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#28 苦渋の判断

天井から吊るされた縄のせいで命を落とした橘 涼太の前に現れた人間

その人間が涼太を甦らせたのだ

屍人として


獅子神「涼太が屍人に。」

サツキ「あれが、処刑者の能力か。」

処刑者と呼ばれる者「ふ、存分に暴れるが良い。縊死の屍人(ネクロ・ニーマ)よ。」

その言葉と共にその者は姿を消した

涼太「うあああああああああ!」

涼太が叫ぶと体から無数のワイヤーのように鋭い糸が飛び出す

獅子神「これはやべぇ!」

シンク「獅子神さん!仲村さんのところに急いで!」

獅子神「ん?わかった!」

獅子神と気絶した仲村をかばいシンクが糸を焼いている

サツキ「あっぶな!」

トモル「どうする?まだ目的は達成してないぞ。」

サツキ「こんなの想定外だ!逃げるよ!」

シカ「待ってください!」

3人がその場を去ると

涼太は人間の姿に戻り倒れ込む

獅子神「涼太!」

誘井を連れた中尾が駆けつけるが

その有様を見て中尾は絶句した

中尾「な、なにがあった。」


翌日、対策課

徳永課長「そっか、そんなことがあったんだね。」

獅子神「はい、仲村さんはもう関わりたくないと、帰られました。涼太はまだ、目覚めていません。」

中尾「まさか、あの新人も屍人ってやつになっちまうとな。」

獅子神「俺とシンクが会った。涼太を屍人に変えた人物は、涼太を縊死の屍人(ネクロ・ニーマ)と呼んでいた。」

徳永課長「縊死(いし)か。なんだろうね。生きててくれて良かったけど、素直に喜べないこの感じは。」

獅子神「そうですよね。戦いに協力してくれるとありがたいですが。それは、涼太に任せます。」

中尾「おい、獅子神。お前まさか、あの新人に化け物であることを伝えるのか?」

獅子神「当たり前だ。」

中尾「お前!少しは気持ちを考えてやったらどうだ!お前は1度死んでいるとか言われてみろ!誰が、はいそうですかって納得出来る!」

獅子神「だが、自身の状態がどうなっているのかを知らなければ、あいつがどうなるか分からない!いつか必ず!自分が屍人なんだってことを嫌でも受け止めなきゃなんねぇ時が来るんだよ!」

中尾「だがな!」

獅子神「あとお前、屍人のことを化け物と二度と呼ぶな!あいつらも立派な人間だ!屍人の中でも自身が持つ特別な力を振るって無力な人間を守ろうとしてる奴がいることを忘れるな!」

中尾がシンクの方を見る

中尾「わ、わるかったな。」

涼太「みな、さん。すみません心配をかけて。」

獅子神「涼太。もしかして聞いてたか?」

涼太「はい。僕は人間じゃないんですね。」

獅子神「それは、」

涼太「あんまり、慰めないでください。自分が1度死んだことは分かってます。あの時、首に縄がかかった時、母や友達の顔が浮かんで、これが走馬灯なんだなって思いました。でもその記憶が一瞬で真っ黒になって、気づいたら、警察署のベッドにいました。」

獅子神「そうか。お前は、これからどうしたい?申し訳ないが屍人であることは変わらない。だが、戦いから離れることは出来る。どうする?」

涼太「俺は、死ぬってなった時、怖かったです。吊るされてる人間を見て吐きました。この部署ではこんな人間離れした事件を扱うんだって。だからこそ!俺は、俺や仲村さんみたいな人を増やしたくありません!だから、俺、戦います!屍人として!刑事として!」

シンク「おぉ!改めてよろしくね!リョウタッチ!」

涼太「りょうたっち?」

獅子神「ありがとな、涼太。」


その日の夜

アイ「へぇ、それでノコノコ帰ってきたンドって。レンどう思う?」

レン「うん?イキリ巻いて出てった割にはかっこ悪いって思うかしら。」

トモル「なんとでも言えよ。」

サツキ「それでどうなんだよ、ホウカイ!俺らは処刑者と会ったことがない。否、厳密に言えば会ってる時は死んでるから記憶がねぇんだよ!姿は見えなかったが、あの能力。あれは、処刑者なのか?」

ホウカイ「あぁ、間違いない。死んだ人間を屍人に変える能力。処刑者そのものだ。」

ヒューストン「へぇ、処刑者に会ったなんて羨ましいなぁ。私にこの力をくれた恩人。いつかお礼したいねぇ。」

アイ「そういえば、ずっと言おうか迷ってたけど。」

レン「どうしたの?アイ。」

アイ「1人足りなく無いかしら?」


フンフンフ〜ン(鼻歌)

芸能界を引退し普通の生活を満喫していた

獅子神 咲夜

咲夜「はぁー、いい朝だなぁ。」

咲夜は朝ごはんを食べていた

咲夜「あ、これ美味しい。もっと買っとけばよかったかなぁ。」

咲夜はふと、時計に目が入る

咲夜「あ!やば、ゴミ回収来るじゃん!」

バン!

咲夜は家を慌てて飛び出したが

目の前でゴミ回収者が走り去って行った

咲夜「あぁ、行っちゃったぁ。帰るか。」

咲夜はゴミ袋を見つめ呟く

タッタッタッ(足音)

咲夜「はぁ、今日はついてないなぁ。うん?わ!」

咲夜は倒れてる人間を見つけ驚く

咲夜「え?子供?なんでこんな所に。」

シカ「あぁ、すみません。ご飯ください。」

咲夜「へ?」

ぐぅ!

シカのお腹が大きくなる

咲夜「うーん。ほっとけないじゃん!うちおいでよ。」

シカ「あ、ありがとうございます。」

読んでいたたぎありがとうございました

咲夜の元にシカが....

どうなってしまうのか

誤字等がありましたらよろしくお願いします

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