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18話

両隣の住人に挨拶をしたあと、続いては正面の家の住人に挨拶するべく手土産をカゴに入れて気合いをいれる。


正面の家はどうやら集合住宅のようで、扉は六つ。まずは一階から攻めていこうと思う。

ドアをノックしてしばらく待つと勢いよく扉が開くので当たらないように横に避ける。


「はいはーい、どちらさま?」


そういって元気に現れたのは美人なエルフさんだ。

スレンダーで、服も中性的だが、声からしたら女性っぽい?


「はじめまして、お忙しいところ申し訳ございません。自分は目の前で定食屋を開店する予定の小中 満といいます。挨拶に伺いました。」


「あそこの空き家の?そうなんだ、よろしくね あたしは シャフよ」


「はい、よろしくお願いします。あの、これ よろしければお近づきの印に。てづくりなんですがどら焼きというお菓子です」


「お菓子!!わぁ!ありがとう!」


とりあえず一個手渡せば目の前で包みを解いて勢いよく一口食べる、と思ったらすごい勢いでペロリと一個を食べきる


「おいしいわ!!」


そう言って笑顔になる、よければと1袋渡せば、ホクホクとした顔で受け取ってくれる。

なので、もしよければ試食会を開くときは呼んでもいいか聞くと了承してくれる。

意見は多種族から貰った方がいいだろうからね。


「あ、そうだわ!となりとね上は人が住んでるけど3階の住人は二人とも冒険者でいま遠征中だから帰ってくるの一月後になるって言ってたわ あと、あたしを含めてここの住人はみーんな独身よ」


「そうなんですね。ありがとうございます」


情報にお礼を言えば袋を持っている手とは反対の手を差し出してくるエルフさんもといシャフさん。

これはあれか、カゴの中からも三個その手の上に重ねる。


「うふふ、ありがと!」


じゃぁねと言って扉が閉まる。

元気な人だなぁ。エルフのイメージが若干崩れたなぁ・・・。

と、気を取り直して反対側の扉をノックして、住人の方に挨拶をする。


シャフさんの隣の住人は学者のような感じの人で挨拶をした後、どら焼きを一袋と味見用に一個渡す。甘いお菓子ですと言えば煮詰まってたから甘いものはありがたいと言って受け取ってくれた後、挨拶を終えて二階へ。


二階に行ってドアをノックして出てきたのは狐の獣人さん。

話をしていたら反対側の扉が開いて出てきたのは虎の獣人さん。

二人とも毛並みいいわぁ。もふもふしたいが、そこはぐっと堪えて挨拶をする。

それぞれに手土産を渡せば、虎の獣人さんはこれから仲間と出かけるそうだ。

聞けば一袋では足りなさそうなのでもう一袋渡す。


そのあとは狐の獣人さんも虎の獣人さんも冒険者ということなのでちょくちょく居なくなるらしいが、帰ってきた時とかに時間が合えば開店後お店によってくれると言ってくれたのでよろしくお願いしますといって、挨拶を終える。


あと、二人からもやはり三階は今は留守なので行っても誰もいないと言われたので三階の住人との挨拶は後日改めてにすることにする。


さて、とりあえず両隣と正面の住人には挨拶を終えたので、次は正面右と正面左だ。

引越しの挨拶は向こう三軒両隣にするとネットで載っていたので、異世界に自分の世界の常識が通じるかは分からないが正面右左に挨拶をすれば大丈夫だと思おう。


シャドウ曰く、正面左は空き家とのこと。正面右は縫製の工房になっていて、従業員は女性が多いそうです。


なので、左は空き家なので挨拶はいらないが縫製の工房にはしっかり挨拶しておかないとね。

カゴに残りの袋に入ったものを入れ替えて全部渡してちょうどいいかもしれない。個包装してるのはお店に残して、工房に向かう。


工房の扉には針と糸の絵が彫ってある看板が下がっている。

ほうほう、これが縫製の工房を表す看板なのか。ということは飲食店用の看板もあるってことなのかな?と考えながら工房のドアノッカーを叩く


しばらくして中から出てきたのはつり目美女のエルフさんだ。

明らかにスカートでさっきのエルフさんより出てるところは出ているので女性とすぐにわかる。


「なにか?」


「あ、すいません。あの、自分 すぐそこに定食屋を開店する予定の小中 満といいます。お忙しいところ申し訳ありません。挨拶にお伺いしました。」


「あら、定食屋?食べ物のお店かしら」


「はい、食事できるお店です。あと、手土産にお菓子を持ってきたのでよかったらみなさんで食べてください。自分の故郷のお菓子でどら焼きというものです。」


カゴそのままを手渡せば、あら、ありがとうと微笑む。


「私はムーネ・ラスティよ この工房の主人をしているわ。これからよろしく」


「はい、よろしくお願いします。それでは、お仕事のお邪魔になっては申し訳ないのでこれで失礼します。」


「そう、もし服を仕立てる時は言ってちょうだいね。それなりに良いもの作っている自信があるから」


「はい、その時はよろしくお願いします。」


ムーネさんとはそれで挨拶を終えて、お店に戻る。

戻ったらすぐにシャドウが姿を表してお疲れ様でしたと声をかけてくれる。


「ふぅ、緊張した。さて、無事に挨拶は終えたので、お茶にしましょう」


個包装したどら焼きはまだすこし余っているのでそれをお供にお茶にしようと声をかけて、自分は玄米茶を、シャドウのはほうじ茶ラテを用意して、残りのどら焼きの8割をシャドウが食べきって、お茶を終える。


さて、次は試食の日取りを決めようかな・・・。









読んでいただきありがとうございます。(*^^*)

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