忘れもの
本当にお久しぶりです!!いや、とうとう更新しない月ができてしまいました。もう存在を忘れられている頃か・・・(-_-;)。
男は言った。「舞台の幕開け」だと。「キャストは続々集まる」と・・・_____。
(もしかしたら、キャストの中に闇が・・・?いや、考えすぎかなぁ)
「影さん。九炎サマの相手はどうぞこの私に」
唐突に暗が声をあげた。
(へぇ、あいつは影っていうのカ )
「あぁ」
影が承諾すると、暗がゆっくりと降りてきた。すると、ふと妖艶な笑みを浮かべた。
「では、頂きますか」
「こっちの台詞だよ。後で後悔してもしらないヨ」
九炎は両手に炎を灯し、拳と共に、暗にくらわせた。しかし、暗は焦るでもなく、分かりきったようにひらりとかわした。
ムカッ・・・・・・・
九炎は、暗のその態度にムカッとしたのと・・・、何か、自分の奥底にある、得体の知れないものを感じとった事についても 不満を感じた。
「フー、いけない、いけない」
九炎は頭をブンブン振り、気持ちを切り替えた。・・・つもりだった。
「ねぇ九炎サマは、やはり・・・私と初めて会った時のこと、覚えていませんか?」
暗が首を傾げると、差し出した掌から黒い影のようなものが飛び出した。
「初めて会った・・・?」
九炎はそれを炎と共に、躊躇無く、なぎはらう。
(そういえば・・・)
_____「酷いですね。これでも前に一度、御会いしたことがあるんですよ?」
_____「忘れちゃったんですか?」
九炎のなかでの暗と初めて会った時の記憶がよみがえる。九炎が暗と初めて会ったのは、間違いなくあの狐の通り道で、これは嘘偽りの無い事実だ。しかし、どうやら暗はこの事を言っているわけではないようだ。出会ったときから何回も執拗に、わざとらしーく、まるで九炎をからかうかのように尋ねてくるが、どうにも嘘には思えない。しかし、心当たりもない。こんなに釈然とせず、矛盾した話があっていいものか。
「ふふふ、九炎サマをからかうのって楽しいですね」
「え」
つい、声が漏れてしまった。
(ホントに嘘でからかってたの!?)
あんなに考えていたのに、虚を衝かれた九炎。暗は笑いながら続ける。
「でもまぁーその記憶・・・・・ふふふふふ
私が食べちゃったんですけどね」
「!?」
告げられた衝撃の真実。なんと、暗が言っていたことは本当だった。
「でも、あんな一大事を素直に忘れてしまうのもどうカト。それに、"あの子"関係の事とも全て忘れてしまってるようですし」
次回は、近いうちに更新したいです。私の意志が揺らがなければ・・・!




