エルフ襲来
出来るだけ頭空っぽになる話を書いているつもりなのですがどうでしょうか?
理想は読んでいる人が気がついたら鼻水とよだれが出ている状態になる事です。
ヤシガニ討伐から2週間。
今日は学校が休みなので朝から秘密基地にいこうと思う。
「マリナー、秘密基地いくー?」
「いくぅ、ちょっとまってぇ……。」
超寝起きのマリナ。
1時間はかかりそうだな。
とりあえず朝飯でも食おう。
朝飯中にマリナとリリアとくぅが合流。
飯食ったらすぐ秘密基地に移動だな。
そしていつものスタイルでマリナを抱え移動。
秘密基地前につく。
秘密基地に入ろうとすると、中から声が聞こえる。
……誰だ?
マイケルとポールはふたりでは来ない筈だし、ポタラさんなら一緒に来るだろう。
他にここを使う人いたっけ?
とりあえず扉に耳を当てて声を聞いてみる。
「うふふ、もぅ〜あなたったら!」
「あはは、いいじゃないか!」
ベタないちゃつきボイスが聞こえてきた。
……あっ!これはもしや、マリナの両親か?
「なぁマリナ、中に誰かいるみたいなんだけど、誰かわかる?とりあえず声聞いてみてくれない?」
「?いいよ?」
長い耳を扉に当てるマリナ。
「あっ!お父さんとお母さんだ!」
扉を勢いよく開けはなつマリナ。
「ちょ……!まっ!」
俺の制止は間に合わず、目の前には二人のエルフ。
男がソファーに座りその上に女がまたがっている。
幸いなのは服を着ていた事か……。
いや、男の手は確実に服の下に入ってるけど。
「「マリナ!?」」
体制を素早く切り替える男女。
こいつら……手慣れてやがる。
「うぇ〜ん、おとーさーん!おかーさーん!」
泣き始めたマリナが両親に駆け寄っていく。
やっぱ寂しかったんだな。
「あらあらマリナ、ごめんなさいね、迎えに来るのが遅くなって。」
「大丈夫だったかい?」
マリナを撫でながらあやす両親。
うむ、家族ってええな。
マリナが落ち着いてから両親に話を聞く。
やはり魔族の襲撃があったみたいだ。
しかし襲撃自体はお粗末なもので、すぐに撃退に成功。
濁してはいるがどうやらマリナがいない間に弟か妹を仕込んでいたのが迎えが遅くなった原因らしい。
さすがエルフ。
ちなみに襲撃はドネルケバブ?の部下の指揮だったみたいだ。
倒した勇者が言っていたそうな。
正直マリナの両親見たとき、あれ?神のおじいちゃん襲撃まだって言ってたよな?マリナの村襲われてんじゃんって思ったんだが、ケバブ?の部下なら先走りの一つだったのかな。
まぁおじいちゃんは神様だし嘘は言わんだろ、多分。
しかしこれでマリナともお別れか。
寂しくなるな。
まっ森転移もあるし、いつでも会えるか。
「マリナここにいる!」
秘密基地に響き渡るマリナの宣言。
正直このパターンだろうなと思ってました。
両親もあっさり許可。
てか本格的にマリナの弟妹を仕込めるのが嬉しいのだろう。
「キンタくんといったね?うちのマリナをよろしく頼むよ。」
「キンタくん強いそうね?マリナを守ってあげてね。」
なんてスムーズなのか。
とりあえず母さまに挨拶をとの事なので、二人を連れて屋敷に向かう。
♢ ♦︎ ♢
「……と、言うわけでマリナをよろしくお願いします。」
「よろしくお願いしますわ。」
物怖じせず、辺境伯である母さまに頼むマリナ両親。
せめて腰を抱き合いながら言うのやめろや。
「ああ、任せておけ……。」
母さまも若干引き気味である。
「それでは失礼させていただきます。」
さっさと帰りたいのか、そそくさと屋敷を出る二人。
秘密基地に戻り、マリナとの別れもそこそこに、森転移で帰ることになった。
「じゃあマリナ、元気でね。」
「たまには帰ってきなさいね〜。」
「うん!またねー!」
流石エルフ。
5歳の子供を置いていくと言うのに軽いな。
そしてマリナ両親は帰っていった。
名前すら聞かなかったぞ。
なんだったんだ……。
怒涛のエルフ襲来はあっというまに終わり、とりあえずその日はマイケルとポールを迎えに行き秘密基地で遊んだ。
……落ちなし!




