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雪火桜  作者: 猫乃
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狐の通り道

いやー・・・こういうのをすっぽかしたって言うんだろうな・・・。最近始めた頃よりペースダウンして一週間に一回程度で投稿していたのが、二週間になってしまった。しかも遅い割りに、いつもと量が変わらないんですー!!

(!!・・・私ったら・・・・いけない。雪を操る者として、けがれがあってはいけないのに・・・)


雪は純白の白。


白はけがれの無い色。


吹雪の家では、昔から、白はけがれの無い色。その純白の雪を操る者として、心にけがれが有ってはいけないと教えられてきた。

「吹雪様、着きました」

「!?」

吹雪の目の前にあったのは、小さな狐の石像だった。切れ長の目から、にっこり微笑んでいるように見える。御地蔵さんのように、赤い布を首にかけ、行儀良く、ちんまりと座っている。

「狐?・・・・」

「はい。氷妖山へ行くには、此方の狐の石像を誠に恐縮ですが・・・・・・

撫でさせて頂くのです」

「撫でる!?」

見当違いな言葉に、吹雪はつい、素っ頓狂な声を上げてしまった。

「やって見て下さい」

「えぇ・・・・うん」

我ながら、狐の石像を撫でるなんて、バカバカしいとは思ったが、雪子の言ったとおりに撫でてみた。

石特有のひんやりした感触が、堪らなく気持ちいい。癒される。

「!?わ」

突然・・・本当に突然狐の石像の右の方に、ボッボッと宙に火が現れた。鬼火だろうか?狐火かもしれない。大分だいぶ小さ目の火が、アーチの形を造りだした。

「わぁ・・・・綺麗」

吹雪の美しい青色の瞳が、火の光を受け更にきらきら光り、言うならばサファイアの様に美しい。

「えぇ、この門・・・九炎様は『狐の通り道』と呼んでおられました。此方を通ると、氷妖山の中腹あたりに移動することが出来ます」

「不思議ね」

狐火で出来た門は、まわりを狐火が縁取っているだけで、普通にあやかしの世界の普通の光景が望めた。おまけにこの門があるのは、ちょっとした・・・否、結構高い崖の上。普通の人間やら、動物が通れば、真っ逆さまに落っこちて即死だ。

(でも失礼だけど、狐は化かすのが得意なのよね)

其れにいざとなれば、飛べば良いではないか!!そう思い腹をくくった。

「では参りましょう」

「えぇ・・・そうね。そうよ・・・」

吹雪は意味不明なことを呟きながら、雪子に手を引かれ、狐の通り道へ入った。


どうだったでしょうか?どんどん投稿スピードが遅くなるかもしれませんが、完結させたいですねー。次回は岩大・如水・風神・目線で。

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