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我が子の為に稼ぎます


 食べる量が減ったとはいえ――

 それでも人の何倍も食べるトロちゃん。


 このままでは、あっという間に借金まみれだ。


 というわけで。


 俺たちは再び森へとやってきていた。


 今回は学院から馬車を借りてきている。

 本気で稼ぐつもりだ。


 ――なお。


 その馬車を引いているのはトロちゃんである。


「アリス! 今回も頼むぜ!」


「レオン君って、森に来るとキャラ変わるよね」


「違うよアリス。レオンはお金に必死なだけ」


「やめろ。その言い方は色々刺さる」


 ……いや、実際その通りなんだけど。


 トロちゃん関連の出費が、ほぼ全部俺に来てる現状には――


 正直、納得いってない。





 ――まだ、浅い層のはずだが。


「……なんかさ」


「モンスター、多すぎじゃね?」


 レオンは、トロちゃんが築いた“戦果の山”を見て、思わず呟いた。


 積み上げられた死体。

 軽く見積もっても、通常の数倍はある。


「トロちゃんが強くなって、狩りのペースが上がってるのもあるけど……」


今回、俺はほぼ何もしてない。


「それにしても、これは異常だよね」


 アリスの声も、わずかに真面目になる。


「でも、いいんじゃない?」


「目標の量はもう集まったし」


 ミリアだけは、いつも通り軽い調子だった。


「……いや、そういう問題じゃねぇだろ」


 レオンは眉をひそめる。


トロちゃんと出会った時もおかしかった。


「そもそもトロールってこの辺に出るもんじゃないよな。」


 そして今日は――


 中層にすら入っていない。


 それなのに、この異常な数。


 まるで――


 “何か”に押し出されてきているみたいだ。


「……一応、ギルドに報告しとくか」




最近読んでくれた人の評価が気になり始めました。良かっかたら感想下さい。メンタル強くないのでお手柔らかにお願いします。

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