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24/75

24話



料理を待つこと、数分。

まずはスコムを使った煮込み料理がやってきた。取り皿も一緒に来たので冷めないうちに分ける。


「いただきます。」


まずは、一口。

うん、トマトベースのスープとブイヨン?なのかな?昼に食べたトマト煮込みよりずっとコクがあって味わいが深い、お肉も柔らかく煮込まれていて口に含むとホロホロと崩れるぐらい。ハーブで味を整えていてさらに塩分がちょうど良い。

これは美味しい。次の料理も期待してしまう。


シャドウと二人で黙々と食べていると料理がさらに運ばれてくる。

リオレの炒め物。タルボのステーキ。ギガトの串焼き。アロの包み焼き。ショニのハーブ焼き。あとはパン。


リオレの炒め物は野菜と肉の味がいい塩梅でハーブ塩が肉の味を引き立てている。

タルボのステーキはニンニクの風味が効いていて美味しい。

ギガトの串焼きはシンプルな味付けだが、肉本来の旨味がしっかりしていて美味しい。

アロの包み焼きはパンの生地でおそらくワインで煮込んだアロを包んで焼き上げていて、パンに味がしみていてこれまた美味しい。

ショニはハーブの風味が効いていてバターの風味がしてとても美味しい。


ただ、日本人の自分としては米が食べたくなってくる。

ご飯のおかずとして食べたい。


パンが主食のようなのだが、パン自体も日本で食べれるあのふわふわのパンではなく、どちらかというと硬いパンなので、スープを含ませて食べるとちょうど良くなる

が、やはりご飯が食べたくなる。

お店に戻ったらご飯を少し炊いて夜食用におにぎりでも作ろう。


「シャドウのオススメのご飯、美味しいですね」


「久し振りに食べたら、シンプルな味付けで美味しいとは思いますけど・・・やはり、醤油などの調味料の味を知ってしまうと少し物足りなく感じてしまいますね。」


「自分は逆にシンプルな味付けだからこそ、美味しく感じますけど。

たしかに醤油をちょっと入れたら〜って考えたら、ちょっと物足りなく感じてしまうかもですね。」


あえて言えばタルボのステーキに醤油使いたいかも。

または、シンプルでいえばわさびとお塩でもいいかもしれない。


「今度、お肉だけ買ってみて、日本のメーカーのステーキソースなんかをかけて食べてみましょうね」


「それはいいですね」


ニコニコと笑顔になるシャドウは・・・食いしん坊キャラにしかすでに見えなくなってしまっている・・・けど、聖霊様なんだよね。本当はね。

ところで、一皿が結構な量があって、それが六品って自分食べきれるか不安なんですが・・・。と思っていたらですね。

シャドウさんったら本当に食べますこと食べますこと。

途中でお腹いっぱいになってしまったのに、残り、全部食べちゃったんですよね。


あれだね、大食いタレントの人たちに勝てるんじゃないかな?

爆食の3人の女性とか、ギャルのお姉さんとか。


「さて、ではお会計をお願いしますか」


さて、六品プラスお酒をじぶんが3杯、シャドウが5杯。

どれくらいになるんだろうか?

給仕のお姉さんに支払いを聞けば 小銀貨三枚と大銅貨一枚、日本円にして3500円。

六品でがっつり食べて飲んでの価格と考えたらお得だと思う。


お店の外へ出るまでの間、奥の席だったこともあって歩いていると他のテーブルの上が見えるのだけど、二人の席でシャドウが頼んだ量と同じぐらいか、少し少ないぐらい。

一人だと大体3皿ぐらいを頼んでいるっぽい。


ふむ、ということは量はそれなりにあった方がいいっぽいな。


定食なのでメインのおかず、ご飯、汁物、サラダが小鉢と考えていたけど、メインのおかずは多めに、ご飯と汁物はおかわり自由とかにして、サラダも野菜だけのサラダよりは具材たっぷりのサラダだったり、小鉢も肉じゃがとかがっつり系の方がいいかもしれないよね。

とりあえず、定食のサンプルを作ってみよう、で、価格はもう何店舗かお店に行ってみて決めよう。


というわけで、帰りながらシャドウに明日もお昼の屋台巡りと夜営業の食堂の付き添いをお願いする。


「ただ、朝ごはんにミツルの作ったご飯を食べたいです。」


「わかりました。あ、夜食用におにぎり作ったら食べますか?」


「もちろんです!」


お腹いっぱい食べたけどね、おにぎりは別腹ということで。

というわけで、お店に戻り、おにぎり用にご飯を炊いた後、食べた料理を思い出しながらメモしていく。思い出せないときはシャドウに聞けば教えてくれる、あとは味はどんなだったとか、どういう風味だったとかも書いておく、もちろん合計金額も忘れずに。


いつも自分が食べているものと違い、シンプルな味付けが今のところは多いので定食で出すおかずも最初はシンプルな味付けのものの方がいいかな。

ちなみにシャドウはゼリー三種類を食べていて、すでに三巡目、つまり9個目だ。


メモを取り終え、お肉の元になった生き物をイシュタル様にもらった本で確認をした後、ノートと本を置くためとお風呂に入るために自室に一度戻る。

ちなみにシャドウはどこのドアからでも、自室に戻れるそうで用事があって自室に戻っていたりどこかに行っている間は妖精さんが自分の周りにいてくれるそうだ。


脱いだ服は洗濯機に入れる、お風呂にゆっくり使って出たら、さて、夜食用のおにぎりでも作りますか。


具材を混ぜるタイプのおにぎりにしようかな。

冷蔵庫の中から卵、ネギ、あとは鯖の缶詰を取り出す。

鯖は醤油味だ。

フライパンに鯖の缶詰を出し、軽くほぐした後火をつけて、水分が飛ぶまで焦げないように炒めてネギを入れて軽く混ぜる。

次に卵をボールに割り、そこに砂糖を入れて甘めに味付けしてフライパンで炒り卵を作る。

ご飯をボールに用意してそこに炒めた鯖と卵を入れてざっくりとかき混ぜる。


ラップを切って、混ぜたご飯を乗せて包んだ後、軽く握って一個め完成。

残りのご飯もおにぎりにして三つのお皿にわける。

海苔は好みで巻くとして、小分けの味付け海苔を準備して、一つをイシュタル様のところに持っていく。


おにぎりを作っていることに気づいて待っていたそうで、ニコニコ笑顔だ。

お茶を淹れた後、明日の朝ごはん食べますか?と聞けば、食べますと返事をいただいたので、明日の朝、ご飯ができたら来るそうです。


戻ってシャドウの分はカウンターに置いておいてほしいとのことなのでカウンターに置き、自分の分とお茶を持って自室に戻る。


さて、もうちょっと、定食の中身を考えようかな

レシピ本を引っ張り出して、良さげなものに付箋をしつつ、別のノートに組み合わせを書いたりして、夜は更けていった・・・。








読んでいただきありがとうございます。(*^^*)


恐竜の肉って実際はどんなんでしょうね?

かといって、爬虫類のお肉はまだ食べたことありません。


サメならあるんですけどね。

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