#26 傷の信仰心
シンク、獅子神達は喫茶ノワールにて
話を聞いていた
獅子神「詳しく聞かせてくれますか?仲村さん。」
仲村「はい、私の母はとある宗教にハマってしまって。」
獅子神「宗教?」
仲村「はい。」
中尾「そんなの警察がなにか出来る話じゃないぞ?」
獅子神「たしかにな。それだけだと動きようがない。」
仲村「まぁそれだけなら僕も良かったんです。母が幸せって思ってるなら。でも、母から話を聞くとなにかがおかしいんです。」
獅子神「おかしい?ってどういうことだ?」
仲村「その宗教では久声の儀という儀式があるらしいんです。」
獅子神「久声?ってそんな言葉ないだろ。」
仲村「母によると、1人が選ばれて儀式の間に連れてかれてその人が1番会いたい亡き人と会話をさせてもらえる儀式らしいです。」
獅子神「亡き人と会話?どういうことだ。」
仲村「それで、その間に連れてかれた人は帰ってこなくて。教祖によると儀式を受けた人は卒業したとか何とか言ってるらしいです。」
中尾「なんだよ、卒業って。」
獅子神「話を聞いてる限り現実離れしているが、骸対策課とか謳ってる奴らが現実を語るなって感じだよな。」
涼太「あ、あの卒業ってそのままの意味で宗教を辞めたって意味じゃ?」
獅子神「普通に考えたらそうだが。宗教ってのは、信仰心を大事にする。だからそう簡単に信者を離さないんだよ。」
涼太「じゃあ、卒業ってなんですか?」
獅子神「もし、これが骸関係なら答えは1つ。」
涼太「1つ?」
獅子神「殺されてる。」
涼太・中尾・仲村「!?」
仲村「殺されってじゃあ俺の母さんもいずれは!」
獅子神「まぁ、予想だけじゃ答えは出ない。潜入捜査だな。」
涼太「潜入捜査!」
獅子神「何が起こるか分からねぇから4人で行くぞ。」
中尾「俺と新人も入ってるのか。」
獅子神「あたりめぇだろ!」
仲村「あ、あの!俺も連れてってください!」
涼太「危険ですからやめた方が。」
獅子神「わかった、来い。」
涼太「いいんですか?」
獅子神「ここか?」
仲村「は、はい。母から教えてもらいました。今日、集会があるみたいで。」
獅子神「そうか。」
ガチャ
獅子神達は中に入った
シンク「人いっぱい居るね。」
信者A「あなた達、見ない顔ね。はいこれ、番号。」
獅子神「番号?」
中尾「おい、全員、目がキマってるぞ。」
涼太「こわいですね。」
仲村「母さん、どこにいるんだ。」
獅子神「教祖っぽいやつがいねぇな。ん?あいつらは!」
獅子神はとある人物達を発見する
獅子神「なんで轢死と焼死が居るんだ。ん?あともうひとりの子供は誰だ?」
トモル「気色悪ぃやつしかいねぇな。」
サツキ「トモル、そういうことを言わない方がいいよ。君は飲食店でまずい!って大声で言うの?」
シカ「それはやめた方がいいですよ。」
トモル「言わねぇよ!」
シンク「獅子神さん、あれって。」
獅子神「あぁ、骸関係っていうのは間違いねぇかもな。」
奥から男が現れる
教祖と思われる男「皆様!今日もお集まりありがとうございます。うん?チラホラ新顔が見えますねぇ。それなら、自己紹介からしておきます。私は、ここの代表をしています。誘井と申します。」
獅子神「胡散臭いなぁ。」
誘井「それでは、今日も行いましょう。久声の儀を!」
信者たち「うぉーーー!ありがたや。」
誘井「それでは、皆様。番号は持ちましたか。その中で選ばれし者が声を聞くことができるのです!」
獅子神「そのための番号だったのか。」
誘井「それでは始めます。今日、話できる者は!43番!」
信者たち「また私じゃなかった。」
シンク「うん?あ!俺だ!43番!はーい!」
誘井「新顔の方ですか。運がいいですね。それではこちらにどうぞ。」
トモル「な!サツキ。あいつがなんでここに。」
サツキ「運がいいのやら悪いのやら。」
獅子神「シンク、頼んだぞ。」
シンク「り!」
シンクは奥の部屋に案内される
誘井「それでは、名前をお聞きしようか。」
シンク「シンクって言います。」
誘井「シンクさんですね。それでは、思いを伝えれず悔いを伝えたい相手を想像しこの部屋にお入りください。」
シンクが中に入る
シンク「俺が、話したい人。父さん、母さん。蟻塚さん、孤児院のみんな。澄野。」
誘井「新顔に来られると困るんですよ。」
バタン!
シンクが部屋に入ると同時に扉を閉める誘井
シンク「なんだ!」
誘井「声を準備できないんでね!」
シンク「は!」
シンクは目の前に骸がいる事に気づく
シンク「やっぱりな!」
シンクはライターを自身に点火する
その頃、獅子神達は
涼太「シンクさん、大丈夫ですかね。」
獅子神「シンクを信じるしかねぇ。」
バーーーン!
獅子神「なんだ!」
音のなる方を見ると焼死の屍人に変身したシンクと骸が飛んでくる
誘井「どうなってる。なんだあのガキ!」
トモル「派手にやってんなぁ。」
サツキ「どうする?俺らも混ざる?」
シカ「あ、あの目的を忘れてませんか?」
サツキ「そうだったわ。トモル、暴れるのは後だわ。」
トモル「わかったよ。」
3人はどこかに行き
逃げ惑う信者と獅子神達が残される
骸「キャララララララ!」
仲村「母さん!どこだ!返事してくれ!」
中尾「仲村さん!危険だ。離れましょう。」
仲村「まだ、母さんが見つかってない。巻き込まれでもしたら!」
?「まこと?まことなの?」
仲村「は!母さん!どこだ!え?」
骸「まこと!お母さんはここよ。」
読んでいたたきありがとうございました
誤字等がありましたらよろしくお願いします




