ちょっとした旅立ち
お久しぶりです。今回も短いです。
如水は痺れをきらし、此れを終わらせようとした。
「皆で行きゃー良いじゃねーか」
このまま静かでは困るので、如水は風神に目で助けを求めた。
「そうだ。如水の言うとお―――――」
「「ダメ」」
ハモった。
「・・・・・なんでだよぉ」
「理由は?」
「此方にも色々あるのだ」
「言いたくないね」
「ぐぅ・・・・」
「面倒くさいぞ」
「フンッ。ならサッサと行かせてもらうよ」
「ちょ・・・」
「おい、待て!!」
九炎は煙とともに姿を消した。
「くそっ」
「何なんだ?さっきから」
「追いかけるか?」
「ああ」
一方、吹雪のお屋敷では・・・
「あいたたたたた・・・・・」
清白が腰を痛めていた。
「お父様大丈夫?」
吹雪は清白の顔を覗き込む。
「っああ。しかしまいったな、遠征のこと・・・・。岩大達に任せているが・・・」
「じゃあ私も行くわ」
「何!?っあぁ・・・・」
驚いた清白は反射的に起き上がり、更に腰を痛めた。
「一族の者がこうして元気なのに、行かないのは失礼だわ。それに、お父様に私の力をお見せする良い機会だわ!」
「しかし・・・・あ、いてっ!は・・・・闇だぞぅぅぅ・・・」
「大丈夫よ、問題ないわ。安心して、私強いのよ?闇なんか一気に凍らして、粉々に砕いてやるわ」
吹雪は随分と勝気である。とそこへ
「あら良いじゃないの」
と吹雪の母、小雪が入ってきた。噂どおりとても美人だ。白い肌は透き通っていて、雪の様に触ると解けてしまいそうだ。優しい眼差しで二人を見つめている。
「お母様・・・!!」
「ふふ」
「小雪・・・」
「あなたは心配性過ぎなのよ。ふふ」
母、小雪は父と違って吹雪にとても協力的である。
「ね。じゃあ行ってきまーす」
「おい!!だっ・・・・」
「あなた大丈夫?」
清白に小雪が寄り添う。
「吹雪ー・・・せめて・・・お供を・・・うっ」
「お供?なら雪子!」
「はい!!」
吹雪が呼ぶと、今まで盗み聞きをしていたのかと思うほど素早く、かつ丁寧に襖が開き、雪子が現れた。
「あなた?もう此れでいいわよね?」
清白は肩を落とし、観念した。
「勝手にしろ・・・」
「ようしっ!行くわよ雪子!」
「はい。何処までもお供いたします」
「大丈夫・・・なのか?」
「えぇ、大丈夫ですよ」
どうでしたか?小雪はふふと笑っているのに、清白はそれどころじゃないみたいですね。




