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#37 二人の戦い

中尾と涼太が事件を追っている中

書類の整理に追われるシンクと獅子神は

獅子神「終わんねぇ。」

シンク「なんでこんなにあるの!」

獅子神「まぁ、轢死との戦いで派手にやらかしてたしなぁ。」

シンク「必死に戦ったのに。」

獅子神「もう昼かぁ、腹減ったなぁ。シンク、飯買いに行ってこい。」

シンク「えぇ、めんどくさいよ。」

獅子神「じゃあ俺が行くかぁ。あぁ、買いに行ってる間は自由だなぁ。サボれるなぁ。よし、じゃあ行ってくるわぁ。」

シンク「待って!獅子神さん。」

獅子神「ん?どした?」

シンク「やっぱり俺が行く!行ってきます!」

獅子神「お?そうか。それは残念だなぁ。じゃあ頼んだ。俺、アンパンと牛乳で。」

シンク「はーい。」

ガチャン!

獅子神「ちょろいなぁ、あいつ。」


コンビニの帰り道

シンク「アンパンと牛乳で合ってるな。待たせると怒られそうだし早く帰ろ。ん?」

シンクの道路を挟んだ向こうに見知った顔がいた

シンク「あれって、獅子神さんの妹さん?さくにゃんだっけ?なんか男の子?と仲良さそうに話してるし邪魔しちゃダメか。しかも早く帰んなきゃだし。いっか!」


シンクが戻ってくる

シンク「獅子神さーん!ただいまぁ!」

獅子神「あ?お疲れぇ。間違えてねぇだろうなぁ。」

シンク「アンパンと牛乳でしょ?」

獅子神「こしあん?つぶあん?」

シンク「しろあん!」

獅子神「上出来。」

シンク「そういえば、戻ってくる途中でさくにゃんを見かけたよ。」

獅子神「さくにゃん?もしかして咲夜のことか?」

シンク「そうそう!獅子神さんの妹さん!」

獅子神「声掛けたのか?」

獅子神は牛乳を飲みながら聞いた

シンク「いや、道路挟んでたし男の人と一緒にいたから。声かけずに戻ってきた。」

獅子神「ぶぅーーー!」

獅子神が牛乳を吹き出す

シンク「獅子神さん!汚いよ!」


場面は中尾と涼太に戻る

中尾「聞かせてもらおうか。お前の身になにがあった。」

加賀「僕は、ホストをしているんですが仕事でアフターを行うことがあるんです。特定のお客を持っておくのも戦略のひとつなのででもとあるお客のアフターのタイミングで独占欲が強い常連さんに出会ってしまって。その際に2人が討論になって。僕は!僕は、止めようとしただけなんです。突き落としたつもりなんて。」

中尾「それじゃあなんですぐ警察に連絡しなかった。」

加賀「全てが終わると思ったんです。今まで積み上げた物が崩れる気がして。それで証拠隠滅しようとして。」

涼太「遺体を埋めることを選んでしまったと。」

加賀「でも、その日から声が聞こえるんです。呪ってやるとかお前が死ぬべきとか今も聞こえるんです!それで怖くなって自首しました。」

中尾「罪の意識はあるんだな?」

加賀「はい。」

中尾「じゃあどこに埋めたのか教えろ。」

加賀「それがなんですが。」

涼太「黙秘権は自分の首を絞める可能性もあります。素直に話した方がご自身のためだと思います。」

加賀「いえ!黙秘する気はありません。嘘もつきません。なので今から言うことを信じてください。」

中尾「なんだ、言ってみろ。」

加賀「奇妙な声が聞こえるようになってから怖くなって遺体を掘り起こしに行ったんです。自首して回収してもらうために。でもそこには何も無かったんです!まるで、その出来事、全てがなかったかのように。」

涼太「遺体が消えた?」

中尾「お前が事件を犯したのは?」

加賀「3日前です。」

中尾「人が白骨化するまでは少なくても夏場で1週間かかるはずだ。妙だな。」

加賀「実はこの話には続きがあって。」

涼太「続き?」

加賀「二人の姿がなかった代わりに遠くでこちらを見ている赤い光があったんです。怖くて必死で逃げてきたんです。」

中尾「なるほどなぁ。」

涼太が腕の時計を見る

涼太「もうすぐ10分です。」

中尾「うん?そうか。」

コンコン

ノックの音が鳴り響く

銀波「失礼します。中尾さん、そろそろいいですか?」

中尾「あぁ、話は聞けた。外で話そう。」

銀波「分かりました。」


涼太と中尾、銀波は部屋の外で話していた

銀波「どうでした?」

中尾「俺ら対策課の管轄かもしれない。1本電話いいか?」

銀波「どうぞ。」

プルルルル!

中尾は獅子神に電話をかける

そして聞いた話を伝えた

獅子神「なるほどなぁ、確かに骸が関係してるかもな。」

中尾「そう思うか。とりあえず、犯人が遺体を埋めたって場所に行ってみる。」

獅子神「気をつけろよ。あ!その場所行く前にあそこよってけ。きっと役に立つから。」

中尾「あそこ?」


電話を終えた中尾が涼太の元に戻ってくる

涼太「どうでした?」

中尾「やっぱり骸関連じゃないかって。」

涼太「なるほど、あの人が言ってた場所向かいますか?」

中尾「あぁ、今すぐ行くぞっと言いたいんだけどな。獅子神が鑑識に寄ってけ中尾!って言ってきやがった。呼び捨てしやがった!」

涼太「鑑識?なんでですか?」

中尾「さぁな行ったらわかるらしいぞ?俺だけで良いらしいから、お前は昼飯でも先に行ってこいよ。」

涼太「分かりました。」

中尾「14時に集合だ!遅れんなよ!」

涼太「分かりました!」


14時30分警察署前にて

中尾「わりぃ遅れた!」

涼太「しっかりしてくださいよ。」

中尾「すまんすまん。じゃあ行くぞ!俺らも獅子神達(あいつら)みたいに!」

涼太「は、はい!」

読んでいただきありがとうございました

誤字等がございましたらよろしくお願いします

ホストは自分なりの解釈ですのでご了承ください。

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