遠い海から来た
いつもに増して短いです。
ポイント入れてくれてる方いつもありがとうございます。
どうもキンタです。
だだ今無事落下中です。
「きゃっはー!!」
はしゃぐマリナ。
「うきゅーん!」
流石にビビるリリア。
下を見ると、それなりに深そうな滝壺。
高さは10mオーバーだろう。
どうするべきか……。
2人が直接着水するには無理な高さだな。
着水寸前に上に投げるか?
いや流石にそんなGがかかったら内臓ごとゲロっちまうだろう。
背中に2人を乗せて衝撃を和らげるか?
だめだ…俺の背中はそんなに広く無い。
ちくしょう!
意外と万事休すか!?
うだうだ悩んでいるうちに水面は直ぐそこ。
俺は少しでもと思い、両手両足を広げ、2人を背に隠して着水した。
バチーン!!
水面に叩きつけられる。
いっっってぇぇぇ!!
これが……鞭打……!!
皮膚は鍛える事が出来ない!つまり!
なんて言ってる場合じゃねぇ!
痛みを我慢しながら2人を探す。
滝から出るバブルで視界が効かねぇ。
クソっ!深いところまで行っちまったか!?
滝壺の水流はループして上昇出来ないところができるらしいからな…。
やべぇ!
ガムシャラに潜る。
川幅の割に滝壺が広く深い。
なんだよこれ!
不思議と息は持つ、これも能力か?
おっ!何か影が!
とにかく近づいて引っ掴む。
一旦上がるか。
掴んだのが、リリアかマリナかはわからないが、とりあえず救助だ!
急いで泳ぎ、川縁へ上がる。
「あー!キンタくんやっときたー!」
「くきゅーん!」
はへ!?
マリナ?リリア?
なんで?
そこには木にもたれかかりこちらを見る2人。
「マリナ……?なんで……?」
恐る恐る聞く。
「えー?何がー?」
「なんで滝壺に落ちてないの!?」
「えっとねー?リリアがねー?怖そうだったからー。ここにパッててんいしたの!」
「あ……、『森転移』……。」
「ふふん!すごい?すごい?」
「え、じゃあ俺は……?」
「キンタくん手広げて楽しそうだったから、ざぶーんってしたいのかなーって思ったの!」
「はっ、はははっ!」
何という無駄な努力……。
あれ……ちょっと待てよ?じゃあ俺の掴んできたこれは?
「キンタくん、その子だあれ?」
マリナが聞く。
「キュイ!」
「君……誰?」
「キュイ?」
そこには、遠い海から来そうな首長竜がいました。




