#13 人魚の恋文
シンクと澄野は警察に連れてかれ事情聴取を受けることになった
中尾「だいたいわかった。お前は、いつも通り例の化け物の調査していた時にロッカーの中にいた被害者を見つけたと。」
中尾は澄野からも話を聞きたかったが話せる状態じゃないことを察し、聞くのをやめた
中尾「じゃあ、お前ら今日は帰れ。」
シンクと澄野は警察から出てくる
シンク「澄野、送ってく?」
澄野「お願いしてもいい?私、怖くて。」
シンク「もちろん。」
獅子神「シンク!お前大丈夫か?」
シンク「ん?あっ!獅子神さん!」
澄野「獅子神さん?この方がシンクくんの。」
澄野は震えた声でなんとか声を出す
獅子神「シンク、この娘が骸の情報をくれた子か?」
シンク「そう。今日はいつものパトロールに付いてきちゃって、そしたらこんなことに。」
獅子神「付いてきた、か。まぁシンク、その娘を安全に送り届けろよ。俺は行くところがあるから。」
シンク「り!」
獅子神「澄野さん、今回のことは気の毒です。必ず犯人を捕まえますので。」
澄野「お願いします。」
シンクは澄野を家まで送り届けた
澄野「シンクくん。そういえば連絡先交換してなかったよね。今いい?」
シンク「いいけど。」
澄野「良かった。一人でいるの怖くて電話とか出来たら安心できるから、ありがとう。」
シンク「じゃあね。いつでも呼んでね!」
シンクと澄野のふたりは家に帰った
翌日
シンク「あんなことがあっても普通に学校はあるんだなぁ。」
女子生徒A「ねぇ、さっき先生たちが話してるの聞いたんだけど。昨日の夜、2組の八並さん、死んだんだって。」
女子生徒B「え、うそ、ほんとに?」
女子生徒「今日、八並さんと仲良かった澄野さんも休みだし、マジっぽくない?」
シンク「澄野。」
放課後
シンクの携帯が鳴る
プルルルル!
シンク「ん?澄野からだ。」
ピッ!
シンク「もしもし?澄野、大丈夫か?」
澄野「うん、今日は休んでごめんね。やっぱり怖くて行けなかった。」
シンク「大丈夫。」
澄野「シンクくん、これから会える?会いたいの。」
シンク「いいよ!どこに行けばいい?」
澄野「常盤橋に来て。」
シンク「ときわばし?わかった。調べて向かうから待ってて。」
シンクが校門から出ようとすると獅子神が待っていた。
獅子神「シンク、お疲れさん。」
シンク「獅子神さん。どうしたの?」
獅子神「昨日の子はどうだ?」
シンク「今日は、学校休んでた。」
獅子神「まぁ、当然か。これからどっか行くのか?」
シンク「澄野に呼ばれてて、ときわばし?ってところに行く。」
獅子神「常盤橋?うーん、なんか怪しいな。シンク、行くな。」
シンク「なんでだよ!澄野が待ってるんだ。」
獅子神「なんか違和感があるんだ。冴子さんの一件から感じた違和感には注意するようにしてんだ。なにかを感じる。刑事の勘ってやつだ!」
シンク「獅子神さんがなんて言おうと俺は行く!獅子神さんなんて知らない!」
獅子神「あっ!シンク!先にあそこ行くか。」
シンクは常盤橋に着くとそこには澄野がいた
澄野「来てくれたんだ。嬉しい。」
シンク「澄野はなんかほっとけないって言うか。何かわからないけどほっとけない!」
澄野「同じこと言ってるよ?」
シンク「そのくらい思ってるってこと。」
澄野「なんだか嬉しいなぁ。」
シンク「なんでここに呼んだの?」
澄野「私さ、悩むことがあったらここで風にあたるの。そしたら清々しくなるから。でもダメだね、ここに来ても晴れないや。」
シンク「そっか。」
澄野「だから考えたの私、人魚姫になる。」
シンク「え?」
澄野「私が話した人魚姫、覚えてる?」
シンク「うん!」
澄野「私、泡になるの。そしたら全部忘れられるから。」
シンク「ごめん、俺バカだからわかんないけど水に入っても泡にはなれないと思うよ?」
澄野「なれるよ。」
シンク「なれないよ!」
澄野「じゃあ、一緒に試してみる?」
シンク「あっ!」
澄野はシンクの背中を押し共に橋から落ちる
ザッパーーン!
タッタッタッタ!(走る音)
獅子神「シンク!くそ、遅かったか!」
獅子神が周りを見渡すとシンクが川から這い上がってるのが見えた
獅子神「シンク!」
シンク「あぁ。」
獅子神「シンク、大丈夫か!」
シンク「はっ!澄野は?澄野!」
シンクが見回すと澄野が川に浮かんでるのが見える
シンク「澄野!」
獅子神「シンク、よせ!彼女は!」
澄野の体が段々と腐っていき水に溶けていく
すると先程とは別の形を形成する
シンク「すみ、の?」
獅子神「溺死の屍人。それが彼女の正体だ。」
読んでいただきありがとうございました
まさか、澄野が...




