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ゲームからスタートする異世界冒険譚  作者: リノエ


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神座闘争 19

 その動きに合わせ、参謀とサリフの二人も構える。


 サリフは右手に魔力を集中させ、形を剣へと変化させると、具現化させる。


 沈黙が、その場を支配する。


 …。


 ……。


 「再現魔法〈ダインスレイブ〉!」


 先に動き出したのはローブの男であった。彼の手にはいつの間にか剣があり、その剣で右から左へと思いっきり斬りかかる。


 それに対し、サリフが前へ飛び出し、下から上へと剣を斬り上げ、攻撃を弾いて見せる。


 ローブの男は弾かれた時の威力を完全に殺すことが出来ず、そのまま態勢を崩すが、腰をひねり、右足を中心に一回転し、上手く態勢を立て直すと同時に再び攻撃をする。


 サリフはその攻撃を簡単に防ぎ、そのまま鍔迫り合いになる。


 「魔王様の武器に再現……でも、威力からして再現は完璧じゃないみたいね。やっぱりアンタ程度じゃあ、頑張ってもこれぐらいか」


 「ふん、どうとでも言いやがれ!」


 刃を交えながら、言い合う二人。


 その間にヴァルロットは足に魔力を込め、思いっきり飛び上がり、先へ強引に進もうとする。


 「させるか!!」


 参謀もヴァルロットを妨害しようと出てくるのだが、戦闘要員ではない彼がヴァルロットに敵うはずが無く、簡単に吹っ飛ばされ、そのまま地上へと落下していく。


 「ふざけるなよ!?お前頑張ってヴァルロットと戦うって言ってたよなぁ!!」


 サリフはいなくなった参謀に文句を言いながらも、ヴァルロットを行かせるわけにもいかないので、大きく飛び下がり、ヴァルロットの前へと移動し、攻撃する。


 だが、その動きに合わせ、ローブの男も瞬時に移動し、攻撃をはじく。


 「早く行け。サリフは俺が引き留めておく!!」


 「分かった……死ぬなよ…なんてありきたりな言葉は言わない。逆に死んでもソイツを留めさせとけよ!」


 そう言って、最後になるかもしれない言葉を送って、坂を駆けていく。


 「全く、ヴァルロットの野郎……。まぁ、奴らしい言葉だな」


 ローブの男はさらに魔力を肉体で覆い、それを鎧へと具現化させる。


 「魔王様の完全武装を再現させるとはね……」


 「ふん、これまで魔王軍右将(うしょう)として魔王様の隣でずっと戦ってきたんだ。あの方の完全再現とはいかないが……お前を相手するには充分なレベルではあるだろうよ」


 「私を倒せる……?よく言うわね。多分、魔力切れになってアンタが負ける未来しか見えないわ!」


 サリフは魔力を剣に溜め込みながら、高く持ち上げ、一気に振り下ろすと同時に魔力を放出させる。それに対し、ローブの男も魔力を纏わせた剣でその攻撃を受け流す。


 「かなりの威力はあるが、この程度じゃあ俺には届かないな」


 (かなりの魔力量を込めて放った一撃なんだけどな。最高出力じゃあなかったけど、ちょっと残念。でも、受け止めずに、受け流したっていうことは、直撃していればそれなりのダメージが入った可能性があったから……。と考えれば、勝機が無いってわけじゃなさそうね)


 サリフは魔力を用いて、自身を中心に巨大な魔法陣を描きこむ。


 「さて、さっきの一撃で小手調べは終わり。今から本気で行くわよ!神級魔法〈ヘレティックスウォーム〉!」


 魔法陣が動き出す。中の図形がまるで機械の歯車のように、回り出す。すると、その瞬間、視界に大きな亀裂が入る。そして、その亀裂はどんどんローブの男へ向かって大きく広がっていく。


 「空間ごと斬りこむ魔法か……。アカシックレコードから失われた神話から持ち出した魔法科?まぁ、良い。どちらにせよ、面白い!!最上級魔法〈神殺しの一撃〉!」


 大きく剣を天へと掲げる。すると、黒く、禍々しい魔力が剣へと集中する。そして、降り下げた瞬間、まるで巨大なレーザービームのように放出される。


 巨大な亀裂と、禍々しい魔力が、激しくぶつかる!

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