしい雰囲気はなくなり、二階の子供たちの部屋で魔力の操作の仕方を説明するということとなり、魔力はないけどどういうものか気になったので見ているだけの参加をさせてもらったけれど。
結論、魔力がなんだか全くわかりませんでした。
まぁ、今日は初日ということもあって、顔合わせと基本的な説明で1時間ほどで終了となり、本格的には一週間後からということになりました。
一週間後に同じく、お店の基本的な手伝いの内容の確認と練習も始めようという話になったのだけど、同時進行、大丈夫なのだろうか・・・・?
読んでいただきありがとうございます。(*^^*)




