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#14 彼女の秘密

溺死の屍人と遭遇する前

シンクと別れた獅子神はとある場所に向かっていた

天理「やぁ、刑事さん。あの件で来たのかい?」

獅子神「あぁ、澄野 香という少女についてだ。」

天理「もちろん調べておいたよ。彼女は屍人とみて間違いないと思うよ。」

獅子神「やっぱりか、普通に考えて骸が出る学校にシンクが一緒とはいえ付いてくるなんておかしいと思ったんだ。だが、どうしてわかった。」

天理「君は、とある高校で起きた少女3人の殺人未遂事件を知っているかい?」

獅子神「少女3人の殺人未遂?なんだそれ。」

天理「未遂なためニュースにもならず、ネットの情報だけが残っていた。その事件は、とある高校で起きた。当時高校1年生だった女子生徒3人が1人の生徒に殺されかけた話。その少女は3人に虐められていたらしい。そのいじめは基本水責めだったんだって。プールに落とされたり、トイレの水に顔を突っ込まされたりね。」

獅子神「ひでぇな。それは仕返ししても仕方ねぇが、」

天理「ねぇ、僕もそう思うよ。それでその少女は、こんな発言をしていたと噂になった。」

獅子神「なんだ?その発言って。」

天理「それはね。私は殺された、だから仕返ししただけ。だそうだよ」

獅子神「殺されたって言うのが比喩とかじゃねぇなら、そういうことだよな。つまり、」

天理「その虐められていた少女が澄野 香だと僕は考える。でもその殺されそうになった3人は非を認めたらしくてね。その時は、示談で終わって未成年だったこともあってニュースにもならなかった。」

獅子神「でもそんな話、聞いたことも見たこともないぞ?」

天理「まぁ、確信が持てないところもあってね。」

獅子神「なんでだ。」

天理「この話、10年前のことなんだよ。」

獅子神「10年前!?じゃあ、その少女は澄野 香とは、関係ねぇだろ!当時高1なら今、26だろ?澄野 香は今、高2だぞ!」

天理「まぁ落ち着きたまえ、そこで僕は仮説を立てた。屍人は歳をとらないんじゃないかって死んだ歳で成長が止まるとか?」

獅子神「んなわけねぇだろ。シンクが屍人になったのは12年前、当時6歳で今18だぞ?しっかい成長してる。」

天理「だから、どちらかが”特別”なんじゃないかって思ったんだけど。どうだろう?」

獅子神「どっちにしろ、澄野 香が屍人かもしれねぇって可能性が1%でも高くなったんならシンクの所に行かない手はねぇ。俺は急ぐ、じゃあな!」

天理「待ちたまえ!これの報酬を先に伝えておきたい。」

獅子神「ちっ!手短に頼む!」

天理「それは...」


そして現在に戻る

シンク「すみ、の?」

獅子神「彼女が溺死の屍人(ネクロ・ネロ)で確定か。」

シンク「なんで!なんでだよ!」

澄野「君を殺すために隠してたの、ごめんね。」

獅子神「シンク!戦え!」

シンク「出来ないよ!」

獅子神「シンク!頼む!お前がやらないと犠牲者が増えちまう!」

シンク「でも!」

獅子神「なんのために東限先輩に訓練を受けたんだ!屍人に勝つためだろ?お前が強くなるために!」

シンク「でも、澄野は友達で、」

獅子神「シンク!」

澄野が2人に近づいてくる

澄野「シンクくん、君はお人好しだね。そういう所が好きだったよ。」

シンク「!」

獅子神「シンク!どけ!」

獅子神がシンクを突き飛ばすと澄野が獅子神に突っ込んできた

獅子神「ぐあ!」

獅子神が飛ばされる

シンク「獅子神さん!」

澄野「シンクくんは私より獅子神さんを心配するんだね」

獅子神「シ、ンク。」

シンク「うあああああああ!」

シンクが泣きながら自身を燃やす

澄野「良かった。君(シンクくん)も私と一緒なんだね。」

シンク「うああああ!」

シンクがぐちゃぐちゃな感情のまま澄野に

突っ込む

澄野「そういう、無茶をするところかっこよくて好きだけど、でも無謀すぎるよ。火が水に勝てるわけないのに。」

バーン!ジュー!

シンクが火の玉を放つが全て打ち消される

獅子神「あぁ、」

獅子神が気絶しそうな目を起こし2人の戦いを見る

澄野「ごめんね、シンクくん。」

澄野水を貯め始め一方向のレーザーのように放った

シンク「うああああああ!!」

澄野「またね、シンクくん。」

澄野はシンクと獅子神にはトドメを刺さず

どこかに消えた


獅子神が呼んでいた救急隊に処置され

2人は2日後には目を覚ましていた


対策課にて

徳永課長「2人とも元気になってよかったよ」

獅子神「すみません、心配かけまして。」

シンク「澄野。」

獅子神「こら!シンク。お前も謝れ!」

獅子神がシンクの頭も下ろす

獅子神「この2日間、骸の情報や屍人の情報はありましたか?」

徳永課長「いや、なかったよ。不自然なぐらいだよ。」

獅子神「そうですか。」

シンク「...」

獅子神「シンク。俺、お前に謝ろうとずっと思ってたんだ。」

シンク「え、なんで。」

獅子神「溺死の屍人いや、澄野さんと遭遇した時、俺はお前に殺すことを強制した。でも友達を殺すのは、つれぇよな。」

シンク「うん。」

獅子神「俺は、お前みたいな屍人がいるのは知ってる。誰も殺さず人のために戦ってくれる心優しい屍人が。彼女がそうかは分からないけど、これから変えることだってできるかもしれねぇ。」

シンク「それって。」

獅子神「澄野 香さんを俺らで助けるぞ!」

シンク「...ありがt!」

獅子神「おい!そうじゃねぇだろ。お前らしくない!いつも通りでこい!澄野 香さんを助けるぞ!」

シンク「り!」

呼んでいただきありがとうございました

誤字等がありましたらよろしくお願いします

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