表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/72

破魔矢と鬼八


――左翼


「……そこか」


サクラの目が細まる。


踏み込み。


重心。


わずかに浮く踵。


「見つけたり」


顔を上げる。


「ピオニー」


短く、呼ぶ。


――返事はない。


だが。


ヒュンッ


すでに矢は放たれている。


一本目。


白い軌跡。


ズドッ!!


踵に突き刺さる。


鬼特攻を持つ矢の一つ


【破魔矢】


その瞬間――


ビキッ


見えない“何か”が砕ける。


「今でありんす――」


踏み込む、より早く。


二本目が来る。


ゴッ――!!


音が違う。


空気を押し潰すような、重い一撃。


黒い矢。


【鬼八】。


ズガァッ!!


胸部に直撃。


皮膚が――貫かれる。


「ガ……ッ!?」


今まで通らなかったはずの肉体が、裂ける。


「遅いでありんす」


その隙に。


サクラが滑り込む。


ズバァッ!!


童子切。


一閃。


今度は、止まる。


完全に。


ドサァ……


巨体が崩れ落ちた。


「……見事でありんす」


わずかに視線を上げる。


ピオニーの方へ。


――すでに、次の矢が番えられている。


「手順が分かれば――簡単ね」


ヒュンッ


ズドッ!!


ビキッ


ゴッ!!


ズガァッ!!


ズバァッ!!


同じ流れが、繰り返される。


「踵だ!!」


「先に矢を当てろ!!」


「その後に叩け!!」


戦場に、攻略が広がる。


絶望が――崩れる。


――アイリス側


「ははっ♡」


笑う。


「最初からそうしなさいよ」


破魔矢が刺さる。


その瞬間。


ドゴォン!!


叩き潰す。


「解除されたら――」


グシャッ!!


「柔らかいじゃない♡」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