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#34 最速の失墜

サツキが目を覚ます頃には全ては終わっていた

シンクはサツキの頬を殴り

サツキの体はシンクに届くギリギリの距離にいたが先に届いたのはシンクだった


シンク「ど、うだ!」

サツキ「あ、ありえねぇ。やっぱり天才には勝てねぇ、な。」

バタン!

サツキはそこで倒れ込む

シンク「やっと終わったぁ。」

サツキ「天才はいいよなぁ。俺ら凡人には考えつかねぇことをやってのけやがる。」

シンク「あのさ!さっきから気になってたけど、天才とか凡人とかうるさいぞ!」

サツキ「あぁ?人の話、興味あんのか?」

シンク「澄野は屍人になる前、すごく辛い思いをしたって聞いた。だから、その天才とか凡人とかにこだわるのってお前にとって意味があることなんだろ?話すと楽になるぞ。」

サツキ「そうか、なら遠慮なく。昔さ俺にも親友が居てよ。二人で高めあって二人なら最強になれるって思ってた。けど、あいつはそう思ってなかった。」

シンク「なんでだ?」

サツキ「俺が死んでから様子を見に行ったけど俺が居ない方が楽しそうだった。それ見てなんかモヤッと来ちまったんだ。嫉妬なのか憎しみなんなのか。それで殺しちまった。」

シンク「嫉妬か。お前はその親友が大好きだったんだな。」

サツキ「なんでだよ。」

シンク「獅子神さんが言ってたんだ。嫉妬ていうのは好きだから起きる感情なんだって。」

サツキ「そうか、そんな考えも出来るかぁ。」

シンク「きっと寂しかったと思うよ。」

サツキ「寂しい?誰が?」

シンク「その親友だよ。」

サツキ「…」

シンク「その寂しさを紛らわす為に他に楽しいことを見つけたんだと思う。俺も家族が死んじゃってすごく寂しかったけど、孤児院のみんなも優しかったし先生だって!でもその先生もみんなも死んじゃった。澄野だって。大事な人達を失ってばかりだった。でもそんな俺に、絶対死なないって言ってくれる獅子神さんが居る。頼れる後輩(りょうた)も居たり!今、すごく楽しいよ。見たでしょ?さっきの糸使ってたの!すごかったでしょ!」

サツキ「確かに、お前は楽しそうだな。」

シンク「だから、その親友も失った穴を埋めるために別のもので埋めたんだよ。その埋め方が気に食わなかっただけだろ?」

サツキ「きっと、そうだな。やっぱりお前は強ぇな。悪かったな天才なんて言葉で一括りにしちまって。お前はちゃんと努力してきたって分かるよ。俺に勝ったんだ自信持てよ。ただ気をつけろよ。」

シンク「?」

サツキ「さてと、地獄で罪滅ぼしでもして来るかなぁ。じゃあな!」

シンク「なんだ、急に大声出して。」

サツキ「どっかで見てんだろ?俺先行くわ。じゃ!」

サツキは綻んで消えていった。


それを見ていたのはホウカイだった

ホウカイ「また、1人か。」


獅子神「シンク!やっと見つけたぁ。大丈夫か!」

シンク「ん?獅子神さん!」

獅子神「轢死はどこいった?」

シンクは獅子神にサムズアップをした

シンク「バッチリ!倒した!」

獅子神「ふん、よくやった!」


同時刻、拘置所にて

天理「ふーん。シンクくんは轢死を倒したんだぁ。すごいなぁ。」

?「こんにちは。」

天理「よく入ってこれたね。さすがマジシャンと言ったところかな?ヒュートリア・フリーストーンだったっけ?」

ヒューストン「その名はもう捨てたよ。今は落下死の屍人(ネクロ・イプシス)orヒューストンと呼んでくれ。」

天理「何の用だい?まさか、僕を殺しにでも来た?」

ヒューストン「いえ、1つ尋ねたい事がありまして。」

天理「それは?」

ヒューストン「溺死の屍人の細胞を使い何を企んでいるのかな?」

天理「うーん。シンクくんにサプライズかな?」

読んでいたたきありがとうございました

誤字等ございましたらよろしくお願いします

久しぶりの天理登場です

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