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第十二話 涙で甘くしてしまうところだったよ

一週間ほどエリネルト村に滞在した。

市場の材料でケーキもどきを作ってレイナに食べて貰った。

かなり失敗したのになぜかレイナがとても面白がって楽しかった。

冒険者ギルド出張所開設のお手伝いや、周辺の森での採取や魔物討伐をした。

そしてハルデンさんの家にお邪魔した。偶然にも訪れていた村長さんとその息子さんも一緒に昼食になって、俺は懐かしい物を食すことになった。


「今日もいい天気だなあ」

いい天気どころか暑いです。

麦藁帽子姿のハルデンさんに案内されて、村の門を出て道を歩くこと10分ほど。青々と茂るホルス麦畑の中にハルデンさんの家はあった。

木の柵を廻らした中に石組み土台の木造二階建ての建物があり、納屋もある立派な家だ。魔物が出た場合は家の中の地下室に避難するか、時間があれば村に逃げ込む。以前は魔物がよく出て危険だったので、村の中に住んで畑に通っていたそうだ。

「すごい立派なお家です。景色もきれいだ」

お世辞ではなかった。

青空からの強い日差しの下、緑の畑が広がる。

麦の穂が風に揺れて。

遠くには白い雲。

夏って感じだ。

レイナも心地良さそうに髪を揺らしていた。

その横でハルデンさんは家と畑を褒められて照れていたので、もちろん俺はレイナばっかり見てた。


「おや。あれは……エリー村長がいるだよ」

家の前の道に女性が二人と子供が三人ほどいた。一人はエリー村長さん。ということはもう一人の女性はハルデンさんの奥さんか。

こちらに気がついて手を振っていた。

おお、遠め目に見てもけっこう美人だぞ、もちろんレイナにはぜんぜん負けてるけど。

「おーい。リョータさんとレイナさんをお連れしただー!」

「こんにちはー! 冒険者のリョータとレイナですー!」

遠くから手を上げて叫ぶ。

武器を持っている冒険者が荒野などで人と出くわした時は、害意が無い存在であるのを表明するための遠くから声をかけるのが習慣になっているからだ。


「なんの用事だべ。約束はしてねえけんど……そうか、きっとあれを持って来てくれたんだな。ちょどいいだ!」

ハルデンさんは一人うんうんと頷いている。

「あれってなんです?」

家に近づきながらハルデンさんに聞くと、村長さんのところで採れたものを持って来てくれたんだろうと言った。この季節にはとてもいいものなので楽しみにしてくんろ、だそうだ。

冷やしてから出してくれるという。いったいなんだろう。

ここは普通に夏に美味しい桃や梨や西瓜か、あるいは未知の食材か……どぢらにしろ楽しみだぜ。

村長さんはハルデンさんに先日の労をねぎらいに持ってきたそうで、荷物持ちに男の子を連れていた。来客なのに申し訳ないと村長さんはすぐ帰ろうとしたが、せっかくなので皆で食べることとなった。


食事は屋外でバーベキューだ。

虫除けの魔法がかかった布を日差し避けに張った下で、肉や野菜や炭で焼いて食べる。

ご自慢の麦で作られたパンはとても美味しかった。レッドバッファローの肉はぎゅっと噛むと肉汁がじゅわっと出る赤味で、野菜と炒めたものをパンに挟んで食べたりも実に良い。俺とレイナが持参したロコロ鳥の肉も好評だ。

冷えたエールや氷の浮かぶ冷たい水も喉に心地いい。

氷は生活魔法のアイスで作られたものだ。

小さな氷をつくるこの魔法は夏場はかなり重宝する。よし、次に練習する生活魔法はアイスにしよう! 覚えた頃には冬かも知れんけどな。


ご馳走を頂きながら俺はハルデンさん夫妻に自家製パンの作り方などを教えてもらった。

聞けば製作過程に「美味しいパンになあれ」というのがあって、なんじゃそのカレー混ぜながら「美味しくなーれ」って語りかける今時の新婚奥さんでもしないような恥ずかしい愛情表現はと思ったら、酵母とか発酵の魔法のようだ。

やっぱり魔法ってすげーな……

どうりでこの世界のパンがファンタジーものに出てくるかっちかちの固いパンじゃなく、ふわっとして美味しいはずだ。これからはパン屋の主がおっさんだったら躊躇しそうだけども。


醗酵を促す魔法ならば味噌とかもつくれるのだろうか。

これはぜひとも覚えたい。

しかし生活魔法よりも断然難易度が高いそうで、この魔法がちょっとでも使えるとパン屋へ就職がとても有利になるし、上手だと独立してパン屋になれる。女性だと小麦農家には最高の嫁として熱望されるそうだ。ハルデンさん、そんな嫁さんを貰うなんてやるもんだぜ。


