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お好み焼き

閑話続行

話が進む方のプロットは1つも進んでません。

どうも、俺です。


本日は厨房にきております。


「おう坊主!またなんか作りたいのか?」


料理長のマクベスが声をかけてくる。

クッキーの時もお世話になった人だ。


今日は俺の好物の1つ、お好み焼きを作りにきた。

当然炒めものを生地で蓋するだけのやつではなく、キャベツを刻んでタネと混ぜるやつだ。


今ある食材はと…

卵よし

キャベツよし

山芋(自力で森で掘った自然薯)よし

イノシシ型魔物の肉よし

昆布よし

カツオ節……なし。


ちくしょー!!

タネにカツオ出汁がないとか!

出汁の無いお好み焼きなんざ酔っ払いのゲロ焼いたのにも劣るわ!


出汁大事!


食料庫をもぞもぞあさると、干し魚があった。

ここより南には漁町があるので、干してあるものならいくらかあるのだ。


今回はこれで妥協するか。

無いよりマシだろう。


ソースがないのも辛いが……

そのうちデーツみつからんかなぁ。


今回はマヨのみとする。


早速俺は湯を沸かし昆布出汁をとる。


その間に魚の干物を水にin!

ほんとは前日に漬け込みたいところだけどね。


しばし待機。

その間にキャベツをみじん切りにしボールに入れておく。


昆布を沸騰直前にとりだし、先程水にinした魚を水ごと鍋へ。


干し魚の塩分が気になるが、しょっぱくなりすぎない事に期待だな。


数分煮込み、魚をとりだす。

この魚はもっかい干してリリアのおやつかな。


だしは…見た目はちゃんとしてるな…

味は…あごだしに近いかな?

塩分は多少感じるが……。

これならいけそうだ!


さて、キャベツを入れたボールに摩り下ろした自然薯、卵、小麦粉をいれていく。


ちなみにこの卵、養鶏業者があるらしく、比較的安価だ。

卵の栄養価に気がついた先代が始めたらしい。

母さまのパパン有能!


さて、先程のボールにだしをいれて混ぜ混ぜ。

これでタネは完成!


あとはマヨだ。


まず卵の殺菌から。

これは俺のポーションで可能だ。

ボールに殻ごと卵を入れてどばーと尻から出した物(ポーション)を流し込む。


カラカラと混ぜて、別のボールに割っていく。

あ、もちろん白身は取り除いてな。

そこに酢少々(ワインビネガーしかなかったけど)、レモン果汁、塩を入れる。


あとはかき混ぜながら油を少しづつ入れるだけ!


マクベスに手伝ってもらいながらかき混ぜているところに少しづつ油を注いでもらう。


かき混ぜる事数分。


ま、こんなもんかな!


マヨも完成した。


さて、焼いていきますか。


今回は自然薯も入っているのでふんわりと仕上げよう。


暑く熱した鉄板にたねを垂らす。


ジュワー…っと響くいい音。


さて、タネの上にスライスしたイノシシ肉を並べて、ひっくり返す!


何回かひっくり返しながら火の通りをみて…


よし!いい感じ!


鉄板から皿に移してマヨネーズをぬる。


……さて、実食。


ナイフとフォークで上品に切り分け一口。


うむ!やはりソースがないのが痛いが、しっかり出汁が効いててうまい!


マヨネーズもうまくできてるな。


自然薯を入れた事によりふわふわ間もしっかりキープされてる。


お口の中がふわふわだし祭りやー!


カリッと香ばしく焼けた表面と肉、ふわふわしながらもキャベツのシャキシャキ感と出汁の香り漂う中。


うまーい。


ソースがあれば完璧なんだが……。

なんとかしてデーツを見つけたいところだ。


「おう坊主、俺にも一口くれや。」


「もちろん!」


ナイフで一口分を切りだし、フォークでマクベスの口に放り込む。


「……なんだこれ!うまいぞ!?」


そうでしょうそうでしょう。

やっぱ出汁を効かせたお好み焼きは最高だね!

出汁が無かったら食えたもんじゃないからね!


「おいっ!おれの分は……」


当然マクベスは次を要求してくる。

タネとマヨは大量に作ったのだ、問題はない。


「じゃあマクベス、次は自分で焼いてみなよ。」


「おっ、そうだな!教えてくれ!」


「うん!今度はチーズも入れて見よう!最高に合うよ!」


「いれてみるか!」


こうして、昼過ぎにたらふく食べた俺は夕飯が入らず、マクベスは夕飯の支度が遅れ、2人して母さまの説教を受ける羽目になりました。


当然、母さまの分もリリアの分も一から作らされました。

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