今さらだけど「青函連絡船」って分かりますか?
昭和生まれとなれば、時代が変わって価値観が変わってという話、結構たくさんあります。
私ら世代で『銀河鉄道999』と言えば、知らない人はちょっと居ないと思いますが、どうやらこの作品、新規の読者をつかまえるのが少々難しいらしい。
続編もありますが、元々の『銀河鉄道999』は、主人公の少年が「機械の体を無料でくれる星」まで連れて行ってくれる999号に乗るという所から始まります。
その動機付けとして使われたのが、「母の死」であり「母の遺言」でした。
当時の話で、「機械の体=永遠の命」という前提で以て扱われていたのですが、今どきの子供たちには理解出来ないらしい。
今考えると、当時の読者は「死なない」という事に価値を見出していたみたいなのです。
だから、主人公の行動に共感が出来る。
ところが、現代日本に生きる人たちは「無料より怖いものはない」と考えるらしい。
なるほど、昭和の日本に「社畜」なんて概念は無かった。
「無料で提供される死なない体」で、機械化惑星で「死ぬまで働かされる」と、素直に連想するのだそうです。
そんなことの為に、青春を燃やす主人公が理解出来なかったのだと。
ジェネレーションギャップですね、時代も変わりました。
いえ、作者の松本零士さんと申しますか、あれくらいの方たち、そしてその作品のリアルタイムな読者であった人々の世代というのは、戦争の影響があったらしいのです。
今ではそう思います。
だから、死というものを忌避するし、「死なない」という事に価値を感じたらしいのです。
逆に、平成、令和と時代が進むに連れて、「どう生きるか」「どうやって人生を楽しむか」という事を考える世代に成って行ったらしい。
だから、『銀河鉄道999』が理解出来ない。
違う感想を持つ。
なるほど、世の中変わる訳です。