村長さんは、レイナが書いてギルド経由で提出された「定期便護衛に関する報告書」がとても解り安く、今後の為に役に立つだろうとお礼を言っていた。

実はそれ纏めたの俺なんですよ! 字が汚いんでレイナに書いてもらったんです! と言えずにいたら、レイナがちゃんと俺作であることを自慢してくれたので、さすが俺の嫁と思った。


美味しい食事を頂き、後片付けを少し手伝った後、俺はお客さんだから寛いでいてくんろと言われて、氷水を飲みながらのんびりさせてもらっている。

ハルデンさんの子供達は男の子と女の子で8歳と7歳の兄妹。大喜びでレイナとおしゃべりをしている。凄腕の剣士でかっこいいお姉さんだもんな。

レイナも子供は好きみたいだ。よし、子供はたくさん作ろう。


「ねえ。お兄さんの得意武器は剣だよね」

そう俺に尋ねてきたのは砂色の髪に愛らしい顔をした少年ビント君だ。十一才で村長さんの次男になる。荷物持ちに連れてこられた男の子だ。

「うん。剣だよ。そんなに得意じゃないけどね」

正直に答える。

「そっかあ。強かったら剣を教えて欲しかったんだよねー」

子供が武器を習いたいなんて言い出すのは俺の常識からすると慣れないことだけど、ここでは普通のことだ。

「まあ、実際強くないからなあ。剣を習い始めたのも遅かったし、レイナは子供の頃からだからかなりの腕前だけど」

「えー。冒険者なのに大丈夫? やっぱ男は強くないと。レイナ姉ちゃんに逃げられちゃうんじゃない?」

可愛らしい顔してけっこう言うなあ。だが、ついこないだまでの俺ならばその心配があったが、結婚を約した俺には効かぬ!

「フッ。青いな坊主、男は剣の腕だけじゃあないんだぜ」

じゃあ何が他にあるのかと言われたら知らん。

「ふーん。美人とふつーの男のひとがくっつくのって、けっこうあるよね。なんでだろう」

そんな失礼なセリフを真面目に言うのが面白くって腹が立たなかった。

そして俺とビント君はふとハルデンさん夫妻の方を同時に見てから視線を戻し、互いにへらっと笑いあった。


「ビント。あなたまたなにか失礼なこと言ってないでしょうね」

エリー村長が近くに来て言った。

なんでわかったんだ。

「やだなあ母さん。村に来てくれた冒険者をちゃんと歓待してるよ。でもハルデンさんを手伝ってくるね! じゃあね!」

彼は素早く退散した。うむ、その逃げ足は冒険者向きかもしれぬ。

「ごめんなさいね。生意気な子で」

「いえいえ、賢くて楽しい子です」

そう褒めると村長さんは嬉しそうだった。

「はーい。エリー村長から頂いた水瓜ですよ」

そう言ってハルデンさん夫妻が、切り分けたそれをトレイの上に載せて持ってきてくれた。

子供達が歓声を上げる。

こ、これがれいのアレだったのか。ごくり。

それは皮は緑で果肉は黄色だけど黒く小さい種が点々と見えている。

そして俺は祈った。

おお、頼むぞ、色違いだが見た目ははまさしくアレだ。

だがここは異世界。同じとは限らない。

どうか願ったとおりの味でありますようにと。


「さあどうぞ、エリー村長さんからの頂き物だ。食べてくんろ」

「ありがとうございます! 村長さんハルデンさん頂きます!」

かじると、しゃくっと音がして果肉に含まれていたたっぷりの水分が口の中に。

おお!

スイカだよ、やった!!!

食べなれたものよりは甘みは薄いけれどこの味はスイカだ。

「美味しいっ! すごい美味しいですっ」

俺は懐かしい味に泣きそうになっていた。

「そう喜んでくれると運んで来た甲斐があるね、母さん」

しゃくしゃくとスイカを食べながら、ビント君が言った。

「ええ。よかったわね」

「村長さんのとこの水瓜がいちばん美味いだなあ」

みんな喜んで食べている。

水瓜というのか。この世界にも似た食材は多々あるから、あってもおかしくないんだろうけど、懐かしい味と出会えた俺は感動に震えていた。

「どうしたのリョータさん?」

レイナが聞いて来るので、俺は元の世界にあったスイカという果物にそっくりなんだと小声で説明した。

「レイナは食べたことあった?」

「ううん。私は始めて食べたわ。とても美味しいわね」

「うん。美味しいだろ。やっぱり夏はコレだよなあ~~」

つい大きな声で言ってしまった。

するとハルデンさんがこっちを見て言った。

「リョータさんは水瓜を食べたことがあっただか」

あ。やばい。

水瓜が珍しい物だったら、今の俺の発言はまずいぞ。

スイカは美味いが拙いぞ、どうしよう。

「そうかあ。リョータさんは水瓜食べたことあっただか」

「えっ、えっと。はい」

いまさらごまかしもきかない。

もし珍しい食材なら冒険料理人の名の下にごまかすしかない!

