#38 俺らのやり方
中尾と涼太は加賀が死体を埋めたとされる
山に来ていた
中尾「ここが言ってた場所で間違えねぇはずなんだがなぁ。」
涼太「何もいませんねぇ。でも、掘り起こした穴って言うのは多分これですよね。」
中尾「あぁ、多分な。だからこの辺に何かが居るはずなんだな。」
涼太「どうします?ここに来て結構経ちますけど今日は、一旦。うん?中尾さん、どうしたんですか?」
中尾「涼太、あの赤いのって何だ?」
涼太「赤い?」
涼太は中尾の言う方向を向くと同時に
涼太は加賀の言葉を思い出す
加賀「二人の姿がなかった代わりに遠くでこちらを見ている赤い光があったんです。怖くて必死で逃げてきたんです。」
涼太「中尾さん!あれって!」
中尾「あ?」
その瞬間、すごい速度で赤い光が迫ってくる
ドーン!
何本もの木が薙ぎ倒されていく
涼太「危ない!」
中尾「なんだこりゃ!」
骸「ピーリョリョリョ!ザバザバザ!」
中尾「なんか前に見たやつと全然違ぇな。」
涼太「俺が言うのなんなんですけど。慣れないですよね。」
中尾「慣れたくねぇもんだよ。」
骸「ピーリョリョリョ!」
骸が中尾の方に突っ込んでくる
中尾「こっちきやがった!」
涼太「中尾さん!やるしかないか。」
涼太は腰のベルトを外し首元に持ってくる
涼太「ふー、く!なんでだよ!前はできたのに。やっぱ怖い。」
中尾「涼太!何してる!早くしろ!」
涼太「分かってます!分かってますけど。」
涼太はその1歩が踏み出せない
涼太「やれ!お前しかできないんだ!橘 涼太!自分の首を絞めろ!早く!」
骸は涼太の方に向かってくる
涼太「早く!」
バーン!
涼太「中尾さん。」
中尾の放った弾が骸に当たる
骸「ピーリョリョリョ!」
中尾「本当に効くんだな。鑑識ってすげぇ。」
涼太「中尾さん、それって。」
中尾「獅子神に言われて鑑識行ったら渡されたんだよ。骸に対抗できる弾が入ってるらしい。田角さんが作ったんだってよ。あの人すげぇな。」
骸は怒り中尾の元に再び向かう
涼太「やばい!助けてくれた中尾さんがピンチなんだぞ!やれ!やれぇ!!!」
涼太は思いっきり首を絞める
涼太「うぐ!」
中尾「やべぇ!来るな来るな来るな!」
すると骸の動きがピタッと止まる
中尾「止まった?」
よく見ると骸に糸が絡まっている
涼太「お待たせしました、中尾さん。」
中尾「おぉ!それがお前の。」
涼太「はい!縊死の屍人です!こっちに来い!骸!」
涼太はまるで手網を繋いだ馬のように操る
中尾「すげぇ。」
涼太「今です!中尾さん、さっきの弾で倒してください。」
中尾「え!えーと、お前こそ!シンクみてぇにバーン!って倒せよ!」
涼太「シンク先輩みたいにって、あぁ!」
涼太は骸に投げ飛ばされる
その瞬間、骸は中尾の元に向かったが
涼太はそれを察し中尾を自分の元に引き寄せる
中尾「あぁぁぁ!」
涼太「だいじょぶですか!」
中尾「あぁ、それより早くやっつけろよ!」
涼太「無理です。」
中尾「は?なんでだよ。お前、屍人だろ!」
涼太「無理なんですよ!」
中尾「なんでだよ!」
涼太「先輩と俺とじゃ能力も火力も違うんです!先輩は炎で俺は糸ですよ?前は倒せましたけどさっきので確信しました。あの骸、前戦ったやつより硬いです。俺の糸じゃ切れないんです!だから、中尾さんお願いします!」
中尾「お、俺も無理だ。」
涼太「なんで!」
中尾「俺は、昔から銃が当たんねぇんだよ。狙った場所に当たったことなんてほぼねぇ。さっきのは、まぐれだ。」
涼太「そ、そんな。」
骸が2人を探していた
涼太「とりあえず、時間を稼ぎます。」
中尾「涼太!くそ、どうすれば。」
涼太「俺は、シンク先輩のようにはなれない。」
中尾「俺は、獅子神みてぇに指示も出来なければ銃に自信があるわけでもねぇ。」
涼太「俺らは、あの二人のようになることは出来ない。」
中尾「向こうは向こう、こっちはこっちだ!銃の自信とかどうでもいい。当たるかじゃねぇ!当てるんだ!俺が主戦に!」
涼太「俺は当てれるように、相手の動きを止める!援護に!」
涼太の手により骸がどんどん木の間で絡まっていく
そして完全に動きが静止する
涼太「これならどうですか!相棒!」
中尾「絶対に外さねぇ。何発も同じ場所に!撃ち込む!これが!」
涼太「これが!」
涼太・中尾「これが俺らの!殺り方だ!」
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