「リョータさんは冒険者であちこち旅してるもんなあ」

ハルデンさんは笑って言った。

う。そんなあちこち旅してないって、どこで食べたとか聞かれたらどうしよう。

「わたしははじめて食べたわ。美味しい。珍しい食べ物なのですか?」

レイナがさりげなく会話に入ってくれた。

「そうでもねえだよ。ジュラーハ領内の村ではよく作るだよ」

昔から夏に作られているそうだが、外で作ると獣や魔物に食べられてしまうので村の家の中庭で作っているそうだ。割れ易いのでどこかへ出荷することは少なく、ほとんど自家用か近所に配って消費される。

よかった。激レア食材じゃあなかった。

「父さんの生まれた村でも作ってたんだよね。でも、身が赤色だって言ってた。変だよねー」

いやそれ変じゃないからとツッコミ入れたかったが、ビント君は明るく言ってるけど君のお父さんって村を魔物から護って死んだエリー村長の旦那さんだよね。暗い雰囲気になるのかなと思いきや彼は続けて言った。

「ねえ、種飛ばし競争しない?」

空気読んでるのか読んでないのかわからない発言だが、俺はそれに応えた。

「ほーう。種飛ばしの権威であるわしに挑むとはいい度胸だ。種飛ばし……かかってくるがよいぞぉ」

種飛ばしってので、ちらっとレイナの方を見てしまった俺は声が裏返った。

「えー、ケンイってなに? ナニしたらなれるの??」

ぐっ。すまぬ少年よ。詳しくは言えないのだ。

「そんじゃあ皆で競争するべ!」

ハルデンさんがさっと席を立って、スイカを配って回った。

その時俺は、バーベキューに使った調味料がテーブルに置いたままであるのが目に入った。


そして俺は閃いた。

懐かしいスイカ。

ならば、俺がとるべき行動はただ一つ。

「ハルデンさん。これ少し貰いますね!」

「え、そりゃかまわねえけんど。なにするだ?」

そして俺はバーベキューで使っていた塩をスイカに振りかけた。


「何するだー!」

ハルデンさん達は驚いていたが、甘みたっぷりのスイカを食してきた俺としては、この水瓜では甘みが足りなく感じる。

そこで塩だ!

むしろこのスイカなら塩だ!

塩を振ってかぶりつく。

じゅわっと溢れる水分の甘みが、強くなったように感じる。

ああ。これだよこれ。

「レイナ。俺が教わった食べ方は塩をかけるんだ」

「そうなの? はい」

はじめて食べるからかレイナの方が塩をかけることに抵抗が無いようだ。素直に差し出してきたので塩をふった。

「こうすると甘くなるんだよ」

「ほんとうに?」

レイナは不思議そうにスイカを眺める。

「えー。そんな食べ方きいたことないよね、母さん」

ビント君がびっくりした顔でエリー村長に言う。ハルデンさん一家もみんな、何するだーの顔のままだ。

しかし、そこに響く声。

「ほんとだわ。不思議。甘くなったわ!」

レイナが甘いといったのでみんなびっくりしている。

「レイナおねーちゃん、甘いの?」

ハルデンさんの下の子は興味津々のようだ。

「ええ、しょっぱいような、でも、甘いの。ふふ、変ね。でも美味しいわ」

「わたしもする!」

「ぼくも!」

「待つだ! 一家の長としておらが挑戦するだ。さあ、リョータさんぶわっとやってくんろ!」

こうして力の入った宣言のもと、ハルデンさんはスイカに塩を体験することになった。俺は適量の塩を振る。


ハルデンさんはしばらくスイカを凝視していたが、意を決したようにがぶりと一口食べた。

「おおっ、なんでだか甘くなっただ?!」

ハルデンさんが驚きの表情で言った。

「でしょ、でしょ! って、うわあ。待った!」

どっさりと塩を盛ろうするハルデンさんを止めて、少しでいいことを説明する。

その後は皆で塩を振って食べた。


「わっ、なんか変だけど、甘い!」

「あははっ、なんだこれー」

「ふふっ。塩で。なんでかしら」

ハルデンさんの奥さんと子供たちにもなかなか好評のようだ。

エリー村長とビント君は神妙な顔で、しゃくりしゃくりと食べている。


俺は異世界で夏の昼下がりにスイカを食している。

懐かしさに思わず涙という塩気を振ってしまいそうになった。

ああ、これで蚊取り線香と花火と浴衣があれば、隣に美人はいるのだから、我が人生の全ての夏休みにおいて成しえなかった理想の夏が出現するだろうに!


「リョータさん。なんで、甘くなるだ?」

「えっ。あ、それはですね」

俺は少しの塩が甘みを強調するので甘くなったように感じることや、夏場に汗で失われた塩分を補う効果もあるのだと説明した。

塩分補給が大事なのはこの世界でもみんな知っていて、これはいいことを教わったとハルデンさんは大喜びだった。村の皆に伝えていいかと言われたので、喜んで了承した。

「びっくりしただ。塩にこんな使い方があるとはなあ。リョータさんはただの冒険者じゃねえなあ。すごいだ。なあ村長さん」

フッ、油断していたら俺Sugeee来たよ!

ちょっとしょっぱい知識だとは思うけども……

ほら、村長さんも俺を褒め称えてくれてもよくってよ。


ところがエリー村長はスイカを手に俯いたままだった。

「あのう。しょっぱすぎたですか。舌に合わない味なら普通に食べたほうがいいですよ」

村長さんには食べなれた味の方がよかったのかもしれない。来客の俺に合わせて無理に食べなくてもいいのですよと謝った。

「いえ、そうじゃないの。とても美味しいわ」

じゃあどうしたのかな。

「母さん。これ、父さんの水瓜だよね」

父さんの水瓜?

「そう。あの人の水瓜だわ……そうね、塩だったんだわ。知っているような、でもわからなくて不思議な味だと思ったら……そうだったのね」

二人はどうしたんだろう。

俺とレイナが顔を見合わせていると。

「私の夫が一度だけ食べさせてくれた水瓜が、この味だったんです」

そしてエリー村長は旦那さんの話をしてくれた。


旦那さんは小さな畑で初めて水瓜を作ったが、家族からもっと甘いのがいいと不評だった。すると何か思いついたらしく、ちょっと待まってろと家の奥にひっこんだ。そして再び出された水瓜は不思議なことに甘くなっていたという。

どうやって甘くしたのか問うても、どんなもんだい、すごいだろう、これは秘密だと笑って教えてくれなかったという。彼の生まれた村に伝わる秘伝なのだとか言って。

エリーさん曰く。家族が驚くのが楽しくて黙っていたのだろう。今にして思えば、彼の出身地は岩塩が採れる。昔の人が偶然に発見したのでしょう。それを夫は秘伝だと言って。

「その頃はまだ村も小さくて。その年に水瓜を作ったのはうちを含めて数軒だったわ。夫は私達が不思議がるもんだからものすごく得意げで。来年は皆に教えてあげよう、楽しみにしてろって……でも……リョータさんありがとう。懐かしい味に出会えました」

少し微笑んで頭をさげるエリー村長。

その毎年の楽しみはずっと続くはずだったのに途切れてしまったのだ。

「そっかー塩だったんだよね。あはは。うん、なんで気がつかなかったんだろう。ありがとお兄さん!」

ビント君は元気に言った。

「びえ、ぞんなっ。おやぐにだででよがっだでずっ」

俺は村長一家の話で既に涙腺決壊で、レイナがハンカチで拭いてくれていた。

ありがとう。涙でスイカを甘くしてしまうところだったよ。


小さな兄妹はよくわかってないけれど、大人たちがしんみりとしている中、ビント君が立ち上がって宣言した。

「ではみなさん。うちの水瓜の謎がとけたので記念の種飛ばし大会をしようよ! 一等の人には僕が賞品をあげるね!」

それから教えてくれたお兄さんには報酬は何がいいかとか、小さな子にはハンデをつけようとか、飛ばしていい場所はどことかハルデンさん夫妻に聞いているうちに、雰囲気も明るくなっていた。エリー村長も苦笑している。健気なのか天然なのか、どちらにしてもビント君には人を挽き付けて朗らかにする力があるみたいだ。


あ、そういえば。

キノさんがギルド出張所で村人を雇うって言ってたよな。

村長さんの次男ってことはビント君がギルドに来るんだ。

楽しみだなと思いながら、俺は優勝するべくスイカをかじって種を補充した。

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